ディスディスブログ

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五代友厚がレストラン「晴花亭」のカウンターで倒れました。次週予告では… - 朝ドラ「あさが来た」90話の感想

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NHK連続テレビ小説『あさが来た』の今日2016年1月16日放送の90話で、五代友厚が倒れました。

 

www.nhk.or.jp

 

五代友厚のスキャンダルの行方

84話で五代友厚(ディーン・フジオカ)に関するスキャンダルが報じられました。「北海道の官有物を不当な値段で払い受けている」という新聞報道です。1400万円の官有物が39万円で払い下げられたと言っていました。1400万円は当時の国家予算の約1/5だそうで、大金です。

政府高官との癒着、私腹を肥やそうとしている悪徳商人だと、大阪商法会議所の商人連中からも大きな反発の声が挙がっていました。五代は集まった商人たちを前にして、ろくな説明をせずに突然、責任を取って会頭を辞任すると発言、火に油を注いでいます。辞任する前に事情を説明をしろと、逃げるのかと。

ヒロイン・白岡あさ(波留)の旦那さんである白岡新次郎(玉木宏)がひょいと現れます。新次郎五代の部下に北海道関連の資料をかき集めさせ、真相を明かしていました。日本政府は大量の資金を投入して北海道の開発に乗り出してみたものの、10年間成果は出ずじまいで、このままだと金のムダになるからと、商売上手の五代に買ってもらおうとしました。しかし、五代は日本のこれからを思ったら、北海道は今損をしてでも開発するべき土地だと、39万円で買い受けます。利益が出るかは大きな賭けですから、現状支払えるギリギリの額で買い取ったということでした。

といっても39万円でも大金です。商法会議所の商人たちはそれを自分たちに押し付けようとしているのか、と尚も反発していましたが、大阪の商人を信じているからこそ引き受けたのだと、加野屋当主である白岡榮三郎(桐山照史)が商人たちを説得していました。こうして五代の疑いは晴れています。

 

あの新次郎が働く意思を?

炭鉱事業の拡大をしているあさですが、どうやら新しい炭鉱は当たりだったようです。起動に乗せることに成功しそうな様子。加野屋も順風満帆?

大きな変化を見せようとしているのは新次郎で、娘の千代(中川江奈)から「何で働かないの?」と聞かれたことが胸に突き刺さっているようです。これまで両親やあさに言われても一度たりとも働かなければとか、稼ぎたいとか思わなったあの新次郎が、です。愛しい娘に言われたら……ということだそう。

 

おわりに

あさの義母である白岡よの(風吹ジュン)さんが「夫婦にはそれぞれに合う形がある。それぞれがお互いの話をよく聞いて支えあっているのなら、それはそれで一つの形なのかもしれない」と千代に語りかけていました。

よのさんは、妻は夫の領域(仕事)には踏み込まず夫の身の周りの世話を、という旧来の夫婦像を象徴するような人物、あさとの対比として描かれてきたかと思います。そのよのさんがあさのしていることに理解を示すシーンで、地味に大きな発言でした。その前から認めているというか諦めているというか、そういう様子ではありましたが、はっきり言葉で理解を示すのは初めてな気がします。私が見落としているのかもしれません。

90話のラストで、美和(野々すみ花)のレストラン「晴花亭」で飲んでいた五代がカウンターに伏していました。体調が良くないみたいで、いよいよその時が来ようとしています。以前から体調が優れない、どこか体を悪くしている描写は何回かありましたから、そう遠くないタイミングでやって来るだろうとは思っていましたが、予告を見る限りは次週来そうですね。

 

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