「エイドリアン・ニューウェイ」は、自身の次のF1の移籍に関する噂については最新の情報を把握していないと語った、と海外メディアが報じています。
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ニューウェイのレッドブル離脱
2024年5月1日、「レッドブルF1」が、チームの最高技術責任者である「エイドリアン・ニューウェイ」の、チーム離脱を発表しました。
離脱の時期は2025年の第1四半期で、とのこと。
2025年3月いっぱいと捉えてよいでしょう。
ニューウェイがレッドブル離脱後の動向について、様々な憶測があがっています。
離脱発表当時、フェラーリが次の移籍先のポールポジションにいると目されていました。
しかし、その後トーンダウンして、近ごろは可能性が低くなったという報道がほとんどです。
何でも彼は従業員20人をマラネロに連れて行こうとしたとされ、それはフェラーリにとって非現実的な計画だったと。
一方で近ごろ活発になっているのはアストンマーチンへの移籍です。
最近では、1億ドルの契約だとか、9月初旬にも移籍が決断されるとかの報道がありました。
最新情報は把握していない
F1パドックではニューウェイの次の動きが依然として話題となっていますが、当の本人はそのことについてどう思っているかを、レッドブル社内のポッドキャストTalking Bullで語っています。
それについてはとても簡単だよ。私はソーシャルメディアをあまり読まないし、特に雑誌も読まないからね。それはずっと前に止めたことなんだ。
レイトンハウス時代、私が最初に手掛けたマシンは1988年だった。明らかに私の若気の至りだった! あれは良い小さなマシンだった。その後、89年に我々は完全に失敗し、私はF1パドックのエンジニアリング部門の新たなヒーローから一発屋の◯カに転落した。
良いニュースがあるときに新聞を読んで、悪いニュースがあると腹を立てるなんてことはできないと思ったから、その時点で「オーケー、新聞なんて読まなければいいんだ!」と言ったんだ。
妻のマンディはソーシャルメディアをフォローしている。彼女は私に何が起きているかを大まかに知らせてくれるkど、私はそれにあまり気づいていない。
私はただ自分の人生を生きようとし、影響を受けないようにしているよ。
とのこと。
誤訳御免。
感想
感想です。
さすが、賢明な判断です。
ニューウェイは当時の自分を◯カと言っていましたが、1990年でしたっけ、ポール・リカールでのフランスGPにおけるレイトンハウスの快走は、今でも強く記憶に刻まれています。
イヴァン・カペリとマウリシオ・グージェルミンの2人でしたね。
あのレースは、私のF1視聴人生の中で最も印象的なものの一つです。
非力なジャッドエンジンの、トラブルの多い、あのレイトンハウスが、マクラーレン・ホンダやフェラーリに勝てるかも! 勝ってほしい! 勝ってくれ!! とテレビ画面に祈りながら観ていました。
放送は深夜だったかと思いますが、一人で大興奮でした。
レースは、終盤までトップを走り続けていたカペリでしたが、フェラーリのアラン・プロストに、残り3周でしたか、抜かれてしまい惜しくも2位に終わりました。
2位でも十分な成果ですけど、嬉しいより悔しいが強かったです、レイトンハウスファンでもなかったのに。
プロストを◯みましたよ。
あのときのレイトンハウスCG901B(でしたか?)の挙動の滑らかさは、美しさすら感じさせるほど素晴らしかったです。
確か、あのレースでレイトンハウスはタイヤ無交換作戦を敢行していて、そのくらいタイヤへの負担が少なく、マシンセッティングがコースにドハマリしたのでしょう。
ニューウェイのマシンは当時から空力に優れていて、しかしレイトンハウス時代はあまりに空力に寄りすぎていたため極めてピーキーになっていました。
サスをガッチガチにしていたみたいですね。
そういう意味で、若かったという彼のコメントどおりだったのでしょう。
その後、彼はウィリアムズへ移籍し、パトリック・ヘッドたちと出会うことで、バランス感覚が養われ、より完璧な存在になっていったのかなという印象です。
昔語りが長くなってしまいました。
個人的に、あの頃の自分を振り返った箇所が、移籍の話より楽しかったのでつい。
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おわりに
ということで、エイドリアン・ニューウェイは自身のF1の将来に関する騒ぎに「比較的無関心」、との報道の感想を書いた記事でした。