先日レッドブルF1の顧問「ヘルムート・マルコ」がリザーブドライバー「リアム・ローソン」が2025年のVCARBの正規ドライバーに昇格させるような発言がありました。
マルコのその意識的・無意識的な発言が、クリスチャン・ホーナーとの確執を再び掻き立てたのでは、との海外の報道があります。
目次
リアム・ローソン
レッドブルと、その姉妹チームであるビザキャッシュアップRBのリザーブドライバーニュージーランド人「リアム・ローソン」。
レッドブルの顧問である「ヘルムート・マルコ」がオーストリアGPを前に、ローソンの2025年のVCARBの正規ドライバーへの昇格を言葉にした、との海外の報道がありました。
マルコとホーナーの確執
2024年に入ってからマルコとチーム代表である「クリスチャン・ホーナー」の間に確執が起こっていることが報じられました。
ホーナーの女性従業員への不適切行為から始まり、それをきっかけにホーナーとマルコの対立が激化しました。
「ヨス・フェルスタッペン」が公然とホーナーを攻撃、トップデザイナー「エイドリアン・ニューウェイ」が2025年3月いっぱいでチームを去ることが発表されました。
レッドブルのマシン「RB20」はマクラーレンやメルセデス、フェラーリに追いつかれつつあり、あるいはマクラーレンには追い抜かれたかもしれません。
そして、王者「マックス・フェルスタッペン」のメルセデスへの移籍まで噂があがるようになっています。
レッドブルの大株主のうちオーストリア側がマルコの、タイ側がホーナーの後ろ盾になっていると言われています。
両者の対立はオーストリアとタイの大株主の主導権争いの顕在化とも捉えることができるかもしれません。
ところが、ここのところは表面上、2人の対立は表に出ていません。
理由は、上に書いたようなライバルたちの追い上げがあり、彼らとの戦いに集中するため一時的な「休戦」状態にあるからだそうです。
上にリンクを張った記事にそのことが書かれています。
ローソンvsリカルド
話をローソンの話に戻します。
ローソンのレギュラーシート昇格の話はマルコの口から出ました。
つまりマルコが推しているドライバーと受け取れます。
今季レギュラーであるオーストラリア人「ダニエル・リカルド」は、ホーナーが好んでいるドライバーと言われています。
海外メディアFormule1.nlは、マルコのローソン起用の発言は、ホーナーとリカルドに者にさらなるプレッシャーをかけたことになったと報じています。
リカルドはこれまでのところパフォーマンスが低く、チームメイトの「角田裕毅」に負けることが多いです。
しかし、リカルドには今でもホーナーのサポートがあります。
マルコのリカルドの後任としてローソンに加入するという主張は、おそらくチーム代表にはほとんど熱意を持って受け入れられず、夏休み直前に眠っていた確執がさらに激化するでしょう。
意識的か無意識か、それが問題です。
とのこと。
誤役御免。
感想
感想です。
しばらくおとなしかったのでついつい忘れてしまいますが、確執は続いていましたね。
マルコとホーナーの権力争いの結果次第で、角田のチームメイトがローソンになるかリカルドになるかわかるかもしれません。
別の見方をすれば、どちらが来季のレギュラーを射止めるかで、そのときどちらの陣営が優勢かもわかるかもしれないと。
マルコのローソン起用の発言も、オーストリア紙の報道です。
オーストリアを擁護するというか、指示する側なのでしょう。
メディアを使っても争いをしている。
これは近いうちに英国メディアが何かしら反論や対抗する報道が出そうで、その出方にも注目です。
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おわりに
ということで、マルコはホーナーとの確執を再燃させたかもしれないとの報道の感想を書いた記事でした。