F1の2024シーズン第16戦「イタリアGP」で、フランコ・コラピントがウィリアムズからF1の週末をフル完走しました。
チームメイトの「アレクサンダー・アルボン」から素晴らしい褒め言葉をもらっています。
目次
第16戦イタリアGP
2024年8月30日金曜日からF1は第16戦イタリアGPが開催されました。
開催地はイタリアはモンツァにある「モンツァ・サーキット」。
結果と感想は以前記事にしています。
上にリンクを貼った記事がそれ。
コラピントのGPデビュー
21歳のアルゼンチン人「フランコ・コラピント」が、このイタリアGPでデビューを果たしました。
ザントフォールトでのオランダGP後にチームを解雇された「ローガン・サージェント」の後任として『ウィリアムズ』からの出走です。
フリープラクティス1のみを走ったことはあります(いわゆる「ルーキー起用義務」)は既に経験済みですが、グランプリの週末をフルに参戦したのは今回が初のはずです。
コラピントのデビュー戦は予選18位、決勝12位という結果でした。
サージェントはオランダGPでマシンを壊していましが、コラピントはマシンを壊さず、そしてレースではスターティンググリッドから6つポジションを上げてゴールラインを越えています。
アルボンからの言葉
コラピントのチームメイトとなったタイ系イギリス人「アレクサンダー・アルボン」は、GPblogなど海外メディアから、彼に多くの指導をする必要があるかどうか尋ねられ、次のように答えています。
あなた方が思っているほどではないよ。彼が何をしたのかわからない。彼がアブダビでルーキーテストを受け、その後シルバーストンでテストを受けたことは知っているけどね。彼はその両方が得意だったが、シルバーストーンでは特に強い。
彼は週末を通してここで強かった。彼は素晴らしいスピードを持っている。しかし、正直に言うと、彼の労働倫理とメンタリティは、同年代の人間としてとても印象的だと思う。
彼は知るべきことを知っている。そして彼は良い意味で自信家でもある。彼は技術者にタイヤやその他のことについての詳しい情報を求めに行くんだ。それでとても印象的だった。彼は間違いなくF1に相応しいメンタリティを持っていると思うよ。
とのこと。
誤訳御免。
感想
感想です。
サージェントは遅かったですしマシンは壊しましたね。
彼は体力不足が1年目から指摘されていて、今季に向けてオフに体力づくりをしていた情報もありました。
しかし、おそらく今季もF1で走るための体力というか筋力が足りていなかったのかもしれません。
ザウバーの某ドライバーのように、シンプルに遅いだけだったらあそこまで壊さないと思うので、遅いだけでなく、別の何かと複合的な要因でああいう結果になっていたのだろうと想像します。
コラピントですが、評価を固めるにはまだまだ早すぎますね。
まず、そもそもマシンがモンツァに合っていたことで中団のライバルに対して優位にあったこと。
次にモンツァのようなシンプルなサーキットではドライバーの力量差が現れにくいこと。
こう言ってはあれですが、モンツァではニック・デ・フリースもウィリアムズでスポット参戦をし、入賞できていました。
そして今年モンツァは再舗装を施され、昨年までよりバンプが少なく小さくなったであろう、走りやすくなっているであろうこと。
というように、彼が好成績を収めやすい条件が結構なレベルで揃っていました。
これだけ好条件だったのに予選18位、決勝12位でしかなかった、とも受け取ろうと思えばできるでしょう。
褒める前提で見ればよくやったとなるでしょうし、叩く前提で見れば12位じゃ駄目じゃない? と、どうとでも受け取れそうな初戦の結果だなぁというのが個人的な印象です。
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おわりに
ということで、フランコ・コラピントのグランプリデビューをアルボンが褒めているとの報道を読んだ感想を書いた記事でした。