アルピーヌF1所属の「エステバン・オコン」が2024年シーズンを最後にチームを離脱することが2024年6月3日、公式発表されました。
アルピーヌは来る2025年に向けて、少なくとも1人、あるいは2人のドライバーを探す必要が出てきました。
以前あげた選手の他にも候補はいるようです。
目次
エステバン・オコン
2024年6月3日、アルピーヌF1から所属のフランス人「エステバン・オコン」が2024年シーズンを最後にチームを離脱することが公式に発表されました。
詳しいことは上にリンクを貼った記事に書いています。
あわせてご覧になってください。
ピエール・ガスリーの将来
GPblog.comによると、オコンへはアウディとハースが獲得を熱望しているそうです。
さらに彼のチームメイト、フランス人「ピエール・ガスリー」もアルピーヌでの将来は確約されてはいないと書いています。
ガスリーも今季いっぱいでアルピーヌとの契約を満了します。
フランスのチームに加入した昨季はオコンを破ってインパクトを残しましたが、今季はオコンより劣っているため、彼の現在の市場価値は低くなっているそう。
ガスリーは、F1に残るための後ろ盾がないこととも影響していて、アルピーヌとの契約更新を期待しています。
ドライバーの思惑と裏腹にチームは彼の代替も検討しているとも言われ、よってガスリーが25年にF1のシートを逃す可能性はあるでしょう。
代替候補者は誰か
それではその1人、ないし2人の候補者は誰になるのでしょう。
一人はスペイン人「カルロス・サインツ」です。
彼はアルピーヌを含む、ほぼすべてのF1チームと交渉を持っているとされます。
しかし彼がアウディやウィリアムズのような選択肢がある現状、それらを差し置いてアルピーヌのシートを選ぶことはまず考えられません。
それでもアルピーヌがファクトリーチームであることに変わりありません。
一人は中国人「周冠宇」です。
彼は元々ルノー(現アルピーヌ)のアカデミー出身者です。
2024年いっぱいでキックザウバーのシートを失う可能性が高まっています。
周との契約は何よりも中国のファン層をもたらします。
アルピーヌは、自社の販売戦略においてアジアのターゲット層にリーチしたいと考えており、ドライバーもその提案には興味を持つでしょう。
一人はドイツ人「ミック・シューマッハ」。
彼は今季アルピーヌの一員として世界耐久選手権で活動していて、深い信頼関係があります。
同時にメルセデスとの関係もあり、「アンドレア・キミ・アントネッリ」とともに、旧型マシンでのテストドライブをしています。
彼は今季中にも「ローガン・サージェント」の後任として、ウィリアムズからのF1復帰の道が考えられます。
耐久選手権と、ウィリアムズでの再デビューがあればその結果如何では、2025年以降のアルピーヌのレギュラーシートの道も見えてくるでしょう。
アルピーヌアカデミー
アルピーヌは現在、2人の若き才能を擁しています。
とりわけオーストラリア人「ジャック・ドゥーハン」は、F1のレギュラーシートを獲得するための十分な資格を持っています。
ただし彼が2025年のシートを獲得できる可能性はあまり高くないようです。
フランス系ポルトガル人「ビクター・マルティンス(あるいはビクター・マルタンスなど)」にもそれ(シート獲得の可能性が低いこと)は当てはまります。
彼はF2で印象的なシーズンを過ごせていません。
誤役御免。
感想
感想です。
別の記事ではF1公式の記者はドゥーハンが最有力と報じていました。
ヨーロッパのメディアでも意見が大きく異なっています。
そのくらい予想が難しいということでしょう。
個人的には今回の記事内容には賛同していません。
さすがにグランプリ優勝経験者を2人一気に手放すほど、今のアルピーヌに余裕がある訳ではないからです。
すぐ上に貼った記事リンクにあるように、ドゥーハンを起用する可能性が高いと思っていますし、ガスリーは残留すると思います。
チームはオコンを手放すことが決めた時点で、ガスリーをキープする方針に決めたのだと理解しています。
となるともう一人はより安価に、つまりお互いに勝手を知るドゥーハンをジュニアから昇格させて、中堅と新人のコンビで体制を整えることが理にかなうであろうと感じます。
周とミックはないでしょう。
ガスリーが残っても、この2人ではどちらもガスリーに勝てないことは明白ですし、ライバルチームに対しても戦えないと思います。
特にミックはマシンを壊しますしね。
ドゥーハンもガスリーには勝てないと思いますが、2人よりはまだ戦えるかなと想像します。
仮にガスリーも退団して、この2人がコンビになったら、よほどのマシンを用意しない限り下位が確定的でしょうし、そのどちらかとドゥーハンのコンビでも大差ありません。
マルタンスは今回対象外でしょう。
なのでガスリー&ドゥーハンが現実的なチョイスになると考えます。
もちろん、ガスリー&サインツ、ガスリー&角田、サインツ&角田になんてことになれば、話は別ですが。
角田の噂もあるので入れましたが、こちらもあまり現実的ではないなと思っていいます。
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おわりに
ということで、オコンの替わりのアルピーヌを誰が獲得するかその候補の報道について感想を書いた記事でした。