マクラーレンF1はエンジン提携の可能性についてレッドブルに連絡を取ったようです。
マクラーレンのCEO「ザク・ブラウン」は、シルバーストーンでミルトン・ケインズを訪問したことを認めました。
理由はメルセデスのエンジン事情のようです。
目次
2026年新レギュレーション
2026年シーズンから新たなF1レギュレーションが導入されます。
パドックでは、新しいエンジン時代の始まりに十分な準備ができていないのではないかと心配しているチームが1つ2つあるようです
ドライブの電力が大幅に増加され、出力は120kW (163hp) から350kW (476 hp) に。
言い換えれば以前のE-Powerと比較して300%の増加です。
マクラーレンとウィリアムズは懐疑的
メルセデスF1は、2026年のパワートレイン開発に熱心に取り組んでいる6メーカーの1つです。
第一次ハイブリッド時代の優位性の後、専門家らはメルセデスが再び大ヒットを成し遂げることができると信じています。
ところがauto motor und sportによりますと、メルセデスのカスタマーチームは懐疑的とのこと。
これはアルピーヌの特別アドバイザー「フラビオ・ブリアトーレ」が2026年から競合他社からパワーユニットを購入するという驚くべきアイデアによります。
マクラーレンとウィリアムズは、メルセデスが3つのレーシングチームに供給することで安定性に問題が生じる可能性を懸念しています。
アルピーヌとメルセデスの浮気が彼らを悩ませているということ。
ウィリアムズ
マクラーレンとウィリアムズという伝統的な2チームはいずれも、メルセデスと長期契約を結んでいます。
ウィリアムズとの契約は2031年までです。
チーム代表の「ジェームス・ボウルズ」はアルピーヌへのメルセデスPUの供給に反対しています。
我々は長年、メルセデスと相談しながら、自分たちのマシンに適したコンセプトに取り組んできた。
(アルピーヌが)何をしても、開発は少なくとも6~12カ月遅れることになる。
このように、ボウルズは警告を発しています。
マクラーレン
マクラーレンの政治戦術は異なるようです。
マクラーレンはメルセデスとの契約が2030年まで延長されました。
しかし、チームCEO「ザク・ブラウン」は他のPUメーカーと交渉することを止めていません。
彼はレッドブルとフォードへ接触を試みました。
レッドブルは26年に向けて独自のPUを開発していて、フォードはレッドブルを技術面でサポートしています。
開発・製造のインフラは整えられ、一部の高級エンジニアをメルセデスから引き入れてもいます。
そんなRBPTフォードにマクラーレンが興味を示しました。
私はジム・ファーリー(フォードCEO)と素晴らしい関係を築いている。
我々は昨年会い、その後工場を訪問した。
それはメルセデスとの契約延長を決める前のことだ。
ザク・ブラウンはこのように述べ、レッドブルへの訪問を認める発言をしました。
しかも、ブラウンは最近、エンジン提携の可能性についてレッドブルと定期的に連絡を取っていると言われています。
マクラーレンからのエンジン要請のタイミングについて、レッドブル陣営からは驚きの声が上がったといいます。
オーストリアでの「マックス・フェルスタッペン」と「ランド・ノリス」の接触で、両チームの間に緊張が高まっていたからです。
とのこと。
誤役御免。
感想
感想です。
メルセデスPUがアルピーヌに供給されることは、現在カスタマーの1チームであるアストンマーチンが26年からホンダに切り替わる、その穴埋めというのが、メルセデス側の認識という情報が少し前にありました。
カスタマーのチーム数は変わらないので、マクラーレンもウィリアムズもそこまで神経質になることはない気もします。
しかし、彼らは26年からはメルセデスとマクラーレンとウィリアムズの3チームになる、という認識を持っていたのでしょう。
新規定の開発負担は大きいからチーム数を増やしすぎない方がいいと考える老舗チーム側と、チームが増えるほどデータが集まり質の高い供給が可能になるというメーカー側との齟齬があるのかもしれませんね。
だからと言ってホンダではなくRBPTに交渉するとは、ザクのなかなか奇抜なアイデアと思います。
F1はDAZNで!
F1観戦は『DAZN』で!!
『DAZN』ではF1などが配信されています。
Amazonの「Fire TV」で『DAZN』を視聴可能です。
『Fire TV』ならDAZNだけでなく、TVerやU-NEXT、NHK+も。
おわりに
ということで、マクラーレンがレッドブルにエンジン供給の可能性について連絡との報道の感想を書いた記事でした。