レッドブルF1の「セルジオ・ペレス」は、2024年6月10日行われた第9戦「カナダGP」でスピン・クラッシュした後に、部品をばら撒きながらピットまで戻ったことで、ペナルティを受けています。
顧問「ヘルムート・マルコ」は、ペレスのペナルティについて見解を述べていますが、チームとの齟齬が色々な憶測を呼びそうです。
目次
第9戦カナダGP
F1の2024年シーズン第9戦カナダGPが2024年6月8日から開催されました。
決勝の結果と感想は以前当ブログに書いています。
上にリンクを貼った記事がそれ。
あわせてご覧になってください。
セルジオ・ペレス
レッドブルF1所属のメキシコ人「セルジオ・ペレス」。
カナダではQ1敗退、決勝マシンをウォールにぶつけてリタイアしました。
Q1敗退&レースでマシンを壊してリタイアはモナコGPに続いて2戦連続です。
次戦3グリッド降格ペナルティ
ペレスのスピン、クラッシュの件で、FIAから次戦スペインGPでの3グリッド降格のペナルティが発せられました。
チームにも2万5000ユーロの罰金が課せられています。
クラッシュ後に、チームの要請でマシンを止めることなくピットまで戻ったことが問題視されたようです。
そのスロー走行中にデブリを幾つか落としていて、それが危険だという判断。
レッドブルは、セーフティカーの出動を避けるために、ペレスにマシンを止めずに走らせたと認めています。
↑ここが重要です。
ヘルムート・マルコの見解
レッドブルの顧問である「ヘルムート・マルコ」はoe24へ、ペレスのクラッシュ後の動きについて下記のように話して、ペレスを擁護しました。
乗り越えていこう。
カメラの映像やピットからは、チェコの車が実際にどれほど損傷したかが明らかではなかった。
その瞬間、我々はただ彼にレースに残ってほしいと願っていた。
なぜならあのグランプリでは何でも可能だったからだ。
とのこと。
誤役御免。
感想
感想です。
上に書いたように、スチュワードに呼び出されたチームは、意図的に走らせたことを認めています。
セフティカーを出動させると2位以下との差が詰まってしまうので、つまりはフェルスタッペンに勝たせるため、ペレスにピットまで自力で戻らせてセフティカーを発動させまいとした。
ところがマルコはそうは言っていませんよね。
事故が起こったときにペレスのマシンの状態がわかっていなかった、と言っています。
つまり何が言いたいかと言うと、チームとマルコが口裏を合わせられていない、ということです。
言い換れば、マルコはもはやチームの意思決定プロセスに関与していないのでは、ということです。
上述の「チーム」はチーム代表の「クリスチャン・ホーナー」と言い換えてもいいです。
ご存知のとおり、ホーナーとマルコは権力争いをしている最中です。
今は休戦状態と言われています。
休戦ということはまだ決着がついてはいないので、こういうちょっとした発言に齟齬が生じやすいのでしょう。
離脱は十分あり得そうに思えてきました。
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おわりに
ということで、F1の2024年第9戦カナダGPでのセルジオ・ペレスのペナルティについてヘルムート・マルコが見解を述べた報道の感想を書いた記事でした。