フラビオ・ブリアトーレがアルピーヌF1には「経営陣はいなかった」と主張した、と海外メディアが報じています。
目次
アルピーヌF1
アルピーヌF1は今季、最悪なスタートを切りました。
以前中団で争っていたマクラーレンははるか先に行ってしまい、自分たちは今季深刻なパフォーマンス不足に陥り、当面はトップ争いへ加わる野望を諦めざるを得なくなりました。
数年間の混乱を経て、現在はチームの再編が進められています。
6月にはかつてルノーのチーム代表であった「フラビオ・ブリアトーレ」が特別アドバイザーに就任してF1に復帰。
7月には暫定代表だった「ブルーノ・ファミン」が退任し、替わりにF2やF3のハイテック・グランプリの代表「オリバー・オークス」のチーム代表就任が発表されました。
26年に向けてアルピーヌが新PU(パワーユニット)の製造を諦めるのでは、という報道もありました。
さらには、早ければ2025年から、PUだけでなくトランスミッションやリアサスペンションまでメルセデス製になるとの噂も。
アルピーヌには経営陣がいなかった
フラビオ・ブリアトーレは、アルピーヌには「経営陣はいなかった」と主張しているようです。
マネジメントがなかった。アルピーヌの問題はそこにあると私は思う。
ある時点で、彼らは間違ったマネージャーを何人か選んでしまった。間違ったマネージャーのリストはかなり長かったが、良いマネージャーのリストはなかったね。
こんな感じだよ。エンストンを管理するのは難しいんだ。大きなチーム、大きなモンスターだ。
そこにいる必要がある。パリのアルピーヌのようなチームをひとつ管理するのは非常に困難だ。毎日そこにいなければならない。
ある時点でチーム代表を変更する必要があると気づいた。チームのためにもっと速く走りたかった。2人を面接した。
誰かがオリ(オリバー・オークス)について話していた。一緒に仕事をするのが良いかどうかを理解するために、長い間、3, 4回は会っただろうか。
こんな状況で必要なのは、同じ志を持つ仲間だ。彼は若い。F1史上最年少のリーダーの一人だ。
そして気持ちもそうだ。私はたくさんの人と、チーム代表候補の3, 4人と話をした。私と一緒に、そしてみんなと一緒に働いてくれるオリがチームにとって正しい選択だと確信したんだ。
オリは熱意を持っていた。若く、情熱的で野心的だ。彼こそが我々のチームに必要な人物だ。
このチームを立て直すには、若い人材が必要だ。人格者で、仕事に対する忍耐力のある人材、誰が良いか悪いかを理解する人材、レースで何が起こっているかを理解する人材、そしてファクトリーで何が起こっているかを理解できる人材が必要なんだ。
これが原則だ。オリは、このような大きなチームでの経験はないが、成功する才能はあると私は信じているよ。
とのこと。
誤訳御免。
感想
感想です。
このコメントを読むだけで、ブリアトーレは頭がいい人物だとわかります。
インタビューでこれだけ理路整然と話せる人は、なかなかいないと思います。
F1関係者のインタビューで今までで一番それを強く感じました。
他チームのことならいざ知らず、自分たちのチームのことを、ですから余計に。
自分たちのチームのことをこれだけ客観視できる彼が選んだオリバー・オークスという人物にとても強い興味を抱きました。
どのようなチームに育てるか、とても楽しみです。
もちろん、だからと言ってブリアトーレのことを好きかというと、それは問題が別に存在すると思いますけど。
彼の過去しでかしたことを思い返すと、今でも嫌悪を抱く人は少なからずいるでしょう。
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おわりに
ということで、フラビオ・ブリアトーレはアルピーヌには経営陣はいなかったと発言した報道の感想を書いた記事でした。