先日「エイドリアン・ニューウェイ」が加入したアストンマーティンF1。
既に著名な技術者がいる中で、今後数ヶ月内にさらに数人の技術者が加わり、まさに「スーパーチーム」へと変貌しようとしています。
目次
アストンマーチンがニューウェイ獲得を発表
アストンマーチンF1は、元レッドブルの最高技術責任者 (CTO) のイギリス人「エイドリアン・ニューウェイ」と長期的な契約を結び、マネージング・テクニカル・パートナーという新しい役職に就くことを発表しました。
アストンマーチンの技術陣
Crash.netより。
エイドリアン・ニューウェイは、アストンマーティンの技術陣に加わると、数人の著名なF1関係者と協力することになります。
今後数か月内に、さらに3人の新人技術者がチームに加わり、既に強力な陣容がさらに強化されることになります。
アンディ・コーウェル
その一人は、元メルセデスのエンジン開発の立役者「アンディ・コーウェル」氏です。
10月1日に、マーティン・ウィットマーシュ氏の後任として、新しいグループ最高経営責任者 (CEO) として入社する予定となっています。
55歳のイギリス人はアストンマーティンF1チームの総指揮を執り、オーナーのローレンス・ストロールに直接報告することになります。
コーウェルは、2014年から2021年にかけてメルセデスがグランプリを席巻した、その栄光の基礎を築いたV6ハイブリッドエンジンの立案者であった人物です。
エンリコ・カルディレ
アストン・マーチンにとってもう一つの大きな成果は、フェラーリのF1技術チームの重要な柱である「エンリコ・カルディレ」の契約です。
フェラーリに20年近く勤め、最近はシャーシと空力部門のテクニカルディレクターを務めていた彼は、ガーデニング休暇を経て、2025年にアストンマーティンの最高技術責任者 (CTO) に就任する予定になっています。
もう一人の上級役員として加わるカルディレは、事実上、指揮系統において(ダン)ファローズの直上に位置づけられ、アストンマーチンの技術部門をさらに強化することになります。
ダン・ファロウズ
ファロウズは、レッドブルとの長期にわたる交渉の末、チームを再構築したアストンマーチンの早期契約者の一人となり、レッドブルとの契約合意に達しました。
チームは2021年から2022年にかけての技術部門の大規模な再編の一環として、レッドブルの元空力責任者を新たなテクニカルディレクターとして引き抜くことに成功しました。
ファロウズは2006年にレッドブルに加入して以来、チーム内の重要人物として活躍し、ニューウェイがアストンマーチンに移籍する前には一緒に直接働いていたことから、ニューウェイの弟子とみなされていました。
ボブ・ベル
「ボブ・ベル」の獲得は、今年初めに苦戦しているアルピーヌの顧問の役職を退いたF1のベテラン技術者です。
65歳の彼は、2005年と2006年に「フェルナンド・アロンソ」を擁したルノーが最後の世界タイトルを獲得した際にチームのテクニカルディレクターを務めており、チームにチャンピオンシップ優勝の経験をもたらしました。
ベルはアストンマーチンのエグゼクティブディレクター(テクニカル)として技術、エンジニアリング、パフォーマンス機能を監督することになります。
また、チーム代表の「マイク・クラック」に直接報告します。
トム・マッカロー
「トム・マッカロー」は10年前にフォース・インディアとしてチームに加わって以来、長年アストン・マーチンの技術部門の中心メンバーとして活躍してきた人物です。
彼はエンジニアリング部門で昇進し、現在はアストンマーチンのパフォーマンスディレクターを務めています。
これは重要なポジションで、ガレージ両側のエンジニアリングチームや工場のパフォーマンスグループと緊密に連携しています。
ルカ・フルバット
元ザウバーのチーフデザイナーである「ルカ・フルバット」。
彼は2022年シーズンに向けて、アストンマーチンの新エンジニアリングディレクターとして契約しました。
イタリア系イギリス人デザイナーであるフルバットは、20年以上にわたるキャリアの中でBAR、トヨタ、マクラーレン、トロロッソで働いており、アストンマーチンの技術部門に重要な経験と専門知識をもたらしました。
とのこと。
誤訳御免。
感想
感想です。
改めてとんでもない陣容ですね。
ただ、ニューウェイを含めて彼らをまとめる力が、チーム代表である「マイク・クラック」にあるかは少々どころでなく疑問です。
役職の力関係としてニューウェイがクラックの上になるのか知らないのですが、でも代表ですからクラックの方が上なのかなと勝手に思っています。
ウィットマーシュはカルディレの入社とともにCEOを譲るのでしたっけ? 同じようにクラックも、という可能性はありそう。
いや適当に言っているだけですが。
でもこれだけの陣容をまとめる意味でも、ニューウェイという大天才がアストンには必要だったのかもしれませんね。
その意味でもチームにとって重要な契約だったのでしょう。
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おわりに
ということで、エイドリアン・ニューウェイの加入で「スーパーチーム」がさらにスーパーになったとの報道の感想を書いた記事でした。