ビザキャッシュアップRB F1の「角田裕毅」はモータースポーツの最高峰クラスに参戦して4年目です。
彼は今年がF1で最高の年になると信じている、と海外メディアのインタビューに答えているようです。
目次
角田裕毅の残留
VCARB所属の日本人「角田裕毅」はF1挑戦4年目です。
昨季途中から経験豊富なチームメイトのオーストラリア人「ダニエル・リカルド」との戦いが続いています。
これまでのところ角田はチームメイトに対して10点のリードを保っており、彼のパフォーマンスは広く賞賛されています。
なぜ彼が「マックス・フェルスタッペン」と並んでレッドブルのシートに真剣に検討されなかったのか、そこに疑問を覚えた人も少なくありませんでした。
最高の年になる
角田はRacingNews365の独占インタビューに応じ、今季の前半戦を振り返っています。
これまでのところ、過去4年間で自分のパフォーマンスに最も満足していることは間違いない。もちろん、もっと上手くやれたであろうこともたくさんあるけど、悪くはないよ。
モントリオール(カナダGP)では、ポイント圏内にいたときに間違いなくミスをし、それが原因でポイントを失った。それはちょっと不必要だった。バーレーンもそう。自分で解決できることばかりだ。
シルバーストン(イギリスGP)は、特にドライコンディションに対処しなければならなかったとき、ポイントをあまり期待できないレースだった。
もちろん、少し雨が降ったり、複雑なコンディションだったりしたことも少しは助けになったけど、難しいコンディションや困難な状況の中でポイントを獲得することができた。
(F1キャリアの)最初の数年間だったらポイントを獲得できなかったと思うから、確実に成長できているし、正しいルートに乗っていると感じているよ。
とのこと。
誤訳御免。
ちなみに、カナダでは角田はでポイント圏内にいましたが、終盤にスピンを喫し後退して、4ポイントを失っています。
バーレーンでは、チームがレース終盤に角田に対しチームオーダーを出し、彼がオーダーを受け入れる前後にチーム無線で不満を表明、最終的にリカルドの後ろでフィニッシュし、ランオフラップで「非常に積極的」にリカルドをパスすることで再びフラストレーションを表現していました。
感想
感想です。
いや、成長をしているのでしょうけど、私は彼は1年目からもっとやれていたと思っています。
世間が思っているより、そして彼が思っているより、彼は1年目から完成されていたドライバーでした。
1年目の2戦目でしたっけ、クラッシュしときにフロアにダメージを負っていたのでしょう、あれから彼の「不調」は始まっているように見えます。
その不調の間、彼がマシンを信用できないと発言していたかと思いますが、あれは事実と感じています。
ドライバーの感覚でしかわからない、機器で計測できないレベルの「狂い」がマシンにあって、彼が真の速さを発揮できなかった可能性です。
シーズン後半に入る頃、確かロシアGPと思いますが、そこでようやくシャーシを変えたそのレースから、彼は再び速さを取り戻していましたから、私はそうと確信しています。
彼の実力が足りていないとか調子が悪いとかではなく、シャーシの問題がまずあって、そこから彼の調子が「狂わされていた」と。
クラッシュをしたこと、チームにマシンを変えるよう、もっと早くもっと強く主張すべきだったこと、この2点がとてももったいなかったです。
これができなかったが故に、この後数年の彼の評価を決定づけてしまった感。
2年目(一昨年)と昨年の前半はマシンがどうしようもないレベルで駄目でした。
グランプリウィナーのガスリーでさえ苦戦していたのですから、ドライバーでどうにもできない状況だったのでしょう。
昨年前半から10位前後で頑張っていて、あの時点で既に彼は完成されたドライバーだったと思っています。
が、如何せんマシンに戦闘力がなさすぎました。
マシンが安定し、ライバルと戦えるくらいの速さを持った昨年後半から、角田は彼の持つ速さをしっかりと結果に結び付けられるようになっています。
今季も、スペインでアップデートが入るまではよかったですね。
アップデートが入ってから、角田に乗りにくく、リカルドに乗りやすいマシンに変わっている感覚です。
ベルギーGP後のレッドブルの会合のタイミングを考えると、あえてあのタイミングに、角田にとって乗りにくいマシンを提供する必要がチームに、レッドブルに、あったのだろうなという印象ですね。
これが、もろに私の主観にまみれた感想です。
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おわりに
ということで、自分は正しい道を進んでいると角田裕毅が海外メディアとのインタビューで語った報道の感想を書いた記事でした。