「ヘルムート・マルコ」にとって、「エイドリアン・ニューウェイ」のアストンマーティンF1への移籍は、短期的にも長期的にも影響を及ぼさないだろう、と海外メディアが伝えています。
目次
アストンマーチンがニューウェイ獲得を発表
アストンマーチンF1は、元レッドブルの最高技術責任者 (CTO) のイギリス人「エイドリアン・ニューウェイ」と長期的な契約を結び、マネージング・テクニカル・パートナーという新しい役職に就くことを発表しました。
ニューウェイのコメント
レッドブルの顧問「ヘルムート・マルコ」は、レッドブルの衰退をニューウェイの移籍と結びつける批評を否定しています。
しかし、彼にとって、このような大規模で組織化されたチームにおいては、個人の別れは、それがどんなに優秀な人であっても、長期的な影響さえも及ばないようです。
Inside Line F1のポッドキャストにてニューウェイや彼との別れについて、また彼の離脱がレッドブルにどのように影響するか、またはしないかを語っています。
エイドリアンは変化をもたらした。彼はチーム内でワールドチャンピオンで勝つ方法を知っていた唯一の人物だった。彼はあらゆる知識を持ち込んで、私たちを勝てるチームにするために何をすべきかを教えてくれた。彼はマイルストーンの一人だったと思う。
当時、我々の誰もレースやチャンピオンシップに勝つ方法を知らなかった。つまり、その段階では、一人の男が変化を起こすことができるのだ。
現在、チームには2000人の従業員がいるが、重要なのは個人ではなくチームだ。また、より多くのシミュレーションツールとより多くのデータがあるためだ。
とのこと。
誤訳御免。
感想
感想です。
説得力がないですね。
確かにマルコの言うとおり、個人よりチームが大事なことも多々あるでしょう。
しかし今回チームを離れた人は稀代の天才です。
一般的に名前の知られていない一人のエンジニアが抜けたのとは訳が違います。
天才が組織を抜ければ、組織が瓦解することは十分あり得そうに感じられます。
それはレッドブルの現状がそれを物語っていますよね。
全てがニューウェイが抜けたからとも思いませんけど、彼の離脱が組織に小さくない影響を及ぼしているのは目に見えています。
直接的な影響だけでなく、彼が離れたことでウィートリーも離脱したかもしれませんし、ニュースにならないだけで上級以外のエンジニアやスタッフにも彼に追随したかもしれませんから、間接的な影響も無視できません。
マクラーレンCEOザク・ブラウンが以前、チームにはたくさんの履歴書が送られていると言っていました。事実かどうかは知りませんが。
そして、チームの現状から、クリスチャン・ホーナーには思っていたほどのカリスマや統率力がなかったことも、何となく伝わってきます。
元からなかったのか、長いことトップにいることで少しずつ失われたのか、あるいは例の女性問題をきっかけにしたのか、それはわかりませんけど。
ホーナーの視点から見ると、今回のマルコの発言は彼への皮肉にも受け取れてくる不思議。
F1はDAZNで!
F1観戦は『DAZN』で!!
『DAZN』ではF1などが配信されています。
Amazonの「Fire TV」で『DAZN』を視聴可能です。
『Fire TV』ならDAZNだけでなく、TVerやU-NEXT、NHK+も。
おわりに
ということで、ヘルムート・マルコがレッドブルにエイドリアン・ニューウェイ離脱の影響はないと主張する報道の感想を書いた記事でした。