2022年12月2日、サッカー日本代表は「2022FIFAワールドカップカタール」本大会グループステージ第3戦、スペイン代表との試合を行いました。
試合を観ての感想を書いています。
目次
「2022FIFAワールドカップカタール」
2022年11月20日から「2022FIFAワールドカップカタール」が開催されています。
日本はグループEに入っていて、ドイツ、スペイン、コスタリカと同組です。
御存知のとおりドイツとスペインはいずれもワールドカップ優勝経験国、日本は大変なグループに入ってしまいました。
スペイン戦の結果とメンバー
2022年12月2日、スペイン戦が行われました。
グループステージ最終節。
試合結果
試合結果です。
日本がスコア「2 - 1」でスペインに勝利しました。
グループEでしたっけ、日本は1位で突破しています。
日本がワールドカップでドイツとスペインを破ってグループ首位って!
ドーハやその前から代表戦を観てきた身としては隔世の感があります。
すごい時代になりました。
決勝トーナメント1回戦はクロアチアとの対戦が予定されています。
クロアチアは前回大会の準優勝チームでしたか。
日本代表のメンバー
スペイン戦の日本のメンバーです。
以降、敬称略で失礼します。
フォーメーションはスタートは3421だったでしょうか。
5221と表現してもよいかも。
ゴールキーパーが「権田修一」。
ディフェンダーが右から「板倉滉」「吉田麻也」「谷口彰悟」。
ミッドフィールダーは、ディフェンシブハーフ「田中碧」「守田英正」、右ウィングバック「伊東純也」、左ウィングバック「長友佑都」、右インサイドハーフ「久保建英」、左インサイドハーフ「鎌田大地」。
フォワード「前田大然」。
交代は46分長友→「三笘薫」、46分久保→「堂安律」、62分前田→「浅野拓磨」、68分鎌田→「冨安健洋」、87分田中→「遠藤航」です。
スペイン戦の感想
2022年12月2日に行われたスペイン戦を視聴した感想です。
デジャヴュ
スペイン戦はドイツ戦のデジャヴュでした。
スコアが2-1と同じなだけでなく、試合展開も、戦い方まで似ていたと思います。
戦い方はボールポゼッションは諦め、前半耐えるだけ耐えて、後半勝負。
戦術・三笘
ドイツ戦とスペイン戦の戦い方を森保監督が選んだ理由は「三笘」にあると思っています。
三笘は世界的に見てもごく一部の選手しか持っていないであろう稀有な才能を持っています。
稀有な才能とは「ゲームブレイカー」の資質です。
ゲームブレイカーとは1人で試合を破壊するほどの能力を持っている選手のことです。
三笘は日本の最大の強みである。
ここから森保監督の考えがスタートしています、たぶん。
ドイツ戦とスペイン戦の、いずれも後半から三笘が入ってスイッチが切り替わっています。
そしてこの活躍です。
それならば前半開始時から三笘を入れて戦えばいいのでは? と思うかもしれません。
しかし、ドイツ戦とスペイン戦の後半のプレイ強度を90分続けることは無理と、森保監督たちコーチ陣は判断したのでしょう。
90分が無理なら、せめて相手が疲れてくる後半45分に限定しよう。
そのために前半は耐えるだけ耐える戦い方をしよう
監督たちはそう考えて、この戦い方を選んだのだと思われます。
往年の攻撃力と運動量は失われているものの、対人の守備にはまだ強さを保っている長友と酒井を先発させ、引いて守る。
引いて守るだけならベテランの多い守備陣も、体力はそこまで減らないでしょう。
神経は擦り減ると思いますが。
さらに前線の前田と久保と鎌田は前半中に何度も何度もスプリントをさせ、相手を引っかき回して相手の体力を奪っておく。
そして後半、三笘と堂安と浅野を投入して勝負を仕掛ける。
冨安も同じかもしれませんけど、彼の場合は怪我の問題が大きいと思います。
この戦い方は、選手層の薄いチームならではものと思います。
主力を使い続けないと勝てない。
でも90分使い続けては到底保たない、1試合2試合保ったとしても、3試合目や目標としているベスト8以上まで保たない。
それならエースを出場させるのは1試合45分に限定しよう。
そういうことと私は捉えています。
心配は伊東
森保監督の戦い方は今のところうまくハマっています。
ただ酒井宏樹が傷んでしまったことは、監督にとって計算外の出来事だったはず。
現在の3321というか5221というか、このフォーメーションは、ウィングバックの選手への負担が非常に大きいと容易に想像できます。
低い位置にいるため攻撃のために長い距離を走る必要がありますし、逆にボールを奪われたときにポジションまで長距離を戻る必要があるからです。
絶え間なく上下動を繰り返す運動量、精神力が求められます。
スペイン戦では伊東がスタートからウィングバックに入り続ける事態に陥っています。
本来は左サイドの長友→三笘のようなことを、右サイドでもやりたかったはずです。
酒井→伊東ですね。
しかし酒井が痛めてしまったようで、それができなくなっています。
なので伊東のコンディションが今後の不安要素です。
ここが今後の大きなカギになると私は踏んでいます。
コスタリカ戦は負けるべきではなかった
等々考えますと、やはりコスタリカ戦は負けるべきではなかったです。
あそこでターンオーバーをせず勝点を1でも獲得しておけば、スペイン戦で伊東たち主力を全員休ませることができました。
ベスト8以上の目標があるのですから余計に、決勝トーナメント直前に休ませられるかどうかは大事だったはずです。
本当にもったいないことをしました。
三笘と伊東と冨安と板倉
代表選手はみんな頑張っていますが、個人的には三笘と伊東と冨安と板倉の4人が印象的です。
この4人は世界レベルでしょう。
三笘と冨安に関して言えば、世界レベルどころか世界のトップクラスではないかと思います。
三笘はスペイン戦で、日本の2点目で見せたアシストだけでなく、守備面でも対人で勝てていました。
これは個人的に大きな驚きでした。
攻撃力は十分通用すると思っていましたが、守備もいけるんだなと。
フィジカルで相手を封じるのではなく、動きを読んで封じているのですよね。
ドリブルなどの攻撃でも同じように相手の動きを読んでいるかのような動きをしますから、相当に頭のよい人なんだろうなと感じられます。
冨安も守備の安定感が凄まじく、まさに鉄壁です。
スペイン戦でもジョルディ・アルバのドリブル突破を阻んでいましたね。
スペイン相手でも対人で抜かれる感じが全くしない、これはすごいことです。
特にモラタが下がってから、スペインはクロスを多用していましたけど、これも冨安はシャットアウトしていました。
完璧なパフォーマンス。
伊東は守備でも相当頑張る人です。
2点目の堂安のゴールでは、その直前にバルデでしたか、彼の小さなトラップミスを伊東が突いたことから生まれています。
抜け目ない。
板倉も対人で粘り強いです。
冨安と板倉がいれば日本の守備は安泰、そう思わせてくれます。
それと板倉はキックがとても上手いですね。
ドイツ戦の決勝点のアシストとなったフィード、あれは惚れ惚れするバックスピンでした。
そうそう一人、大事な人を忘れていました。
遠藤航もそうですね。
特にドイツ戦の活躍は特筆すべきレベルでした。
痛めたみたいですので心配です。
守田も完調とは言い難いので余計に。
おわりに
ということで、2022年12月2日に行われたサッカー「2022FIFAワールドカップカタール」における日本代表のスペイン戦を視聴した感想を書いた記事でした。
サッカーの素人が書いている意見です。
見当違いなことを書いている可能性は少なからずあります。
ご了承ください。