レッドブルF1の顧問「ヘルムート・マルコ」は、レッドブル・レーシングとの絆が強化されたことから、同チームへの献身を誓ったと海外メディアが報じています。
報道によれば「マックス・フェルスタッペン条項」が解除されたようです。
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ヘルムート・マルコのレッドブルへの新たなコミットメント
ヘルムート・マルコの役職は、レッドブル・レーシングのコンサルタント・顧問として GmbHの代表を務めるとともに、F1チームのディレクターも務めています。
ハンガリーでの週末、81歳の彼は2026年末までレッドブル・レーシングにコミットすることを明確にし、自身とチームとの境界線を曖昧にしない行動をとった、とPlanetF1では報じられています。
「フェルスタッペン条項」解除か?
今年の初め、フェラーリへと去るイギリス人「ルイス・ハミルトン」の後継者として、メルセデスと代表の「トト・ヴォルフ」が、オランダ人「マックス・フェルスタッペン」の獲得を画策していました。
そのときにマルコがフェルスタッペンの将来に影響を及ぼしていたことも明らかになっています。
どういうことかというと、フェルスタッペンの契約書には「マルコがレッドブルでの地位を退いた場合、フェルスタッペンがチームを離れることができる」ことが盛り込まれていました。
それはマルコがチームディレクターとしての立場を通じて挿入したとされています(ホーナーは知らなかったとの噂も)。
当のフェルスタッペンは先日、少なくとも2025年はミルトン・キーンズを拠点とするチームに残る意向を明確にしていて、マルコの新たな関与によって先ほどの条項は無効になったとのことです。
チームの平穏を取り戻す動き
マルコとF1チームの関係強化は、レッドブル・レーシング内の平和を取り戻す動きと見ることができます。
故ディートリッヒの息子でレッドブル社の49パーセントの株主である「マーク・マテシッツ」は、レッドブル社のCEO「オリバー・ミンツラフ」とともに、チーム幹部間の平和を回復することに熱心に取り組んできた結果でもあると、前出のメディアは伝えています。
とのこと。
誤役御免。
感想
感想です。
これはオーストリア側とタイ側の権力争い的にはどう捉えるべきなのでしょう。
オーストリア側がタイ側にすり寄った、言い換えると、マルコがホーナーの軍門に降ったと受け取ることもできそうですが。
マルコが以前ほどの決定権を持たなくなったとしたら、トップチーム昇格を目指している角田裕毅としては、あまりいい傾向ではないと思います。
セルジオ・ペレスの続投か解雇か、解雇された場合誰が彼の代替になるのか、ダニエル・リカルドかリアム・ローソンか角田か。
その結果からも、レッドブル内の権力抗争がどう変化しているかを見定められる大きな出来事になりそうです。
今後鍵になるのは「ヨス・フェルスタッペン」でしょうね。
彼がどういう立場からどういう発言をするのか。
それに対してマルコがどういう反応を示すか。
ここからも抗争の状況、それぞれの立場や位置関係がもう少しわかるかもしれません。
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おわりに
ということで、ヘルムート・マルコが若手の行く手を阻む者たちがいるとコラムを書いているとの報道の感想を書いた記事でした。