ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

ディスディスブログ

春光戦の予選抽選結果も!『プレバト!!』2023年2月16日放送の俳句「つまづく」回を観た感想です

スポンサーリンク

『MBS(毎日放送)』で放送されている『プレバト!!』では、2023年2月16日の放送に俳句コーナーがありました。

お題は「つまずく」。

視聴した感想を書いています。

 

目次

 

スポンサーリンク

MBS『プレバト!!』

テレビ番組『プレバト!!』についてです。

 

www.mbs.jp

 

人気芸能人にはそもそも才能があるのか?あらゆるジャンルで抜き打ちテストを実施、その結果をランキング形式で発表する。

 

公式webサイトのディスクリプションには上記引用部のように書かれています。

あらゆるジャンルとは、今回紹介する俳句だったり、水彩画だったり、消しゴムはんこだったり、絵手紙、生花、スプレーアート、色鉛筆などです。

中でも俳句がメインコンテンツと思われます。

 

放送時間

放送時間について。

放送は毎週木曜日の19時00分から20時00分までです。

 

出演者

出演者です。

メインの司会は「浜田雅功」さんです。

ダウンタウンの浜ちゃんですね。

 

アシスタントが毎日放送の「清水麻椰」アナウンサー。

ナレーションが「銀河万丈」さん。

 

俳句の査定員は「夏井いつき」さん。

他、査定される芸能人・有名人の皆さんです。

 

俳句

『プレバト!!』の俳句カテゴリが2023年2月16日の放送でも扱われました。

 

今回のお題は「つまずく」です。

つまずくは季語ではないでしょう。

 

この回は「勝村政信」さんと「本上まなみ」さん、「久代萌美」さん、おいでやすこがの「こがけん」さんが出演していました。

レギュラー陣では特待生5級「森迫永依」と名人2段「森口瑤子」さんと、名人10段Kis-My-Ft2「横尾渉」さん、永世名人「梅沢富美男」さんが出演していました。

 

順位戦

まずは今回行われた俳句カテゴリの順位戦の結果です。

 

4位が久代さん(凡人、55点)、3位が勝村さん(才能あり、70点)、2位がこがけんさん(才能あり、71点)、1位が本上さん(才能あり、72点)でした。

 

気になった句

順位戦で個人的に気になった句は2位のこがけんさんと1位の本上さんです。

 

こがけんさんは鍵を失くしてファミレスにいたことを春の月との取り合わせて詠まれていましたか。

本上さんは崖の上にわらびのなっていること、下五の最後の「と」だけで、誰かが誰かに伝えていることと、余韻を表現できるのはすごいことだなと感じました。

でも、個人的にはこがけんさんの句の方が好きでした。

 

特待生昇格試験

まずは森迫永依さんの「特待生昇格試験」です。

 

dysdis.hatenablog.com

 

森迫さんは2023年冬麗戦の優勝をもって、特例で特待生へ昇格しています。

 

dysdis.hatenablog.com

 

それなら犬山紙子さんだって特待生でよかったのではと思いますが。

すごい句でしたからね、静謐。

 

それはともかく、森迫さんはこの放送を迎えて特待生5級、1つ昇級すると特待生4級になります。

 

句は春風の中でマーチ(ング)の練習をしているときにできた擦り傷に、(顧問の先生に?)マキロンを塗ってもらったことを詠まれています。

 

季語は「春風」。

読みは「はるかぜ」。

春の風の傍題だったかと思います。

 

結果は「1ランク昇格!」。

これで特待生4級です。

一言は「取り合わせの感覚がわかっている」。

 

型を完全にマスターしている。

取り合わせがよい。

春風の明るい季語とマーチの2拍子のリズム、元気があって弾んでいてよい。

さらに「マーチ」と「マキロン」の「マ」の韻を踏んでいる。

俳句は短い韻文だから同じ音を重ねることでリズムができる。

そこを上手に使って作っている。

 

特待生5級ならこの句でよいが、名人を目指すなら取り合わせの前後を逆にした方がよいというアドバイスもありました。

擦り傷にマキロンを塗ることからスタートさせて、一度切っておいて春風のマーチとつなげる方がよい、ということですね。

 

よい句ですね。

ただ私たち視聴者は「つまづく」というテーマを知っていますし、放送の映像で躓いている光景を観ているので、つまづいていると簡単に想像できます。

でもテーマを知らずに読んだときに、読者はどうしていきなりマキロンが出てくるのかと疑問を抱く人が出てくる可能性はあるかなと感じました。

ただそれでも1ランク昇格に異論はないですけど。

 

「名人10段」への道

今回は森口瑤子さんの「名人10段への道」がありました。

 

試験を迎えて、森口さんは名人2段、1つ前進すれば名人3段になります。

 

句は、覚えのなき青痣(あおあざ)はきっと春のせいなのだと思っていることを詠んでいました。

 

春が大好きでうきうきしていたからか、いつの間にか青アザが出来ていた。

春が好きだからそんな傷も嬉しいという句だそうです。

 

季語は「春」。

読みは「はる」。

 

結果は「1ランク昇格!」。

これで名人3段です。

一言は「強引なのがいい!」。

 

あるある経験だけど、フレーズとしてなくはない。

しかし後半にオリジナリティが上げている。

強引に春のせいと決めつけることで詩を生み出しているメカニズムの句。

全部季節に押し付けることで、一句の奥行きが広がってくる。

春というのは陽気になって浮かれる季節でもあるし、春の愁いを感じる季節でもある。

「春」と「青」が言葉が1句の中にあると「青春」と、その甘さや挫折も想像できる。

狙っていないようなふりをして、ちゃんと達成している。

 

