ウィリアムズF1は、同アカデミーの「フランコ・コラピント」が今季残りのレースを出走することを発表しました。
争いに敗れた「ミック・シューマッハ」の現在地を、海外メディアが伝えています。
目次
ウィリアムズがフランコ・コラピント発表
ウィリアムズF1が、F2を戦うアルゼンチン人「フランコ・コラピント」を、今年の残りレースで起用することを発表しました。
公式X (Twitter) 上などで発表しています。
この件は以前記事にしています。
ミックの現在地
コラピントとの戦いに勝利することができなかったドイツ人「ミック・シューマッハ」。
彼は今季、世界耐久選手権でアルピーヌのハイパーカーを運転しています。
将来アウディとなるザウバーは現在、ドイツ人「ニコ・ヒュルケンベルグ」のパートナーとなるドライバーを探しています。
現在のドライバーデュオ、フィンランド人「バルテリ・ボッタス」と中国人「周冠宇」よりも意欲的で優れたドライバーを。
ミックは現在、このヒュルケンベルグに並ぶドライバーとして期待し続けています。
F1-Insiderはウィリアムズとマクラーレンからの洞察を含む、若さと経験の組み合わせにより、アウディの要件プロファイルに完璧に適合する、とミックを評しています。
元F1王者のサポート
元F1王者であるドイツ人「セバスチャン・ベッテル」は、ミックを次のように評価しています。
ミックはドライバーとしてF1で2年の経験があり、現在の役割により非常に幅広い技術的見識を持っており、ハースを去って以来人間として大きく成長した。
ミックは優れたレーシングドライバーだ。彼はF2とF3で優勝したが、それは確実なことではない。今、彼は再び成熟したんだ。彼がチャンスを得て、彼の素質を世界に示すことができることを願っている。
ミックはハースでの2年間のせいで不当な烙印を押されてきた。もちろん彼にはミスもあったが、マシンに競争力がなかった。多くの人が彼に対して間違った印象を持っている。
とのこと。
F1にはドイツの英雄が必要
BILDは月曜日(注:サージェントの空いたシートのためのプロモーションということでしょうか)にミックの広告を掲載しました。
結果としてこのことはウィリアムズには受け入れられませんでしたが、この議論はアウディにも同様に当てはまる、と同サイトは言います。
上にあるミックへの世間の間違ったイメージを、アウディは正すことができ、その過程で利益を得ることができます。
特にここドイツでは、フォーリングプロジェクトが最高級の自動車クラスで宣伝効果を発揮できるように、F1にはドイツの英雄が必要です。
とのこと。
誤訳御免。
感想
感想です。
えらく偏った記事でした。
ベッテルの意見には説得力がないです。
ミックはハースの2年目に、当時1年のブランクから復帰したチームメイトである(つまり同じマシンの)ケビン・マグヌッセンに対して完敗していました。
しかも、そのマグヌッセンはその後チームメイトになるヒュルケンベルグにまるで歯が立ちませんでした。
つまりミックは、ヒュルケンベルグより明確に遅いマグヌッセンより明確に遅い、ということです。
この事実を無視して、マシンやチームにせいにするのは、それこそフェアではないでしょう。
ベッテルやF1-InsiderやBILDのように、周りの大人たちが彼を持ち上げることで、かえって彼が苦しんでいるように見え、可哀想になってきます。
彼はWECやフォーミュラEに舵を切るいいタイミングに、私には思えるのですけどね。
大人たちも、ミックはミックであってミハエルじゃないということを、そろそろ受け入れるときじゃないかなと。
英雄は作られるものかもしれませんが、本人にそれを受け入れられるだけの器があるかどうかも大事なことでしょうと。
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おわりに
ということで、ミック・シューマッハはアウディのシートを狙っているとの報道の感想を書いた記事でした。