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滝子が青柳商店の看板を下ろし常子たちと今生の別れをしました - 朝ドラ『とと姉ちゃん』72話の感想

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NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』が今日2016年6月25日放送の72話で、滝子さんが青柳商店を畳み、常子たちと別れていました。

 

www.nhk.or.jp

 

 

「青柳商店」の看板を下ろす

ヒロインの小橋常子(高畑充希)たち小橋一家は、母・君子(木村多江)の実家である製材問屋「青柳商店」のある青柳家へ戻っています。青柳商店は江戸時代から200年続く老舗です。

しかし、その老舗製材問屋に存亡の危機が訪れています。71話で、軍から青柳商店の営業停止を待って工場の事務所として借用したいとのお達しが届き、さらに2ヶ月後に深川の材木商は全て個人営業が禁止されることが決まっています。

青柳の大女将である青柳滝子(大地真央)は72話でいよいよ青柳商店を畳むことを決断しました。晩節を汚したくないようです。滝子は、養子の青柳清(大野拓朗)と青柳の筆頭番頭である隈井栄太郎(片岡鶴太郎)を部屋へ呼んで店を畳むことを宣言し、自身は得意先に勧められた木曽の療養地へ行くとのこと。

清も隈井もこれからは好きに生きなさい言う滝子でしたが、清は木曽へ付いて行くと言い、隈井も木曽までお送りさせてくださいと言っていました。隈井は一緒に木曽で暮らす訳ではない言い方ですね。隈井さんにも家族がいるのでその影響かもしれません。

滝子は、今度は娘の君子や孫の常子、鞠子(相楽樹)、美子(杉咲花)を呼び、店の看板を下ろすこと、清たちと木曽へ行くこと、小橋家のために借家を借りたことを告げました。借家は目黒にあり、常子と鞠子の会社からも近い場所で、隈井さんが手配したのだそう。

離れたくないと反対をする美子に、滝子は青柳を辞める訳ではなく一時軍に貸すだけだ、戦争が終わったらまた深川に戻ってきて青柳を再開させるから、そうしたらまた一緒に暮らせる、と宥めていました。しかしこれは滝子の嘘で、清と隈井に手伝わせ芝居を打っています。常子はそんな滝子の様子を見て全て悟っていたようでした。

一月後、滝子は青柳の看板を下ろし、常子たち小橋家の皆に見送られ、木曽へ去っていきました。ナレーションではこれが常子が滝子の姿を見た最後だということです。今生の別れ。

「木材ってのは今植えたものじゃない。40年50年前に植えたものが育って商品になる。だから植えた時は自分の利益にならないのさ。それでも40年後に生きる人のことを思って植えるんだ。次に生きる人のことを思って暮らしておくれ」

このように、別れ際に滝子が常子たちに贈った言葉が、常子の雑誌編集の人生を支えていくのでしょう。

 

 

おわりに

常子は全てを悟ったようだと書きましたが、それなら何かやり様がなかったのでしょうか。例えば、せめて一人娘の君子だけでも亡くなるまで滝子の近くにいさせてあげるくらいはできたのではないかと思うのですが……。その間、隈井やその家族、または青柳の人たちが常子たちの世話くらいできるでしょうし。

 

総務省|一般戦災死没者の追悼|目黒区における戦災の状況(東京都)

 

先述したように、隈井が手配してくれた常子たちの新居は目黒だということでした。近々ドラマ内で起こるであろう東京大空襲の際に目黒はどの程度の被害が生まれていたのか、気になったので調べました。すると総務省のWebページがトップに出ていたのでそちらを拝見したところ……

戦争終結までの目黒区における被災状況は、死者291名、傷者1,553名、全焼家屋2万6,095戸、罹災者10万3,425名となっている(帝都防空本部情報より東京都で集計)

……と書かれていました。罹災(りさい)は被災とほぼ同義と捉えて問題ないでしょう。死者が291名とのことですから、もちろんそれはそれで大きく重い事実ではありますけど、東京都としては比較的被害の小さい地域だったと言えるのではないでしょうか。つまり常子たちは無事である可能性が高い、といいますか戦後に雑誌を創刊することまでわかっているのですから、常子たち三姉妹は無事なはずですよね。

次週はいよいよ戦争の影がいよいよ濃くなるようです。常子が務める「甲東出版」も大きな動きがありそうでした。社長兼編集長の谷誠治(山口智充)は徴兵されたようですし、記者の五反田一郎(及川光博)にも赤紙(あかがみ)が届いたようです。赤紙とは召集令状ですね。

 

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