F1の2024年シーズン、2024年6月21日から第10戦「スペインGP」が開催されています。
2024年6月22日土曜日はFP3(フリープラクティス3)と予選が行われました。
この記事では「予選」の結果と感想を書いています。
目次
2024年F1ラインナップ
2024年シーズンのF1のドライバーラインナップについてです。
以下、敬称略で失礼します。
- チーム (PU) :ドライバー1、ドライバー2
- レッドブル(ホンダRBPT):マックス・フェルスタッペン、セルジオ・ペレス
- メルセデス(メルセデス):ジョージ・ラッセル、ルイス・ハミルトン
- フェラーリ(フェラーリ):シャルル・ルクレール、カルロス・サインツJr.
- マクラーレン(メルセデス):ランド・ノリス、オスカー ピアストリ
- アストンマーチン(メルセデス):フェルナンド・アロンソ、ランス・ストロール
- アルピーヌ(ルノー):ピエール・ガスリー、エステバン・オコン
- ウイリアムズ(メルセデス):アレクサンダー・アルボン 、ローガン サージェント
- キックザウバー(フェラーリ):バルテリ・ボッタス、周冠宇
- ビザ・キャッシュアップ・RB(ホンダRBPT):ダニエル・リカルド、角田裕毅
- ハース(フェラーリ):ニコ・ヒュルケンベルグ、ケビン・マグヌッセン
色を変えたドライバーが新加入です。
オレンジが他のチームからの移籍、青がアンダーカテゴリーからのステップアップ、紫がF1復帰組。
2024年シーズンのドライバーラインナップは2023年から変わりないようです。
ステークF1チーム・キック・ザウバー(キックザウバー)とビザ・キャッシュアップ・RBは、2023年までそれぞれアルファロメオとアルファタウリのチーム名で参加していました。
第10戦スペインGP
F1の2024年シーズン第10戦スペインGPが2024年6月21日から開催されています。
場所はスペインはバルセロナにある「カタロニア・サーキット」です。
初日 (FP1&FP2) の感想は以前当ブログに書いています。
上にリンクを貼った記事がそれ。
アップデート
アップデート情報です。
- レッドブル:サイドポッドインレット、コーク/エンジンカバー、フロアボディ、ビームウィング、リアウィングエンドプレート
- フェラーリ:リアウィング、コーク/エンジンカバー、フロアフェンス、フロアボディ、フロアエッジ、ディフューザー、ヘイロー
- アストンマーチン:フロントサスペンション、フロントコーナー、リアコーナー
- ビザキャッシュアップRB:フロントコーナー、コーク/エンジンカバー、サイドポッドインレット、フロアボディ、リアウィング、ビームウィング
- キックザウバー:リアウィング、フロントコーナー
- ハース:リアインパクトストラクチャー
上記のとおり。
見落としがあるかもしれません。
予選
2024年6月22日はスペインGPのFP3と予選が行われました。
予選の結果です。
FP3の結果は以前当ブログに書いています。
上にリンクを貼った記事がそれ。
Lewis leaves it late but tops Q1 💪
— Formula 1 (@F1) 2024年6月22日
Here's the full classification from the first part of qualifying 📋#F1 #SpanishGP pic.twitter.com/fSeVnOFblU
Q1。
Four different cars, all within two tenths 👀
— Formula 1 (@F1) 2024年6月22日
Get ready - this Q3 is going to be something! #F1 #SpanishGP pic.twitter.com/1IoJQyA5LN
Q2。
A breathtaking qualifying hour 😮💨
— Formula 1 (@F1) 2024年6月22日
Here's the classification at the end of it ⤵️#F1 #SpanishGP pic.twitter.com/p74OjDabxG
Q3。
F1の公式Xアカウント (@F1) のポストのとおりですね。
Your grid for the 2024 Spanish Grand Prix! 🇪🇸 #F1 #SpanishGP pic.twitter.com/GDj15nshVh
— Formula 1 (@F1) 2024年6月22日
しかし、レッドブルの「セルジオ・ペレス」は確か前回カナダGPで、損傷した状態のマシンでコースを走っていたことによる3グリッド降格ペナルティを受けています。
なので8位だったペレスは11位になっています。
ウィリアムズの「ローガン・サージェント」も、今回の予選でアストンマーチン「ランス・ストロール」の妨害行為で3グリッド降格ペナルティを受けています。
が、元から最下位の20位だったので20位のまま。
タイヤコンパウンド
使用されるタイヤコンパウンドについて。
The Barcelona-Catalunya Circuit is one of the most technically demanding tracks for the cars and also for the tyres. Therefore, it’s no surprise that once again for this event, Pirelli has chosen its three hardest 2024 dry tyre compounds: C1 as Hard, C2 as Medium and C3 as Soft. pic.twitter.com/ejvgKnrBGj
— Pirelli Motorsport (@pirellisport) 2024年6月17日
今回使用されるタイヤコンパウンドは上記のとおり。
C1〜C3とのこと。
C1がハード、C2がミディアム、C3がハードタイヤ。
感想
2024年F1第10戦スペインGP予選の感想です。
マクラーレン最速
ポールポジションはマクラーレン「ランド・ノリス」でした。
IT'S NORRIS ON POLE IN BARCELONA!! 🇪🇸
— Formula 1 (@F1) 2024年6月22日
A STUNNING final lap from the McLaren driver and he takes top spot in a thrilling qualifying session!!! #F1 #SpanishGP pic.twitter.com/xQnL29L07K
PPは2度目ですか。
おめでとうございます。
Understeer = 💯#F1 #SpanishGP pic.twitter.com/Jd0JHWQUIo
— Formula 1 (@F1) 2024年6月22日
チームメイトの「オスカー・ピアストリ」はコースオフしてしまいQ3ノータイム。
マクラーレンはもはやどこでも速いですね。
最速マシンと言ってよさそうです。
レッドブル危うし。
フェラーリ
フェラーリがどうしたのか。
FP3では好調でしたが、5位「シャルル・ルクレール」6位「カルロス・サインツ」のサードロウでした。
一時はレッドブルを追撃する一番手と思われていましたが、近ごろはマクラーレンに先を行かれ、メルセデスも急激に伸びてきたことで、今や4番手チームに落ちてしまっています。
レッドブルに昨季の勢いがない今、チャンピオンを取るには絶好の機会なのですが。
カナダでの失速でチーム全体がトーンダウンしてしまった感もあります。
ハミルトンは移籍を後悔しているかも?