う〜ん、悪くないですけど、個人的にはそこまで響かなかったです。

そういう独特というか、強引な言い回しに森口さんが味をしめている感じ、作者のドヤ感が透けて見えてきて、ちょっと引いてしまいました。

どうもこの方は言葉遊びをする傾向を、個人的に強く感じられ、それをしている限りジュニアさんや東さんが見せるような凄みのある句には到達できないだろうと思います。

それと、一句の中で文語でいくのかどうか一定していない感もあり、突っ込みどころのある句だなと思いました。

 

名人10段「永世名人への道」

横尾渉さんの名人10段「永世名人への道」です。

 

試験を迎えて、横尾さんは名人10段☆☆☆、1つ前進すれば名人10段☆☆☆☆になります。

 

句は、靴が脱げたランナーが春塵の中、入賞をしていたことを詠んでいました。

 

箱根駅伝を観ていたときにアイデアが浮かんだそう。

描かれた舞台は1992年のオリンピック・バルセロナ大会での男子マラソン、谷口浩美さんの出来事みたいです。

 

季語は「春塵」。

読みは「しゅんじん」。

 

結果は「1つ前進」。

これで名人10段☆☆☆☆です。

一言は「季語を信頼している!」。

 

季語は、春の風が吹くと雪とか霜が解けて乾燥することで塵が舞い上がるようになる、そういう季語。

季語を信じてよく使った。

前半は靴が脱げたランナーと、状況を淡々と描いている。

こういうタイプの句は細かい事の顛末を描きたくなるものだが、必要以上のことを書かなくていいんだと、書かないことで成功している。

その後のことを書かないで春塵の入賞と書くだけで、ランナーが走り始めてからゴールまで春塵の空間の中にある、波乱含みのレースと想像できる。

 

まずまずよい句でしたね。

私は当時そのレースを観ていたので余計に。

谷口さんのことを知らなくてもある程度想像できそうですし。

 

dysdis.hatenablog.com

 

でも前回のジュニアさんの句のような良さまではいかない、よいのだけれど突き抜けていない感はあります。

 

俳句史に残る句集作り

永世名人である梅沢富美男さんの句です。

句集に入れる50の俳句を、掲載決定かボツかを先生が判定します。

 

梅沢さんは50句まで残り1句。

 

句は、膝に赤チンを塗った子どもの頃の記憶と養花天を取り合わせて詠まれていました。

 

幼少期の思い出を詠まれたそうです。

子ども頃、どんな状況でも怪我をすれば赤チンだった。

子ども頃貧乏だった、貧乏人とか旅役者の子供とかいじめられもしたと。

それでも頑張って、いつかこいつらを見返してやろうと思ったことだそう。

 

季語は「養花天」。

読みは「ようかてん」。

花曇の傍題でしょうか。


結果は「ボツ!」。

これで残り1句。

一言は「本当に言いたい事が欠落している!」。

 

取り合わせはよい。

薄暗いグレーの中に、ほのかに桜の色が隠れている。

いじめられた記憶を本当は言いたかったのだろう。

となると、中七「膝」は要らない。

赤チンと言えば膝とわかる、皆それぞれに赤チンを塗る場所は記憶にある。

そうではなく、生々しい記憶、いじめられた記憶を書くべき。

添削は「赤チンの膝の記憶」ではなく「赤チンとイジメの記憶」としていました。

赤チンの匂いを嗅ぐたびに、いじめられた記憶を思い出す。

その記憶を癒やしてくれるように桜を育てる天があるという句になりました。

 

こちらは原句も悪くないと思いましたが、添削句の方がずっとよいですね。

あと1句からなかなか進まないですけど、あと1ヶ月と少しで年度も終わるので、やはりその辺まで粘るのでしょうか。

1冊目の句集ができてもプレバトを卒業しないと前回出演時に言っていましたから、年度で綺麗に収まらなくてもよいのでしょうけど。

 

2023年「春光戦」予選組み合わせ抽選会

この日の放送では、2023年「春光戦」の予選組み合わせ抽選会も扱っていました。

 

シード権

シード権を持っている方がいらっしゃいます。

2022年の「金秋戦」で優勝した「藤本敏史」さん、永世名人の「梅沢富美男」さんと「村上健志」さんと「千原ジュニア」さんの計4名です。

出場できるのは10名ですから、あと6名を名人と特待生の皆さんで争うことになります。

 

Aブロック

Aブロックです。

以降、敬称略で失礼します。

 

  • 横尾渉
  • 松岡充
  • 北山宏光
  • 春風亭昇吉
  • 犬山紙子

 

テーマは「卒業」。

 

ここが一番の激戦区でしょう。

 

Bブロック

Bブロックです。

 

  • 的場浩司
  • 本上まなみ
  • 千賀健永
  • 中田喜子
  • 皆藤愛子

 

テーマは「引っ越し」。

 

こちらは千賀さんの1強と思います。

2位を中田さんと皆藤さんと本上さんが争う感じ。

最近の本上さんの俳句から、本上さんは他の2人よりちょっと先にいるように見えますが、一発勝負ではわからないですね。

 

Cブロック

Cブロックです。

 

  • 立川志らく
  • 馬場典子
  • 森迫永依
  • こがけん
  • 勝村政信

 

テーマは「入学」でしたっけ。

 

順当に行けば志らくさんでしょうけど、ちょっとでもよくない句を詠むと、森迫さんとこがけんさんに余裕で食われるでしょうね。

森迫さんとこがけんさん、このお二人は強いです。

 

おわりに

ということで、MBS『プレバト!!』の2023年2月16日放送の俳句コーナーのお題「つまずく」回を視聴しての感想を書いた記事でした。

 

私の俳句の読解や解釈が正しいとは限りません。

むしろ間違えていることの方が多いでしょう。

おかしなことを書いていたら申し訳ありません。

 

 

スポンサーリンク