私は「ドリップ」で「コーヒー」を毎日1杯飲んでいます。
目下の悩みはハンドドリップ時に豆が膨らまないことでしたが、以前に比べると少し解決が見えてきたようです。
目次
悩み:ドリップで豆が膨らまない
ハンドドリップでの目下の悩み事は、ドリッパーにお湯を投入してもコーヒー豆が膨らまずにへこんでしまうことです。
コーヒー豆が膨らまない悩みを書いた記事が、上にリンクを貼った過去記事です。画像はそのときに記事に貼ったものを転用しました。
まぁ酷い。お湯がコーヒーの粉の上に池のように溜まっています。
できあがったコーヒーが画像です。私は馬鹿舌なこともあって、これでも十分に美味しくいただくことができます。
ちなみに、私がメインで使っているコーヒー豆は『業務スーパー』で売られていた『珈琲まめ工房株式会社』さんの「ラグジュアリッチ」という品です。
値段は400gで360円ほどと、とても安価で入手できるコーヒー豆なので、貧乏な私がコーヒーを楽しむには大変ありがたい商品です。
豆が(少し)膨らむようになった
上に貼った過去記事には、ハンドドリップでコーヒー豆が膨らんでくれない原因や理由をあーだこーだと書き連ねています。
書いたことのうち幾つかは既に試しました。例えば、コーヒー豆の量を増やすとか、コーヒーポットから落とすお湯を細くする(努力をする)とか、ドリッパーを変えるとか(これは別記事に改めて書くつもりです)、コーヒー豆を変えてみるとか(これも別記事に改めて書くつもりです)。
今回、そのようなことをしなくても、ラグジュアリッチのコーヒー豆でも膨らむようになりました。あくまでも以前と比べて、ですが。
豆の粒度
同じラグジュアリッチのコーヒー豆でも、ハンドドリップで豆を膨らませられた主な理由は、豆の「粒度(りゅうど)」でした。
粒度を前より荒くしたのです。
ペーパードリップのため、以前から豆は「中挽き」にしていたつもりでした。しかし上述した過去記事を書いた後、よくよくネットや本で豆の挽き具合を見ていると、私が挽いていたのは細引きに近い粒度だと感じられました。
なので、少し粗いかなと感じられるくらいに挽いてみたところ、以前よりドリップしたときに豆が膨らむようになったのです。
豆は同じパッケージのものですから、前回書いたときから一週間ほど日数が経っているので、豆はそのときよりも膨らみにくくなっているはずです。にもかかわらず膨らむようになったというのは私にとって結構な衝撃でした。
ベストは中挽き?
画像が荒くしてからの粒度です。豆の分量は18gほど。
このくらいの粒度が中挽きで良いのでしょうか。よくわかっていません。
荒くしてこのくらいですから、以前は細挽きや極細挽きレベルだったのかも……。
粒の大きさが結構バラバラなのは、安いコーヒーミルを使っていることと、私が同じスピードでミルのレバーを回せていないことが原因と思われます。
『UCC上島珈琲』さんのWebサイトを拝見すると、画像よりもう少し荒くても大丈夫かなと思ったり思わなかったり。
淹れてみた
先ほどの画像にある、中挽きの豆をドリッパーにセットした状態から、早速お湯を投入してみました。
「蒸らし」のとき。カメラを左手に構えつつ右手でポットを持って……とやっていたので、いつも以上に安定感のないお湯の注ぎっぷりです(言い訳)。
しかし、この時点で先ほど貼ったお湯が池のような、豆の上に溜まっている状態にはなっていませんね。
2投目。お湯を淹れた直後から落ちた周囲から泡が出てきて、こんもり盛り上がってきました。これです、これ。
こちらは3投目と4投目。
こんもり感はあまりキープできていないです。豆の鮮度か私の技術、あるいは両方が原因でしょう。4投目なんて特にお湯が太いですから技術的な理由がありそう。
それでも上に貼ったものと比べればやはり雲泥の差があります。
出来上がり
コーヒー豆を荒めに挽いて淹れた結果がコーヒーはどのようになったのか、です。
こちらが荒くして中挽きほどになったコーヒー豆で淹れたコーヒーです。
もう一度先ほど貼った、豆が膨らまない状態で淹れたコーヒーの画像を貼りましょう。
こちらが以前の画像です。
撮影した日が異なりますので、時間帯も天候も異なるはずで、条件は完全に同じではありません。同じ条件というと、もちろん豆と器具とカップ、撮影した場所、カメラとカメラの設定で、アングルは……近いものにしたはずですけど違いますか。
条件の違いは多少あり、また水面の反射でいまいちよくわからないものがありますが、コーヒーの色の違いは画像を見た限りあまり感じられないですね。
しかし、飲んでみると今回の方が味の濃さは薄く、味わいもスッキリしています。私は味が濃くて苦味のある方が好みですけど、これはこれでさっぱりといただけて美味しいです。
粒度とコーヒーの色・味の関係
今回粒度を粗くしたことで出来上がったコーヒー味が薄くなった、その理由はわかりますね。
豆を粗挽きにすればするほど、粉とお湯が接する面積が少なくなり、抽出にかかる時間が短くなって、その分、味が薄くなる、そういうことでしょう。おそらく色も薄くなっているはずです。
細挽きにすればするほど、粉とお湯が接する面積が増え、抽出の時間が長くなるはずで、その分、味も色も濃くなると。苦味や雑味なども多くなるはず。
逆に言えば、コーヒーを濃くしたければ細挽き方向にして、薄くスッキリさせたければ粗挽き方向にすれば良い、ということになりそうです。
いえ、正しい認識かどうかはわかりませんが、想像した感じだとこうなります。
わからないこと
粒度を変えてから豆が膨らむようになった、その結果は良かったですけど、どうして膨らんだのかの理由が未だわからないです。
無い脳みそで考えるに、豆の粒度を細かくすればするほどドリッパー内にあるコーヒー粉の密度は高まり、豆から発生するガス(二酸化炭素)が内部にこもりやすくなりそうです。
今回私が試したことは、それとは逆に粒度を粗くしたのですから、この考え方でいくとむしろ豆はガスがこもりにくくなり、結果として膨らみにくくなるのではないかと思います。
ところが、結果としては豆が以前よりは膨らみました。これはどういうことなのでしょう?
考えられることは、以前より私のハンドドリップの技術が向上した、上手くなったということが挙げられます。
私がお湯をより良い細さ、量、場所に投入することができるようになった可能性です。
こればかりはなかなか体感しにくいもので、ビデオで撮影するなどしない限り私自身レベルアップをしているかわからないですね。
目標
先日、YouTubeでとんでもないハンドドリップの動画を発見しました。
それが上に貼った動画です。
スフレか!!ってくらいに膨らんでいるのですよね……何だこれは。
今は動画のように膨らませることを目標にしています。技術と豆で何とかなるのか知りませんが。
動画のコメントでも指摘があるように、この方は「蒸らし」をしていないのですよね。結局のところは好みでしょうから、蒸らしがあろうとなかろうと美味しければそれで良いということですか。
おわりに
ということでコーヒーをドリップするときに豆が膨らまない問題が解決したかも、についての記事でした。
今後試したいことは、以前書いたように、他の条件を同じにして豆を新鮮なものに変更することです。
と書きつつ実はそれは既に試しているのですが、記事にするにはまだ試したいことがあるので、別記事に託すつもりです。
あー、ポーレックスのコーヒーミルが欲しい。