ウィリアムズF1の代表「ジェームス・ボウルズ」は、チームをトップグループに返り咲かせようとしています。
しかし元F1ドライバーで現在専門家の「マルク・スレール」は、ボウルズのこれまでの仕事を非難している、と海外メディアが報じています。
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カルロス・サインツのウィリアムズ移籍
2024年7月30日、2024年7月29日だったかもしれませんが、フェラーリ所属のスペイン人「カルロス・サインツ」がウィリアムズF1との複数年契約をしました。
その件は以前当ブログで記事にしています。
2026年時にトップチームのシートに空きがある場合はチームを離脱することができる、という「解除条項」のオプションつきとも噂されています。
チーム代表がサインツ獲得を語る
メルセデス出身で、ウィリアムズF1のチーム代表である「ジェームス・ボウルズ」はチームの躍進の「顔」です。
野心的な目標を持って伝統的なレーシングチームをかつてのような常勝チームに戻したいと考えています。
サインツの獲得もあり、彼の手腕を称賛する声も多い中、パドックの全員が彼の魔法に屈したわけではない、とMotorsport-Totalが伝えています。
例えばスイス人の専門家「マルク・スレール」です。
彼がFormula1.deのYouTubeチャンネルで発言しています。
なぜ彼らは今になって急に良くなったのだろうか? 今年はさらに悪化した。それを忘れてはならない!
私はジェームス・ボウルズが単純に過大評価されていると散々言ってきた。
ヨースト・カピート(元チーム代表)は部下とともにマシンを造った。ジェームス・ボウルズが(後から)ウィリアムズに来て(カピートが手掛けた)マシンを手に取り、彼らはポイント圏内でフィニッシュした。
そうだね、本当に素晴らしかった。賞賛はすべてジェームス・ボウルズに向けられたが、マシンを造った人間には向けられなかった。ヨースト・カピートは去ってしまった。
そして今、彼は今年自分のマシンを造っているが、そのマシンは重すぎて遅すぎるし、アップデートも遅すぎる。
彼らはウィリアムズでかなり悪くなったと思う。だから、おそらく彼らは今そこから学んでいて、来年は状況が少し良くなるだろう。
忘れてはいけないのは、来年に向けてあまり大きく変えることはできないということだ。なぜなら、来年は新しいマシンを作らなければならないからだ。1月1日から新しいマシンの設計を始めることができ、全チームがそうするだろう。
つまり、来年のウィリアムズでは状況がさらに良くなるということだが、私はそれを疑っている。ポイントは獲得できるが、最前線で戦えるとは思えない。
とのこと。
誤訳御免。
感想
感想です。
重要な指摘と思います。
現実問題として、ドライバーやPUは昨季と変わらないのに、今季は昨季ほど結果を残せていませんし、相対的に遅くなっていますから、これはデザインチームやチーム代表の責任でしょう。
でもサインツは過大評価に踊らされて契約をした訳ではないでしょうね。
移籍に躊躇していた理由がまさにそれでしょう。
ボウルズも先日、今季チームがうまくいっていないことを認める発言もしていたと思います。
サージェントを解雇するように、ボウルズも結果を残せなければ責任を取らされる立場にあります。
来季も駄目なら、ということは十分あり得るでしょうね。
2026年の大きなレギュレーション変更があるので、オーナーはそこでの走りを見るまでボウルズの処遇決定を延ばすかもしれませんが。
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おわりに
ということで、マルク・スレールがウィリアムズ代表を過大評価と断じた報道の感想を書いた記事でした。