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いよいよ「加野銀行」設立で炭鉱事業を別会社へ! 炭鉱事業の社長は誰でしょうか? - 朝ドラ「あさが来た」93話の感想

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NHK連続テレビ小説『あさが来た』の今日2016年1月20日放送の93話で、いよいよ加野屋が両替屋から銀行へと変わることが決まりました。

 

www.nhk.or.jp

 

いよいよ銀行設立へ

ヒロインの白岡あさ(波留)は、頻繁に九州を訪れては炭鉱を買い進めており、加野屋の炭鉱事業は順風満帆の様子です。炭鉱経営が軌道に乗ったことで、あさは改めてかねてから温めていた銀行事業へと手を広げようとしています。

あさは加野屋当主の白岡榮三郎(桐山照史)に銀行設立の話をし、加野屋の大番頭である雁助(山内圭哉)にも話を聞いてもらいました。榮三郎も銀行設立の話を前向きに捉えるようになっているみたいです。しかし雁助は……。

雁助は江戸時代から続く両替屋に大きな魅力を感じているといいますか、先代の白岡正吉(近藤正臣)に大きな恩義を感じて「両替屋 加野屋」の暖簾を守ってきた人ですから、加野屋が両替屋でい続けることそのものに意味を感じています。

しかし、時代が江戸から明治へと変わり、世の中がこれまでにないほど大きく変革している今となっては、雁助が固執してきた旧来のシステムが時代遅れのものとなりつつあって、加野屋がこのまま両替屋を続けていても将来は決して明るいものとは言えないこともまた、雁助は感じ取っているのでしょう。

雁助は、銀行に変わるといってもお金を扱う商いであることには変わりがなく、また両替屋のシステムに固執することより加野屋の暖簾を守ることを最優先にすることとし、榮三郎たちの意見に従うことにしました。

雁助は、ある意味であさの義母よの(風吹ジュン)と同じく、江戸時代からの旧来の慣習を象徴する立ち位置にいる人です。よのは旧来の女性の在り方を象徴しています。雁助もよのも、新しい風を吹きこもうをしているあさの壁になる、そういう役割を与えられている人物ですね。あさの成長のため、物語に深みを与えるために大切な役柄と思います。

 

雁助の今後

榮三郎の意思と雁助の同意により、加野屋が銀行「加野銀行」を設立することが決まりました。3年後の設立を目指すのだそう。

両替屋から銀行へ変わるということは、加野屋の慣習・システムそのものが大きく変化……つまり会社となることを意味しますから、働いている人たちは社員となり、給料が発生し、女中さんを除いては白岡の家に住み込むことも、一緒の釜の飯を食うこともなくなります。榮三郎も「旦那様」ではなく「頭取」と呼ばれるようになります。また仮に雁助が独立するときも暖簾分けはしなくなります。

あさもあさの旦那さんの白岡新次郎(玉木宏)も、雁助が加野屋を辞める可能性を感じ取っていて、長年加野屋のために尽くしてくれた雁助ですから、これからの事業拡大などにも尽力してもらいたいのは山々ですけど、雁助の意思は尊重しようということになっています。あさは銀行の支店の支店長をお願いしたいみたいです。

さらに進次郎が雁助と話し合っていて、雁助がいてくれるなら有り難いことだけど、出て行くことになったら新しい店を出すための資金は出させてもらうとか何とか言っていましたね。それがせめてもの恩返しだと。

 

炭鉱事業は別会社に

加野銀行が設立されると同時に、炭鉱事業を分けるそうです。グループ企業ということでしょうか。炭鉱事業は新次郎に任せることが榮三郎より発表されました。そもそもはあさの提案だったはずです。

あれだけ働きたくないと言っていた新次郎ですけど、やはり娘の千代の言葉が響いているようですし、これまで大阪商法会議所設立に尽力し、五代友厚(ディーン・フジオカ)のスキャンダルの際にも機転と人脈の広さとで乗り越えた経験もありましたから、存外上手いことやってのけるのでしょう。

当の新次郎は、炭鉱事業を切り離す話どころか、炭鉱事業などの社長に自分が就任することになろうとは、夢にも思っていなかったみたいですけど。

 

おわりに

92話の終わりでしたか、雁助が女中のうめ(友近)に対して、初めてなくらいに気持ちを伝えていましたね。一緒に加野屋を出て行かないか、と。その後に訂正をしていましたけど。雁助が銀行を去るのかどうかにも依りますが、銀行設立後に雁助とうめの関係がどのようになるのか、注目です。

また、五代友厚(ディーン・フジオカ)は93話でまた倒れていました。そろそろ……。

 

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