「角田裕毅」は、2025年のF1シーズンに向けてVCARBと契約更新することを決める前に「いくつかのチームから連絡があった」ことを明らかにした、と海外メディアが報じています。
目次
角田裕毅の契約更新
ビザキャッシュアップRB所属の日本人「角田裕毅」は、2024年6月9日、チームと2025年の契約を交わしたと、公式に発表されました。
同一チームで5年目を迎えることが確定しています。
レッドブルへの昇格がない限りは。
いくつかのチームから連絡があった
角田裕毅はVCARBで力強いシーズンを送っていて、チームメイトである「ダニエル・リカルド」を上回る成績を総じて収めています。
今年前半の好調にもかかわらず、レッドブルでセルジオ・ペレスの後任候補になるとは考えられていませんでした。
伝えられるところによると、カルロス・サインツを獲得できなかった場合の選択肢を検討していた『ザウバー/アウディ』が角田に興味を示したと言います。
角田がBeyond The Gridのポッドキャストに出演した際に、今季これまでを振り返り、VCARBと契約更新の前にいくつかのチームから連絡があったことなどを話しています。
今やっていることを続けるしかないと思う。今年はシーズン初めから自分の価値を示し始めた。
また、幾つかのチームが僕に連絡してきて、様々な方向性について話してくれた。昨年まで、特に1年目にはそういったことは一度もなかったからね。とにかく結果を出し続ける必要がある。
今のところはそれを達成できているけど、今年は自分の潜在能力をフルに発揮して、良い結果をコンスタントに出す初めての年になる。改善できる点がたくさんあることはわかっている。
自分自身にはまだやるべきことがたくさんあるんだ。全てのチーム代表やチームに、自分が優れたドライバーであり、多くのことを達成できることを示す必要があるからね。
最優先事項はレッドブル・レーシングだ。F1に参戦して以来、僕が目指していることの一つだ。このマシンは現在、最も速いマシンの一つだ。つまり現時点ではたぶんマクラーレンの方が少し速いだろう。
いつかは彼らの車でドライブして、トップ4、トップ3、トップ2、何でもいいからドライブできる自分のポテンシャルを見せたい。同時に、もしそれが達成できなかったら、あるいは彼らがドライバーに満足しているのかもしれない。
また、いつかはトップ5で安定して走りたいと思っている。VCARBがそれを達成できればいいなと思っているんだ。僕らは大きく進歩しているよ。
それでも、他のチームが興味を持ったり、 僕の考えや彼らの考えに一致する可能性があるなら、やらない手はありません。でも、僕は今、自分がやるべきことに集中しているだけなんだ。全ての人々を感動させる結果を出し続けるよ。
とのこと。
誤訳御免。
感想
感想です。
角田曰くこれまで上手く行っているみたいですが、行っていないですよね。
9戦でしたっけ、スペインGPのアップデートまでの話なら、確かに上手く行っていました。
それ以降のパフォーマンスはお世辞にもそうとは言えないレベルです。
角田がというよりチームが、ですけど。
イタリアGPでもブービーレベルに見えましたし、シーズン序盤にいた中団トップからも遠く離れた位置にいるのがVCARBの現状でしょう。
というかここ数年のVCARB(アルファタウリ)はそういうことを繰り返しています。
1年間安定したマシンをドライバーに供給できていないため、ドライバーが普通に走れるレースが1年の中でもごく限られてしまい、ドライバーの真価を測ったり成長を見たりすることがとても難しくなっています。
F1はライバルがあってのものですから、つまり相対的な位置関係ですので、1年安定したマシンを供給するということは、常に安定したマシンをデザインし常に安定したアップデートを繰り返す必要があります。
それがVCARBはできていない、する力がないです。
そこに彼らの「謎戦略」も加わります。
ですから尚更、所属ドライバーはまともにレースをできないグランプリが続き、メディアや私たちファンが所属ドライバーをまともに評価することが難しくなっている、という印象です。
今年、角田はドライバーとして、メディアやチームからは高く評価されるようになってきました。
しかし、個人的には2年目3年目辺りから、彼はかなり高いステージで走れていると感じています。
いや、何なら初年度からそう思っているのですが、その辺の齟齬は上に書いたようなチームやマシンの不安定さ=実力のなさがその一つの原因なのだろうと理解しています。
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おわりに
ということで、角田裕毅が自身のVCARBとの契約更新前にいくつかのチームから連絡がきたことを明かしたとの報道の感想を書いた記事でした。