2025年3月いっぱいでレッドブルF1を離れる「エイドリアン・ニューウェイ」。
ニューウェイ離脱の影響は2026年まではレッドブルに表面化されないだろうと、マクラーレンの「ザク・ブラウン」は考えているようです。
目次
ニューウェイのレッドブル離脱
2024年5月1日、「レッドブルF1」が、チームの最高技術責任者である「エイドリアン・ニューウェイ」の、チーム離脱を発表しました。
離脱の時期は2025年の第1四半期で、とのこと。
2025年3月いっぱいと捉えてよいでしょう。
複数の移籍の噂
ニューウェイがレッドブル離脱後の動向について、様々な憶測があがっています。
本人は公式発表で、疲れたからしばらく休養すると言っていました。
しかしその後にF1での活動を再開することを示唆してもいます。
移籍する場合、最も有力な移籍先は「フェラーリ」と言われています。
レッドブルの顧問である「ヘルムート・マルコ」がフェラーリを強く示唆する発言をしたこともあり、最有力とみなされていました。
しかし、ニューウェイのマネージャーである「エディ・ジョーダン」が、フェラーリを含むどのチームとも契約をしていないと、マルコの発言を否定しています。
またフェラーリがその後、ニューウェイへの興味を失わせているとも報じられました。
フェラーリの他には、アストンマーチンやマクラーレン、ウィリアムズが移籍先にあがっています。
先日は、メルセデスがオファーをして、オファー内容にはメルセデスF1株式の一部まで含まれている、という報道までありました。
ごく最近では、ニューウェイは既にフェラーリと契約を結んでいる、なんてものも。
先日TIMES紙が、ニューウェイはアストンマーチンから、シルバーストーンにあるアストンマーチンの施設のプライベートツアーを受け、その後チームオーナーで億万長者である「ローレンス・ストロール」と会談したとの報道がありました。
ニューウェイがローレンスに年収3000万ドルもの要求をしたとの報道も。
最近の噂ですと、フェラーリの可能性は低くなり、アストンマーチンかマクラーレンの二択になっているというものがありました。
ニューウェイ離脱の影響は2206年まで表面化しない?
昨季圧倒的だったレッドブルの優位性の終焉、そしてライバルの追い上げ。
これはスターデザイナーの離脱とシーズン初めのチーム内の問題に関係しているという事実。
少なくとも現在最大のライバルであるマクラーレンには想像できないことでした。
マクラーレンのCEOである「ザク・ブラウン」はMotorsport-Total.comに次のように語ります。
この激動は中長期的な影響を与えると思う。
エイドリアン・ニューウェイに関して言えば、このマシン(レッドブルの24年型RB20)は昨年設計されたものであり、彼らが今ドライブしているものは、すべてがまだ良好だったときに作られたものだ。
新しいエンジンが登場するのは2026年からで、その後ドライバー戦線で何が起こるのかが気になる。
そうすれば、そこにあるように見える安定性の欠如が少しわかるかもしれない。
勝利は団結につながるが、彼らにとってそれがより難しくなっている今、彼らのチーム内の関係の一部にもう少し亀裂が入るのが見えるかもしれない。
とのこと。
誤役御免。
感想
感想です。
私には既に表面化していると思います。
ニューウェイがデータにアクセスできなくなったと言われるマイアミGPから、コンペティション全体の風向きが変わったように見えるからです。
ニューウェイが現場にいてアドバイスができれば、ここまで流れが変わったりセットアップを外したりはなかったのではないかと想像しています。
いえ、ニューウェイが離脱しなかったらレッドブルがどうなっていたか、コンペティションがどう変わっていたか、それは誰にもわからないのですが。
開幕時の好調を維持していたもしれないし、今と変わらなかったかも、もっと悪くなっていたかもしれない。
ただ、レギュレーションは2025年まで大きく変わらないので、レッドブルに限らず来季のマシンデザインは今季を踏襲したものになると予想されます。
その意味では、ザクも言っているように、来季のレッドブルのマシンが大失敗する可能性は高くないでしょう(低くもないと思いますが)。
しかし、今季まだシーズンの半分が終わったところなのに、ここまで追い詰められているのなら、来季はスタートからトップではいられない危険は十分ありそうです。
問題はマシンのデザインよりむしろ、シーズン中の開発や各レースのセットアップではないかなと考えます。
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おわりに
ということで、レッドブルは2026年までエイドリアン・ニューウェイの離脱を感じないだろうとマクラーレンCEOが語っている報道の感想を書いた記事でした。