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謎が解けた!ジブリ『となりのトトロ』が放送されたので思い出や視聴した感想などを書きました

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ジブリアニメ『となりのトトロ』が2022年8月19日、日本テレビ『金曜ロードショー』枠に放送されました。

何度放送されているかわからなくらい、名作中の名作アニメ映画ですね。

視聴した感想をあれこれ書いています。

と言いますか個人的に気になっていることの、いくつかの解答を得られたのでそのことを書いています。

 

以下、ネタバレ要素を含みますから、バレても構わない方のみ下にスクロールしてください。

 

目次

 

アニメ『となりのトトロ』

となりのトトロ』が日本テレビで放送されました。

 

となりのトトロ (徳間アニメ絵本)

 

kinro.ntv.co.jp

 

病気で入院しているお母さんがもうすぐ退院するため、サツキとメイとお父さんは空気のきれいな郊外に引っ越してくる。迷い込んだ深い森には、不思議な生きものが住んでいた!オンボロ屋敷に潜んでいるマックロクロスケに、大きなクスノキで暮らしているトトロ、風と共に走るネコバス。空を駆け巡る姿に胸が踊り、不思議な生きものたちと天真爛漫な姉妹の心の触れ合いに心が温まる。何度見ても、新鮮な驚きと楽しさを届けてくれる夏にピッタリの珠玉の名作!

 

日本テレビの『金曜ロードショー』のwebページには上記引用部のように書かれています。

 

www.ghibli.jp

 

本作の公式webサイトもありました。

 

となりのトトロ [DVD]

 

放送日時

放送日時です。

2022年8月19日の21時00分から。

放送局は『日本テレビ』。

 

監督など

本作の監督について。

監督は「宮崎駿」さんです。

説明不要。

 

原作はあるのか?

本作に原作の小説などはあるのでしょうか。

宮崎駿さんのオリジナル作品と思われます。

 

 

アンク@金曜ロードショー公式Twitterアカウント (@kinro_ntv) によるツイートです。

オリジナルストーリーということでよいのでしょう。

 

感想

ジブリアニメ『となりのトトロ』を観た感想です。

感想といいますか、冒頭に書いたとおり、個人的に「気になっていた」ことの幾つかが今回の放送で解決されたのでそのことを書いています。

 

3位

私個人でジブリアニメのランキングをつけますと、トトロは3位です。

1位はラピュタ、2位は紅の豚、そして3位がトトロ。

 

近ごろ、魔女の宅急便ともののけ姫と千と千尋の神隠しの好き具合が観るたびに上がってきています。

特にもののけ姫の評価が上がっています。

トトロの3位の座が危ういです。

ですがまだギリギリ3位かなと。

 

ラピュタは初めて観たのが映画館だったことを以前当ブログでお話しています。

トトロは劇場ではなく、テレビの放送で観たのが初だったはずです。

ラピュタと千と千尋だけですね、私が映画館で観たジブリアニメは。

 

こういう内容がコンテンツになり得るのか

初めて観たときの感想は「こういう内容がコンテンツになり得るのか」でした。

当時のアニメにはこの手のものがなかったと思います。

いえ、存在はしたかもしれませんけど、少なくとも私が観てきたアニメ作品には一つもありませんでした。

 

「こういう内容」とは、日常生活をメインに描きつつ、そこにファンタジーを加える物語です。

しかも、子どもの好奇心を沸き立たせるばかりか、大人のノスタルジーを揺り動かす内容になっています。

 

当時はアニメは子どものものと、現在より明確に分けられていたイメージがあります。

しかし本作は大人も子どもと一緒になって、子どもとは異なる視点で楽しむことができる日常もの、ある意味では冒険ものになっている。

その点で特異だなぁと当時の私は思ったのです。

 

dysdis.hatenablog.com

 

今なら『よつばと!』など、子どもの日常を扱うコンテンツは色々あるでしょうけど。

私が知らないだけで当時から存在していたかもしれません。

 

お父さんに憧れる

サツキとメイのおとうさん、彼に憧れます。

 

 

声を担当したのは「糸井重里」さん。

あの絶妙な棒読み感が、「不器用そうだけど良い人像」を輪郭づけているのですよねぇ。

 

 

よい父親です。

娘たちと一緒になって楽しんでくれます。

 

家で仕事をしているときも、メイが邪魔をしてもそれを邪険に扱いませんでした。

それどころか「お弁当箱を下げてどちらへ?」と聞いてあげもする。

 

仕事は大学で研究をしているのでしょうか。

家での作業はそれだけでない可能性もありそうですけど。

 

 

娘たちを子どもだからと「見下さない」ところが何よりよいです。

メイがトトロと出会ったときも、嘘だと決めつけず、彼女の言葉を信じてやり、彼女にわかるようにかみ砕いて教えていましたね。

こういうことは頭がよくないとできないし、知性も高くないとできないし、人に優しくないとできないことと思います。

かっこいい。

 

