ウィリアムズF1は、同アカデミーの「フランコ・コラピント」が今年の残りのシーズンを出走することを発表しました。
「ローガン・サージェント」の替わりです。
公式発表なので決定です。
目次
ウィリアムズがフランコ・コラピント発表
ウィリアムズF1が、F2を戦うアルゼンチン人「フランコ・コラピント」を、今年の残りレースで起用することを発表しました。
公式X (Twitter) 上などで発表しています。
Franco Colapinto to race for the remainder of the 2024 season.
— Williams Racing (@WilliamsRacing) 2024年8月27日
ウィリアムズ・レーシングは、フランコ・コラピントが2024年FIAフォーミュラ1世界選手権シーズンの残り期間、チームと共にレースに参戦し、アレックス・アルボンと共にイタリアGPから参戦することを発表しました。彼はレースナンバー#43を使用します。
フランコはウィリアムズ・レーシング・ドライバー・アカデミーのメンバーで、今年のFW46のイギリスグランプリでFP1デビューを果たした。今年のF2選手権では、イモラでのレースで優勝を果たし、バルセロナとオーストリアのフィーチャーレースで表彰台を獲得したほか、さらに7回のポイント獲得を果たしました。
(略)
チームは、この機会に、過去2シーズンにわたるローガン・サージェントの努力と献身に感謝したいと思います。彼は36 回のグランプリに出場し、昨年のアメリカ GP では30年前のマイケル アンドレッティ以来初めてF1ポイントを獲得したアメリカ人ドライバーになりました。ローガンはウィリアムズファミリーに残り、私たちは彼がレースキャリアを続けられるようサポートします。
一部を翻訳しました。
コラピントのコメント
コラピントのコメントです。
ウィリアムズでF1デビューできることは光栄です。夢が実現しました。
このチームには素晴らしい歴史があり、トップに戻る使命を持っているので、その一員になれるのが待ちきれません。
シーズン半ばにF1に参戦するのは、膨大な学習曲線となるでしょうけど、僕はその挑戦に立ち向かう覚悟ができています。
アレックスとチームと共に、成功に向けて全力を尽くします。
とのこと。
チーム代表のコメント
チーム代表である「ジェームス・ボウルズ」のコメント。
シーズン途中でドライバーを交代することは、我々が簡単に下した決断ではないが、これによりウィリアムズがシーズンの残り期間でポイントを争う最高のチャンスが得られると信じている。
我々はマシンに大幅なアップグレードを施したばかりであり、非常に熾烈な中団争いでポイント獲得のチャンスを最大限に活かす必要がある。我々はウィリアムズ・レーシング・ドライバー・アカデミーの若手ドライバーへの投資も重視しており、フランコはシーズン最後の9戦で自分の実力を発揮する素晴らしい機会を得ている。
ウィリアムズ在籍中、全力を尽くしてきたローガンにとって、これは間違いなく非常に厳しい状況だ。我々は彼の懸命な努力と前向きな姿勢に感謝したい。
ローガンは才能あるドライバーであり、我々は彼が将来もレースキャリアを続けられるようサポートしていく。フランコは素晴らしいスピードと大きな潜在能力を持っていることは承知している。彼がF1でどのような活躍をしてくれるかを楽しみにしている。
とのこと。
誤訳御免。
感想
感想です。
いや、噂はされていましたが、これには少々驚きました。
ミック・シューマッハになる可能性が高いとメディアでは言われていたので。
ただ同時に、この結果を受けて改めて考えると、当然の選択にも思えます。
ミックは遅いし壊すしということはハースの2年間で自ら証明しているからです。
同時に噂にあったリアム・ローソンは、メルセデスが許可をしなかったのだと私は想像していますが、それもよくわかります。
レッドブルはローソンを完全には手放す気がなく見えるからです。
再びレッドブルに戻るドライバーに、メルセデスPUの内情や機密を知られたくない・レッドブルに持ち帰られたくない、とメルセデスというかトト・ヴォルフが判断したのでしょう。
となると、自チームのアカデミー所属で、既にシート合わせも終わっていて、今季型のマシンを既に走らせた経験のあるコラピントを、と考えるのはごく自然です。
個人的にはコラピントには大きな才能は感じていません。
小粒感が強いですけど、それはミックもローソンも同じですから、まだ実力を測れていない分、伸びしろがありそうな彼に託すのはアリですね。
モンツァ以降、コラピントがアルボンに対してどれだけやれるか、楽しみです。
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おわりに
ということで、ウィリアムズがフランコ・コラピントが2024年シーズンの残り期間レースに出場すると公式発表したことの感想を書いた記事でした。