レッドブルF1の顧問「ヘルムート・マルコ」が、F1には若手がもっと来るべきだと主張しているようです。
目次
ヘルムート・マルコ
レッドブルはジュニアプログラムの成功で長い間賞賛されてきました。
オーストリアのレーシングチームは、すでに「マックス・フェルスタッペン」を含む多数のドライバーを輩出しています。
レッドブルの顧問でジュニアチームの責任者でもある「ヘルムート・マルコ」がSpeedweekのコラムで今のジュニアを称賛しつつ、将来的により多くの若い才能がモータースポーツ最高峰クラスに進むことを望んでいます。
レッドブルジュニアチーム
まずは自分たちのジュニアチーム、とりわけフランス人「アイザック・ハジャー」とイギリス人「アービッド・リンブラッド」の活躍について。
ハジャーはシルバーストーンのメインレースで勝利し、F2チャンピオンシップをリードした。
彼には不運もあったことを忘れてはならない。でなければ、今頃彼は何マイルも先を行っていただろう。
ルーキーながらF4からF3に直行したリンブラッドも印象的だ。
彼はまだ16歳で、17歳でもF1に出場できるようになったことを我々はうれしく思っているが、我々は冷静なままだ。
アイザックとアービッドは速く、非常に優れた資質を持っており、F1にふさわしいスキルを持っている。
そして、現在スーパーフォーミュラで2位にいる岩佐歩夢も忘れてはいけない。
とのこと。
ベアマンや若い才能について
また、先日ハースの来季のレギュラーシートを獲得したイギリス人「オリバー・ベアマン」と、若い才能について。
オリバー・ベアマンは、適切なタイミングで適切な場所にいた。
F2での彼の結果を見ると、状況は彼にとってはるかに悪いように見える。しかし、彼はF1デビュー中に注目を集めた。
若者たちがF1に来続けるのは良いことだ。
名前は言わないが、才能の行く手を阻む男たちがいる。チームは若手が間違いを犯す可能性があるため、若手を恐れることがよくある。
だが私は、改善の余地がないドライバーより、間違いを犯す若手を望む。
とのこと。
誤役御免。
感想
感想です。
私もマルコの意見に基本は賛成です。
アンダーカテゴリでチャンピオンなど明確な結果を残したら、F1でチャンスを与えるべきとは感じます。
例えばF2王者である「フェリペ・ドラゴヴィッチ」や「テオ・プルシェール」にはチャンスを与えてほしいなと思いますね。
逆に、今いるコンペティションで成績を残せていないなら、過去どんなにすごい走りをしたとしても昇格させるべきではないです。
そうでないとF2などアンダーカテゴリの存在意義がなくなってしまいますから。
まぁF1に上がれなかった若い才能を、あぶれさせずに活かす場としてもF2は存在するのでしょうけど。
それはそれでインディやスーパーフォーミュラ、フォーミュラEなど他のフォーミュラ、WECや箱など他の選手権もありますしね。
F1はハイブリッドを止めて、ハイブリッドの選手権を別に作るみたいなことも考えていいのかなとは感じます。
F1はハイブリッドを止めて持続可能燃料だけにするみたいなことを。
その場合フォーミュラEとの差別化が難しくなるでしょうか。
若手がF1に行きやすくするためには、マルコの言うように「行く手を阻む男」たちの一部であろう、ベテランの問題は避けて通れないでしょうね。
(マルコの批判はチームを運営している側へのものでもあるでしょう)
今の「F1ドライバーの高齢化」とも大きく関係していそうな問題です。
その原因は何かと思うと、「F1分配金」をより多く獲得するために失敗しづらい、予算も限られ、テストの制限も厳しいことでしょうか。
だからチームは実績と経験のあるドライバーを欲する傾向にあるのでしょう。
なので若手がなかなか上がれないことの背後は、F1の構造的な問題がありそうに感じられます。
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おわりに
ということで、ヘルムート・マルコが若手の行く手を阻む者たちがいるとコラムを書いているとの報道の感想を書いた記事でした。