フェラーリF1所属の「カルロス・サインツ」が来季ウィリアムズに移籍します。
ウィリアムズにとってグランプリウィナーの獲得は大きな功績ですが、サインツにとってはグランプリの優勝を諦めることを意味するかもしれません。
チームのボス「ジェームス・ボウルズ」がそのことについて語っている、と海外メディアが報じています。
目次
カルロス・サインツのウィリアムズ移籍
2024年7月30日、2024年7月29日だったかもしれませんが、フェラーリ所属のスペイン人「カルロス・サインツ」がウィリアムズF1との複数年契約をしました。
その件は以前当ブログで記事にしています。
2026年時にトップチームのシートに空きがある場合はチームを離脱することができる、という「解除条項」のオプションつきとも噂されています。
チーム代表がサインツ獲得を語る
ウィリアムズのチーム代表である「ジェームス・ボウルズ」が、F1Nationのポッドキャストにて、司会者のトム・クラークソンとサインツの獲得について語っています。
クラークソンが、レースに勝てるチームから最後尾のチームに移籍するをこと受け入れるのは、サインツにとって難しいことだったかという質問に対して。
移籍決定になぜこれほど時間がかかったのかを要約してくれた。そのとおりだよ。
だが、それは私がこれまで歩んできた道と何ら変わらないと思う。
グリッドの前から最後尾に移動した。意図的にそうする決断だった。
しかし、チームを前進させることで得られる報酬は、たまに勝つことよりもはるかに大きいものだ。
カルロスの頭の中はそこにあると私は想っている。
彼は自分が何にサインしたかをわかっている。彼はバカではないからね。
彼の家族に初めて会ったのは2023年のアブダビだった。彼はフェラーリと契約していた。
私が詳細なレベルまで掘り下げたドライバーはたった一人しかいなかった。それがカルロスだった。
他のドライバーと話していなかった訳ではなく、話はしていたし、しかもそれは様々ななタイミングで、だ。しかしカルロスとの話し合いに比べれば軽いものだった。
23年は「これが私であり、私が何を代表していて、これが私がこのプロジェクトを信じている理由だ。真剣に検討してほしい」というものだった。
私は以前から彼に注目していたんだ。カルロスはランド(ノリス)やシャルル(ルクレール)、時にはマックス(フェルスタッペン)にも勝った。
トロロッソが「マックスは速いが、他のドライバーを過小評価してはいけない」と考えていたのを覚えている。
それが始まりだった。彼が正しい精神状態にあるとき - マクラーレンでの2年目、彼のパフォーマンスはどのように進化したか…
調子が良いときはものすごく速い! 当時はランドがどれだけ速いのか知らなかった。でもジョージ(ラッセル)がどれだけ速いかは知っていた。それが結びつけているんだ。
とのこと。
誤訳御免。
感想
感想です。
べた褒めです。
ボウルズはここまでの言動を見てもオープンな人で嘘をつかない人という印象です。
このブログには書いていませんが、獲得交渉において自分たちの計画や来季のマシンのことなど、かなり腹を割って話したという報道もありました。
そこまで欲してくれるならとサインツも心を許したのではないかなと、私は想像しています。
ボウルズの誠実さや実直さ、地道な活動が実を結んだ結果なのでしょう。
と言っても彼もF1の代表まで上り詰めた人です。
そして、その誠実さ故に厳格でもあると想像します。
ローガン・サージェントに対しては優しくも厳しい姿勢を貫いていますから。
でもそういうところも、彼が信頼できるところなのでしょうね。
それはさておき、サインツとアルボン、この対決は個人的にとても楽しみです。
ボウルズも言うとおり、フェルスタッペンやノリス、ルクレールとやり合ってきたサインツに対して、アルボンがどれだけやれるか。
アルボンの実力に懐疑的な私にとって、彼の絶対的な力を測るのにサインツは絶好の相手ですから。
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おわりに
ということで、カルロス・サインツの移籍はグリッドの先頭から最後尾に下がることになるのでは、との質問にウィリアムズ代表が答えた報道の感想を書いた記事でした。