フェラーリF1は今シーズン終了までに、新たな副チーム代表を含む2人の元メルセデスの著名な関係者が加わることになる、と報道されています。
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2人の元メルセデス関係者
PlanetF1によると、フェラーリF1は元メルセデスのスタッフである「ロイク・セラ」と「ジェローム・ダンブロシオ」と契約したようです。
両名とも2024年末までにフェラーリに加入する予定です。
年末までとありますが、10月1日からと言われています。
セラ
セラ氏、シャーシ責任者「エンリコ・カルディレ」直属のシャーシパフォーマンスエンジニアリング責任者としてシャーシ開発を主導します。
トラックエンジニアリング、車両性能などの空力開発と運用の分野も担当するとのこと。
セラがメルセデスからフェラーリに移籍したことで、ルイス・ハミルトンと再会することになります。
彼はメルセデスで車両性能責任者を務めており、今年初めにメルセデスを去る決断しています。
セラは、メルセデスW13とW14で採られた方向性(ゼロポッド?)は間違っていたという意見を持っていたと考えられていて、セラは2022年のグラウンドエフェクト規制の導入に向けて作られたマシンに対するハミルトンの懸念に同意していました。
ジェイムズ・アリソンをテクニカル・ディレクターに復帰する決定は、セラが既に辞任する決意を固めたと思われる後に行われました。
その交代が遅すぎたことで、セラを続投させたいというアリソンの願いは実現しませんでした。
ダンブロシオ
ダンブロシオは2011年と2012年に(ヴァージンとロータスで)レースに出場していた元F1ドライバーです。
ダンブロシオは副チーム代表としてチームに加わり、フレッド・バスールの下で彼とともに陣頭指揮を執ることになります。
また、フェラーリドライバーアカデミーの指揮を執る予定で、今年初めまでメルセデスの同様のプログラム(ジュニアドライバー育成プログラム)を指揮していました。
F1後のキャリアはフォーミュラEのベンチュリチームでスタートしていました。
2021年にスージー・ヴォルフの後任としてモナコを拠点とするチームのチームボスに就任して、2022年にはメルセデスF1に切り替えています。
メルセデスのチーム代表トト・ヴォルフは、今後全レースへの出場から一歩退きたい意向があり、自らの後継者候補としてダンブロシオを考えていたようですが、移籍したことにより後継者を見極めるプロセスはやり直しとなっているようです。
誤役御免。
感想
感想です。
セラの離脱・移籍はハミルトンの移籍にも絡んでいるとの話は以前からありました。
もっと言えば、セラの移籍もハミルトンの移籍も、フレデリック・バスールの存在が大きいのだろうと思います。
特にセラの移籍は大きいでしょうね、フェラーリにとって。
彼はBMWザウバーに入る前にはミシュランで仕事をしていましたから、いわばタイヤとサスペンションのスペシャリストです。
今季はだいぶ解消されましたけど、フェラーリはタイヤのデグラデーション(性能劣化)に苦労していましたから。
ダンブロシオに関しては名前を覚えていましたけど、走りも顔も人物像も、まるで記憶にないです。
どのような人物なのか。
10月からはパドック内外から彼の言動が表に出てくるでしょうから、わかってくるのでしょうね。
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おわりに
ということで、フェラーリに元メルセデスのセラとダンブロシオが年末までに加わる報道について書いた記事でした。