アストンマーチンの「フェルナンド・アロンソ」は「物事を正すのは一人の人間の仕事ではない」と主張している、と海外メディアが報じています。
「エイドリアン・ニューウェイ」が来週にもアストンマーチン入りするのではと言われていることと関係のある発言のようです。
目次
ニューウェイのアストンマーチン入りか
2024年5月1日、「レッドブルF1」が、チームの最高技術責任者である「エイドリアン・ニューウェイ」の、チーム離脱を発表しました。
離脱の時期は2025年の第1四半期で、とのこと。
2025年3月いっぱいと捉えてよいでしょう。
そして、令和6年9月3日、2024年9月6日金曜日から、エイドリアン・ニューウェイは契約上、自身の将来について自由に発表できるようになり、移籍先は「アストンマーチン」、発表と公式プレゼンテーションが「来週」に届くと、イギリスのDaily Mailが報じました。
報道によれば、契約は複数年となり、年俸は2000万ポンド、約2600万ドル(2300万ユーロ)とのこと。
一人の力では物事は変わらない
アストンマーチン所属のスペイン人「フェルナンド・アロンソ」が、イタリアGP後(上に書いたDaily Mailの報道前)にニューウェイの加入の可能性に関連する噂について、冷静に、次のように発言しました。
FormulaPassionなどより。
まあ、今のところは単なる噂だよ。そして、いずれにせよ、物事を正すのは一人の人物の仕事ではないと僕は信じている。
だから今問われているのは、2025年シーズンに向けて最善の準備をするために、僕たちが何を持っているのか、何に取り組んでいるのか、何が起こっているのか、何が正しい方向なのかを理解することだね。
とのこと。
誤訳御免。
感想
感想です。
言っていることはわからないではないですが、賛同はできないですね。
一人の人物だけで物事を大きく変えることはできない、という点についてだけ言えばおそらく大部分の出来事がそのとおりでしょう。
しかし、人が人を呼ぶ、という点を無視してはいけないと思います。
ニューウェイがアストンに入ることで、彼を追ってアストン入りを希望する有能な技術者が出てくるでしょうし、ニューウェイも希望する人材をチームに要求するでしょうし、彼の力を十二分に発揮させるべくローレンス・ストロールは惜しまず資金を投入するでしょう、息子のために。
特に彼を慕っていたレッドブルのスタッフは、どんどんアストンへ向かうのではないでしょうか。
稀代の天才な上に謙虚な性格、慕う人は多いはずです。
彼のことを知らない人でも、彼と一緒に仕事をしたいと思う技術者は確実にいるでしょう。
チームには既に旧知のダン・ファローズがいることもありますし、ホンダもいますし、ニューウェイも新しい環境で仕事をやりやすいはずです。
もちろんすぐに結果を残せるかとなるとまた話が変わってきます。
2026年からいきなりトップで戦えるだけの体制が整っているか、には疑問があります。
とりわけ不安な点は、今は確かギアボックスとサスペンションはメルセデス製だったと思いますから、メルセデスから他社へ移行するのか、自社製にするのかがわかりませんし、自社製に移行するときには性能や信頼性の問題が出てくると予想されます。
ホンダPUがメルセデスやフェラーリと戦えるかどうかも未知数です。
ドライバーも、ランス・ストロールは論外として、加齢の影響で2026年には能力がさらに落ちているであろうアロンソが、フェルスタッペンたちと戦えるのかは怪しいです。
不安な要素がないとは言えないどころか、結構深刻に思います。
等々書きましたが、このタイミングでチームに冷静になれと言えるアロンソはさすがだな、とも感じました。
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おわりに
ということで、エイドリアン・ニューウェイの移籍の噂について一人の力では物事は変わらないとフェルナンド・アロンソが発言したとの報道の感想を書いた記事でした。