アルピーヌF1は今季限りで自社ルノー製のパワーユニット (PU) を放棄すると言われています。
この決定(翻訳元の記事は決定と書いています)、フランスのルノー工場、ヴィリー・シャティヨンの従業員から強い批判にさらされている、と海外メディアが報じています。
目次
アルピーヌF1
アルピーヌF1は今季、最悪なスタートを切りました。
その原因の一つはルノーPUで、ルノーPUは現状、最弱のパワーユニットメーカーと言われています。
現在でも技術的な危機にあるのに、新たなPU規制がスタート2026年にさらなる苦境が待っていることは容易に想像されます。
26年に向けてアルピーヌが新PUの製造を諦めて、他メーカーのPUサプライヤーを探すという報道が先日ありました。
アルピーヌが自社PUを放棄したとしてどのメーカーのPUを搭載するかというと、これまでメルセデスとフェラーリが噂に挙がっています。
メルセデスはアルピーヌとPUに関する協議をしたことを認めています。
早ければ2025年から、メルセデスPUだけでなくトランスミッションやリアサスペンションまでメルセデス製になるとの噂も。
裏切り行為と非難
『ルノー』はアルピーヌF1へのエンジン供給を終了するため、ルノーは2016年の復帰後、モータースポーツの最高峰クラスで8年間の活動を終えました。
注:記事では決定事項と書かれていて、そのまま訳しますが、そういう報道はまだないと思います、たぶん。
この決定は、パリ南にあるフランスのルノー工場「ヴィリー・シャティヨン」の従業員から大きな批判にさらされています。
労働組合の代表である「カリーヌ・デュブルック」はフランス紙L’Équipeにこの不愉快な驚きについて語っている、とGPblogが報じています。
我々はそれ(ルノーPUの放棄)が来るとは思っていなかったんだ。
それは背中を刺す行為であり、裏切りだ。
我々はここで12回、F1チャンピオンになれるエンジンを開発してきたが、突然それができなくなるのかい?
また、名前は非公表ですが、工場の従業員は次のように語っています。
メルセデスのエンジンと同等になると考えている。最悪の場合でも15馬力の差だ。我々はターボのすべてを再設計していたんだ。
とのこと。
誤役御免。
感想
感想です。
工場で働く人たちにはたまったものではないでしょうね。
特に立場が下になればなるほど、職を失う人も出ているでしょうし、最悪、ということもあるかもしれません。
気になっているのは、この記事の記者がアルピーヌが来季ルノーPUを放棄することを、決定事項として扱っていることです。
そんなニュースありましたっけ?
今はまだ噂の段階で、今後おそらく公式に発表されるのでしょうけど、まだ公表はされていないと思うのですが。
私の見落としかもしれません。
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おわりに
ということで、アルピーヌのルノーPU放棄にルノーの工場が裏切りと非難しているとの報道の感想を書いた記事でした。