レッドブルF1の「セルジオ・ペレス」は不調が続いています。
アルピーヌ所属の元レッドブルのドライバー「ピエール・ガスリー」が、海外メディアにペレスに同情するコメントを発しているようです
目次
セルジオ・ペレスの不振
レッドブル所属のメキシコ人「セルジオ・ペレス」は、シーズン序盤の勢いをなくしていて、不振の真っ只中です。
彼がヨーロッパラウンドに入った頃から不調に陥るのはここ数年の恒例です。
今季も例に漏れず、過去4回のグランプリでわずか11ポイントしか獲得していません。
2024年7月6日のイギリスGP予選でも、彼はQ1敗退を喫しています。
ペレスは先日レッドブルと契約延長をしました。
契約は1＋1年とされ、最大であと2年チームに在籍します。
チームがそんな彼と新契約を結んだことが時期尚早だったのでは、と厳しい批判にさらされています。
ペレス放出の噂再燃
レッドブルF1がペレスを早期に放出する可能性があると海外では伝えています。
ドイツ紙Auto motor und sportなどはチームとドライバーの契約における「厳格なパフォーマンス条項」に関係していて、放出されるとなった場合代役はビザキャッシュアップRB所属のオーストラリア人「ダニエル・リカルド」が候補になると伝えています。
リザーブドライバーであるニュージーランド人「リアム・ローソン」が近々フィルミングデーで「RB20」を走らせ、これがローソンをレッドブルに起用するためのテストになるのでは、とペレスの解雇に関連付けている報道もありました。
チームメイトのオランダ人「マックス・フェルスタッペン」とのドライバーズポイントが、サマーブレイク突入時に100以上になっていた場合、契約を解除する条項があるのではという報道もあります。
ガスリーがペレスに同情
現在アルピーヌF1に所属し、かつてレッドブルやそのジュニアチームであるトロロッソに所属した経験のあるフランス人「ピエール・ガスリー」は、現在ペレスが受けているレッドブルからの多大なプレッシャーを理解しています。
ガスリーがGPblogなど海外メディアに、ペレスについて同情的なコメントを残しているようです。
まず第一に、（レッドブルでの）僕の状況はペレスと比べて大きく異なっていたんだ。
しかし、彼は現在大きなプレッシャーにさらされていると思う。チェコ（ペレスの愛称）が優れたドライバーであることは誰もが知っているけど、それについて何と言えばいいのかわからない。
結局のところ、彼の大きな問題は、マシンの中で正しい感覚を持っていないことのように見える。
マシンの調子が良いときは、何らかの理由で悪い週末を過ごしたとしても、次の週末に戻ってくると、気分良く、力強いラップを刻むことができ、そのことについて考えさえしないものだ。
チェコはもっと現実的にそうなることができないようだ。
チェコはパフォーマンスを発揮できていないようだけど、それが彼のせいなのかチームのせいなのかはわからない。
しかし今のところ、両者の間に何かが欠けていることは明らかと思う。
とのこと。
誤役御免。
感想
感想です。
ガスリーはいい奴ですね。
それが伝わってくるコメントです。
ペレスの不調の原因は、私はシンプルに「衰え」と思っています。
反射神経もそうですが、体力がなくなっていることが大きいのだろうなと考えています。
まだ体力のある開幕からしばらくは元気でまだ対処できるけど、ちょうどカレンダーがヨーロッパラウンドに入る頃から、彼の身体に疲れが出て、あるいは蓄積された疲労が取りにくくなったり取れなくなったりして、反射神経や認知機能の衰えがより顕著に出てしまう。
そういう風に捉えています。
そう考えると、ここ数年毎年のように決まってヨーロッパラウンド辺りから低調になることにも、低調になると同時にスピンやクラッシュが多くなることにも合点がいくのです。
事実かどうかは知りません。
ガスリーや他のドライバーも、ペレスに対して私と同じように思ったとしても、さすがに正直に「衰え」などとは言えないでしょう。
ペレスとは今後も付き合いがあるでしょうし、いずれ自分もそうなるとわかっているでしょうから。
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おわりに
ということで、ジェンソン・バトンがセルジオ・ペレスがハンガリーでもノーポイントだったらマシンから下ろせと主張している報道の感想を書いた記事でした。
