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廃屋にいた数学好きの少女の正体が判明。阿良々木くんが忘れすぎていて違和感があります - アニメ『終物語』3話「そだちリドル 其の貮」の感想

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毎週土曜日00:00(金曜深夜24:00)より、TOKYO MXにてアニメ『終物語』が放送されています。

 

www.monogatari-series.com

 

以下、ネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2015年10月18日の放送は第3話「そだちリドル 其の貮」でした。 リドル (Riddle) は謎の意味。

 

 

イントロダクション

高校三年の十月、阿良々木暦は神原駿河から、転向してきた一年生、忍野扇を紹介される。
暦に相談があるという扇。直江津高校の図面を作成したところ不思議なことがあると言い出した。
それをきっかけに、暦の高校生活を決定付けた、このまま語られるはずのなかった物語が明らかになる……。
これは、阿良々木暦が「何」でできているかを知る物語。これは、すべての「始まり」を知る物語。

 

公式Webサイトのイントロダクションから抜粋しました。

  

 

3話「そだちリドル 其の貮」

前回2話では、主人公の阿良々木暦と謎の少女?忍野扇が、阿良々木くんの過去の出来事をほじくり返しています。かつて通っていた中学校の昇降口の下駄箱に入れられていた「モンティ・ホール問題」と、阿良々木くんが中学校の頃に足繁く通っていた廃屋になっている洋館での思い出です。これらはいずれも阿良々木くんの中学1年生時の思い出でリンクしているのでしょうし、阿良々木くんを心底嫌っている老倉育が絡むもののであることを匂わせつつ前回は終わっています。

 

matome.naver.jp

 

モンティ・ホール問題に関してはNAVERまとめに記事がありましたので、気になる方は読んでおくとよいでしょう。モンティ・ホール問題 - Wikipediaもあります。

阿良々木くんに宛てられたモンティ・ホール問題はaからcの3通の封筒があり、aを開けたところ「『b』は外れだよ。選択を『c』の封筒に変更する?」と書かれていて、阿良々木くんはcに選択し直して、洋館へと足を運ぶことになりました。cの封筒に地図でも入っていたのでしょう。映像としてcに地図が描かれている描写はありましたっけ? たぶん見逃しています。

中学校の思い出の結論から言ってしまいましょう。阿良々木くんが中1の夏休みに毎日足繁く通っていた廃墟の洋館は、阿良々木が廃墟と思い込んでいただけで、実は老倉さんの自宅でした。家庭環境が悪く、家庭内暴力から家が破壊されていただけ。そして、老倉さんは両親から虐待を受けていて、SOSを阿良々木くんに出していたようです。厳密に言えば警察官である阿良々木くんの両親に対してでしょうか。

両親のことを咎められない&報復が怖いため、阿良々木くんたちに直接言わない&言えない老倉さんは、数学の勉強会と称して夏休み中毎日、自宅に阿良々木くんを招き入れては一緒に過ごし、彼が自分の家庭環境や家庭内暴力を察してくれ、両親に訴えてくれることを期待していたみたいです。

でも夏休みが終わるまで阿良々木くんはそれに気づかず・気づけずに、とうとう老倉家が家庭崩壊し夏休み最終日には阿良々木くんの前から姿を消してしまいました。転校してしまったのか、両親が離婚をして苗字が老倉に変わってしまったのか分かりませんでしたが、おそらく転校でしょう。

これが忍野扇が解き明かした阿良々木くんと老倉さんの謎でした。翌日、登場時に羽川翼と一緒になった阿良々木くんはそのことを報告すると、羽川さんから疑問が投げかけられています。それは、老倉さんはどうして阿良々木くんの両親が警察官だということを知っていたのか、という点です。阿良々木くんは面倒事を避けるために両親の職業のことは決して周りに話さない習慣がついています。それなのに話したこともなかった老倉さんがどうして知っていたの? ということ。

自分には、老倉さんに関する記憶でまだ思い出せていないものがありそうだ……と阿良々木くんが感じたところで今回は終わりです。次回以降、そのもう一つか二つか三つかわかりませんけど、老倉さんに関する記憶・思い出が明らかになるはずです。「おうぎフォーミュラ」では2年前の数学の勉強会絡みの出来事が、「そだちリドル」では中1の下駄箱や廃屋での出来事、この流れからすると次回はもっと前、小学校や幼稚園での出来事が登場するのではないかと予想されます。もちろん、そこでも老倉さんが大きく絡んでくるでしょう。

それにしても、2話3話を観て思うことは、阿良々木くんは忘れすぎていませんか? ということです。家庭崩壊で苗字が変わってしまったのだとしても、元から名前などを老倉さんに関することは聞いてはいけない約束事があったとしても、顔を見れば思い出せると思うんですよね……。昔の知り合いに、顔は思い出せるけど名前が思い出せない、なんてことはよくあることであっても、その逆はあまりないかと。少なくとも私はそうです。名前は忘れていても顔はたいてい覚えています。

いえ、10年20年と時間が開いているなら分かるんです。特に、10歳にも満たない頃、幼稚園や小学生のクラスメイトと10年ぶり20年ぶりに会うとなれば、成長期を間にはさみますから、当時とは身体の大きさも、顔かたちも、男性なら声も異っていることが普通です。その人とどれだけ親しかったかにも依るとは思いますが。でも、今回の老倉さんとの出来事はたった5年ほど前のことで、2-3話と1話とで言えば3年の間隔しかありません。しかも、ひと夏ずっと二人で一緒に過ごしたような、忘れがたい関係を築いていた女の子のことを、女好きの阿良々木くんが完全に忘れるなんてことがあり得るのでしょうか? 当時は今ほど女好きではなかったかもしれないですけど。前回も書いた気がしますが、この点は怪異が絡んでいる可能性を捨てきれないです。怪異などの超自然的な何かが絡んでいないと、あんなに綺麗さっぱりに忘れられるはずがないのではないかと。

それと忍野扇はやはり怪異なのかなぁと感じます。彼女(?)の謎解きは親戚の忍野メメを彷彿とさせる鋭いものですが、彼女(?)の推理は阿良々木くんから話を聞く前から既に知っているかのような雰囲気を醸してきます。

 

dysdisanime.hateblo.jp