一時報道では、今回フェラーリは「ポーパシング」が激しく出てしまっているそう。
メルセデス躍進
モナコくらいからですかあ、メルセデスが躍進しています。
今予選でも「ルイス・ハミルトン」が3位、「ジョージ・ラッセル」が4位。
疑惑のフロントウィングのおかげなのでしょう。
フレキシングウィングという噂があります。
しかし、チームが好調になったらハミルトンに負けてしまうラッセル。
こういうところですよね、エースになり切れない、頼りない感じがどうしてもある。
レッドブルというかペレス
レッドブルというか「マックス・フェルスタッペン」はポールを逃しました。
もはや最速ではない、かもしれないレッドブル。
なので余計にセカンドドライバーの「セルジオ・ペレス」が大事になってくるのですが、8位でした。
ペナルティにより11位。
しかもピアストリがノータイムでですから、実際は9位(12位)だった可能性があります。
Q3のフェルスタッペンとのタイム差は0.658もあります。
これはいかんです。
アルピーヌに何があった?
アルピーヌは何が起こっているのでしょう?
今回アップデートはなかったのに7位「ピエール・ガスリー」、8位「エステバン・オコン」です。
不思議ですね。
いずれにしてもバルセロナで速いということは、チームにとってはとてもよい傾向にあることは間違いないです。
ガスリーがオコンより上位にいることも、チームとしてはいい傾向でしょうか。
VCARBアプデ大失敗!
ビザキャッシュアップRBはスペインに大型アップデートを持ってきました。
しかし初日2日目を見るかぎり「大失敗」と言い切ってよさそうですね、残念ながら。
Not the Quali we wanted, but now it’s full focus on getting ready for tomorrow’s race 👊 pic.twitter.com/X6EqMD9Ba0
— Visa Cash App RB F1 Team (@visacashapprb) 2024年6月22日
「角田裕毅」が17位、「ダニエル・リカルド」が18位。
久しぶりに2台揃ってのQ1敗退です。
いわゆるブービーで、下にはウィリアムズの2台しかいません。
アップデートは機能している、でも期待しているタイムが出ていない的な発言が角田から聞かれました。
これは非常に不味いですね。
機能していないから遅いのではなく、機能しているのに遅いのですから、アップデートが失敗したことを意味しています。
スペイン、オーストリア、イギリスとトリプルヘッダーで時間的な余裕がないこともあり、この調子のまま3連戦を終える可能性も高まっています。
そして、何よりチームがマシンに何が置きているのか把握できていない感じが、チームやドライバーのコメントから伝わってきて、ちょっとどころじゃない失敗感があります。
前バージョンなら今のアルピーヌの位置にいられたかもしれない。
なら前のバージョンに戻せばいいと思うのですが、そうもいかない事情があります。
上に書いたように今回からトリプルヘッダーなので時間的な余裕がないからです。
イギリスGPはまだしも、次のオーストリアへは、旧型パーツ旧型マシンを輸送する時間的な余裕がないでしょう。
つまり次戦も厳しい戦いが待っている可能性が高まっています。
角田目線で救いがあるとすればリカルドに勝ったことくらいです。
でも角田がリカルドに勝ったなんてどうでもよくなりますね、マシンのことを思うと。
非常に心配です。
というかこれはテクニカルディレクターたちの責任問題ですよね。
VCARBのテクニカルディレクターは「ジョディ・エギントン」でしたっけ。
彼はアルファタウリのときからあれな印象なので、今回の失態をきっかけにあれしてもらえないかと少し期待してしまいます。
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おわりに
ということで、F1の2024年第10戦スペインGP予選の感想を書いた記事でした。