 

ご存知のとおり「おかあさん」は身体が弱く、病院で療養中です。

サツキがお母さん役をしてはいるものの、おとうさんの負担が大きいことは想像に難くない。

 

それなのにおとうさんは、子どもたちを実家に預けることをせず、家事をし育児をし通勤もし、家で仕事までしています。

私なら容量がいっぱいになって、下手をしたら子どもに八つ当たりをしてしまいそう。

でも、おとうさんは決してそういうことをしない、そう思わせます。

かっこいいなぁ、ああいう大人になりたかったです。

 

ポスタービジュアル

ポスタービジュアルについて。

映画宣伝のためのポスターに登場する女の子が、サツキでもメイでもない、本編に登場していないのです。

私は当時このことを知りませんで、以前、ネットでトトロ関連の情報を調べているときに偶然知りました。

あの女の子は誰? という。

 

 

そのことについてもアンクさんのツイートで判明しています。

そういうことだったのですね。

 

カンちゃんとサツキ

毎回、観てここが巧いなと感心するシーンがあります。

それは物語の終盤、迷子になったメイをサツキが追いかけて、でも見つからない。

そこへカンタが自転車を三角漕ぎしてきたときです。

 

カンタが自転車を漕ぎながら「サツキ〜!」と呼ぶと、それに対してサツキが「カンちゃ〜ん」と答えて駆け寄ります。

ここ。

 

物語上は、それまで2人が呼び名で呼び合うシーンはなかったと思います。

それなのにここで突然お互いが呼び名を呼び合う、呼び慣れている感を出して。

この呼び名を呼び合う一言だけで、物語の序盤からは時間が経っていること、2人の関係が深まっていることを描いています。

上手いなぁ。

 

「ヤーイ!おまえん家、おっばけや~しき~」

ずいぶんと遠回りをしましたが。

冒頭で書いていますように、私がトトロを観て「気になっていること」が、いくつかあります。

2点ですね。

その一つが「ヤーイ!おまえん家、おっばけや~しき~」です。

 

 

「カンタ」が「サツキ」に言い放った言葉ですね。

直後に「おばあちゃん」に怒鳴られていました。

 

どうしてカンタがあの家をお化け屋敷と思っていたのか。

これが不思議だったのです。

 

単に「廃屋」だからかなと、初めは思っていました。

 

 

または「マックロクロスケ」のことを言っているのかもしれない。

カンタも今までにマックロクロスケを見た可能性がありますから。

中トトロや小トトロだって見たことがあるかもしれません。

 

廃屋であること、マックロクロスケたちと出会った可能性。

どちらも正解かなとは感じます。

 

しかし同時に、それだけでは「お化け屋敷」と呼ぶには「弱い」とも思います。

その引っかかりが、アンク@金曜ロードショー公式さんのツイートで晴れた想いがしました。

 

 

「もともと病人を療養させるために離れを建てたものの、その人は既に亡くなって…という裏設定」

ここです。

 

カンタがその病人が亡くなったときに立ち会っている、あるいはその情報を得ている。

その上で、家の中からマックロクロスケなどが出したであろう物音を聞いたのだとすれば、総合的にお化けが棲み着いていると捉えても不思議ではない。

そういう風に感じました。

引っかかりが取れた思いです。

 

「す」

気になっていることはもう一点、それは「」です。

 

 

エンディングで、ネコバスがサツキとメイを家まで送り届けた後、ネコバスの行き先が「す」とだけ表示されています。

このことに以前から気づいていて、でもずっとわからずにいました。

「す」とは何? と。

 

「す」の音の漢字というと「酢」しか思い浮かばなかったのです。

答えを知ればそりゃそうだと思うのですが、私の凝り固まった脳みそでは「酢」から考えが離れてくれませんでした。

 

 

答えはやはりアンクさんのツイートから。

「す」は漢字にすると「巣」、つまり自分の巣に戻るという意味でした。

なるほど〜、そりゃそうだ。

 

いやでも、これまで「塚森」とか「七国山病院」とか、漢字の行き先はすべて漢字で表示されていましたよね。

「院」の字が一部ひっくり返っていましたけど。

それなら「す」を巣と表示できない訳ではないと思うのです。

だから視聴者は、というか私は混乱した、わからなかったこともあるのではないでしょうか。

見苦しい言い訳です、はい。

 

おわりに

ということでジブリアニメ『となりのトトロ』が放送されたので、視聴した感想を書いた記事でした。

 

私の認識や理解が間違っていたら申し訳ありません。

 

Amazonでは本作のDVDとBlu-rayが発売されていました。

気になる方はぜひ。

 

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