ビザキャッシュアップRB F1の「ダニエル・リカルド」は来季のシートが決まっていません。
チーム代表の「ピーター・バイエル」が海外メディアに語ったところによると、レッドブル・ジュニアチームには準備万端の才能が3人いること、リカルドのプレッシャーに晒されている中での対処を称賛してもいるようです。
目次
ダニエル・リカルド
「ビザキャッシュアップRB (VCARB) 」所属のオーストラリア人「ダニエル・リカルド」。
昨季途中からVCARBのレギュラーシートを獲得していますが、今季はチームメイトの日本人「角田裕毅」に負けており、来季のシートが危ういと言われています。
レッドブルの顧問である「ヘルムート・マルコ」がオーストリアGPを前に、リザーブドライバーニュージーランド人「リアム・ローソン」の2025年のVCARBの正規ドライバーへの昇格を言葉にした、との海外の報道がありました。
角田裕毅は既にチームと2025年の契約を交わしているため、ローソンの替わりにチームを離脱するのは自動的にリカルドになります。
リカルドの対処を称賛
チームのCEO「ピーター・バイエル」がPlanetF1に対して、厳しいプレッシャーにさらされているリカルドがしている対処を大いに称賛をしているようです。
ダニエルは間違いなく最善の方法で対処している。
外部からのその他の騒音については、正直言って不公平だと思う。
公平を期すために、F1のパドックにいる人々に大きな要望を求めている。紳士協定について話すとき、私はいつも笑顔を絶やさない、ジェントルマンを見せてよ!
基本的に、彼は集中できるようになっている。彼は「彼らが間違っていることを証明してやる」と考えていると思う。彼の集中力はすごいよ。
メディアへ出演する時間はこれ以上ない。本当に最小限に抑えているんだ。スポンサー出演も最小限。
ある人は、彼が気を散らさないようにスマートフォンからInstagramを削除して、チームに管理させていると言っていた。
おそらく今、ダニエルのようにレースに集中しているのは、他にマックス(フェルスタッペン)だけだろう。レースこそがすべてだと思っているのは、この2人だと思う。
と、これ以上ない称賛をしています。
準備万端のジュニアが3人
一方でバイエルは、顧問である「ヘルムート・マルコ」が以前、来季のリカルドの替わりのドライバーは「リアム・ローソン」だと発言したことを質問され、リカルドを取り巻く状況は変わっていないとも言います。
正直に言うとわからない。
私がダニエルに与えたいのは、まさに自由にレースをできる時間だよ。急いでいない。
我々にはリアム(ローソン)がいる。彼を車に乗せて、シートも準備して、すべて整っている。彼はすぐさま走り出すだろう。
彼の後ろにはアイザック・ハジャーがいます。彼はFP1をこなし、シートはファクトリーで準備されている。岩佐(歩夢)も準備万端だ。
チームとしてやるべきことに関して、我々は急いでいない。だからこそ「みんな、待って、レースをしよう」と言っているんだ。
夏休みには、もちろんじっくり話し合うつもりだよ。
とのこと。
誤役御免。
感想
感想です。
近ごろのリカルドの好調と同時に、角田裕毅が不調に陥っていることが個人的には気になっています。
スペインで投入されたアップデートからリカルドは勢いを増しているように、角田は勢いを失っているように見えています。
何が言いたいかと言うと、今回の大型アップデートがリカルドに合わせたマシン特性に変わっているのではないかということです。
これが個人的には解せないのですよね。
これまでチームの大部分のポイントを獲得してきた角田を落としてまで、リカルドに合わせるマシンを用意する必要があるのだろうかと。
結果的に、リカルドは息を吹き返してポイントを取っていますが、角田が調子を著しく落としたこともあり、チームとしてはアルピーヌやハースに負けることが増えてしまっています。
この大型アプデへの固執がチームに何の得になっているのだろうと、わからないのですね。
アルピーヌはスペインでもオーストリアでも大きなアップデートをしていないはずです。していましたっけ?
していないのなら、していないのに彼らはトップ10内の常連になりました。
この間にマシンが速く走れるセットアップを見出したのかもしれませんが、それだけで説明できないものがあるようにも思います。
つまりは、アップデートがリカルドに合わせたことでVCARBが相対的に落ちたから、彼らが相対的に上がった可能性もあるのでは、ということを言いたいのです。
VCARBに試してみてほしいことは、完全にカナダGPまでの仕様に戻したマシンを、もう一度角田に乗せてみること。
リカルドはアプデ後のマシンでいいので。
それで角田が復活をすれば、そういうことだと確定するでしょう。
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おわりに
ということで、ピーター・バイエルがリカルドの対処への称賛と、準備万端なジュニア3人がいると語った報道の感想を書いた記事でした。