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まさか自分以外に阿良々木暦に対して文房具であれする女子が登場しようとは…と戦場ヶ原ひたぎさんはご立腹でした - アニメ『終物語』2話「そだちリドル 其の壹」の感想

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毎週土曜日00:00(金曜深夜24:00)より、TOKYO MXにてアニメ『終物語』が放送されています。

 

www.monogatari-series.com

 

以下、ネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2015年10月11日の放送は第2話「そだちリドル 其の壹」でした。 今回から30分のようです。リドル (Riddle) は謎の意味。

 

 

イントロダクション

高校三年の十月、阿良々木暦は神原駿河から、転向してきた一年生、忍野扇を紹介される。
暦に相談があるという扇。直江津高校の図面を作成したところ不思議なことがあると言い出した。
それをきっかけに、暦の高校生活を決定付けた、このまま語られるはずのなかった物語が明らかになる……。
これは、阿良々木暦が「何」でできているかを知る物語。これは、すべての「始まり」を知る物語。

 

公式Webサイトのイントロダクションから抜粋しました。

  

 

2話「そだちリドル 其の壹」

主人公の阿良々木暦を心底嫌っていて、2年前のある出来事(終物語1話)をきっかけにして高校に登校しなくなった老倉育(おいくら・そだち)が、当時の担任教師である鉄条径(てつじょう・こみち)の産休と入れ替わりで登校してきたところからです。

2年経ってもなお、老倉さんは阿良々木くんを嫌っています。今回は阿良々木くんから声をかけていましたけど、仲直りできるはずもなく「嫌い!嫌い!嫌い!……」と声を荒げる老倉さん。それを制しようと方に手をかけた阿良々木くんに対して、彼女はシャーペン?を突き刺しました。阿良々木くんの手の甲に。

それを見てしまったのは戦場ヶ原ひたぎでした。阿良々木くんの彼女です。止めようとする羽川翼を引きずりながら老倉さんの目の前に立ったガハラさんは、「文房具で阿良々木くんを刺して良いのは私だけ」と意味不明な供述を繰り返しており……。これは化物語の1話でしたっけ? 2話かもしれませんが、そちらをご覧になっていただければと思います。これはまぁ、かつてまだ阿良々木くんとガハラさんが付き合っていなかった頃に2人の間で今回と似たような出来事があって、その再現みたいな状況になっており、それをガハラさんが目撃したことで飛び出たセリフでした。

その後幾つかの言葉のドッヂボールが繰り返された後、老倉さんからガハラさんにビンタが飛び出し、その報復としてガハラさんからグーパンが飛んで、老倉さんはノックアウトしていました。やり過ぎたと感じたのでしょうか、その後にガハラさんは自発的に気を失っていましたが……ってそんな便利(?)なことができるのですか、ガハラさんは。いや気を失っていたフリをしたということですかね。

その後、阿良々木くんと忍野扇とで過去、これは阿良々木くんの記憶の中の出来事なのでしょうか、2人でかつて阿良々木くんが通っていた中学校の昇降口の下駄箱や、阿良々木くんが中学校の頃に足繁く通っていたある廃屋になっていた洋館に出向いて、阿良々木くんの過去をほじくり出す作業になっています。

正直申し上げて、阿良々木くんと扇ちゃんの会話は何が何だかさっぱり理解できなかったです。あれは阿良々木くんの記憶・頭の中のことなのか、現実のものなのか、それすらわかりません。記事を書いた後もう一度見返しましょう。

でも観ていて強く感じたことは、阿良々木くんの下駄箱に入っていたラブレター的な「モンティ・ホール問題」も、廃墟の洋館も、老倉さんに大きく関わるものなのだろうということです。阿良々木くんと老倉さんは中学校時代、いやもっと遡って小学校や幼稚園時代からかもしれませんが、知り合い以上の関係だったのでしょうね。

おそらく当時の老倉さんは阿良々木くんのことが好きだったのでしょうし、今も嫌いどころか好きかもしれません。それなのに阿良々木くんは自分のことを全く覚えていないことに失望し、それが憎悪となって発露しているのではないかと思えます。

それと、可能性として老倉さんは、成長過程で見た目が大きく変わっていることも考えられます。例えば幼いころは眼鏡をかけていたり、ボーイッシュな髪型や服装をしていたりして、別人なくらいに見えるのかも。「女の子と待ち合わせをしていた」と言っていたので、阿良々木くんが当時の老倉さんを男性だと思っていたことはないみたいですけど。

または、老倉さんはいつのタイミングかはわかりませんけど、両親が離婚をして苗字が変わってしまっている可能性も考えられます。高校で再開した時には、○○姓から老倉姓に変わっていて、しばらく見ない間に外見も大きく変わっていたのではないでしょうか。同一人物とは分からないくらいに。

そんなことは関係なしに、阿良々木くんが老倉さんのことを綺麗さっぱり忘れてしまっている可能性もなくはないでしょうけれども……でも全く覚えていないというのも考えづらい気がしますから、怪異が絡んでいるでしょうか。ヴァンパイアの眷属になったことで記憶が失われたとか?

昔から知った存在であろうことの示唆は色々と登場していましたが、その一つは冒頭の阿良々木くんのセリフ「僕は決して老倉育を嫌いではないということだ」「どうして僕は彼女を嫌えないのか」辺りにも表れているように感じています。無意識で阿良々木くんは老倉さんが過去のある人物と同一だと認識している。

老倉さんとは別に、気になったのは忍野扇のセリフです。「小中学校の自分だってほとんど忘却の彼方ですよ。“私は最近生まれたんじゃないか”と思うくらいです」というもの。これは非常に重要そうなセリフです。

あくまで一般論的に、小中学校の頃の記憶がないなんて誰にもあることでしょ、と扇ちゃんは言ってはいましたけど、これは忍野扇が本当に最近生まれたことを示唆する言葉に感じられます。扇ちゃんは物語シリーズでもいつの間にか登場していましたが、その「いつの間にか」のタイミングで阿良々木くんたちの前に現れたのではなく、「いつの間にか」のタイミングで生まれた(創られた)のではないかという示唆ですね。例えばブラック羽川のような。とするとやはり扇ちゃんは怪異となるわけですが……忍野メメの意見を聞きたいですね。

 

 

2話からOPが変わっていました。老倉さんが鏡写しになっているような、シンメトリな、万華鏡のような、観ていて不安定にさせるOP映像でしたが、曲は私は結構好きなタイプでした。アニソンぽくない感じ。あの映像も物語の内容を示唆しているのでしょうね。

 

dysdisanime.hateblo.jp