先日、俳句同人「傍点」の存在を知りました。
そこで「傍点 第二回傍議院議員選挙句会」なる句会が開催されることを知り、さっそく参加しました。
結果をご報告いたします。
目次
俳句好き
俳句が好きです。
テレビ番組の『NHK俳句』や『プレバト!!』はほぼ欠かさず観ています。
ここ数年は視聴だけでなく作句もしています。
俳句同人『傍点』を知る
俳句同人『傍点』を知りました。
この記事作成現在、ブログの記事にしていないのですが、少し前に『俳句は入門できる』という、芥川賞作家である「長嶋有」さんの書籍を購入しました。
長嶋さんは2019年までの2年間ですか、『NHK俳句』の選者を務めていらしゃいました。
そのことを当ブログにも書いていますね、上にリンクを貼った記事がそれです。
長嶋さんの著作を読んだことがなかったので興味があり買ってみました。
本の中で、長嶋さんご自身が立ち上げた俳句同人『傍点』が存在することを知ります。
著作にTwitterでの活動などが書かれていたことから、検索をかけたところ『傍点』のTwitterアカウントを見つけました。
上に貼ったリンクが『傍点』のTwitterアカウント「 @bouten_haiku 」です。
今は、長島さんは傍点から脱退されているようです。
『俳句は入門できる』の最後の方に脱退することを示唆する文言があったので特に驚かなったです。
実行なさったのだなと。
傍点の同人誌の創刊号が発売されていました。
傍点 第二回傍議院議員選挙句会
その傍点さんのTwitterを拝見したところ、冒頭に書いた「傍点 第二回傍議院議員選挙句会」を見つけました。
2022年7月10日に行われる第26回参議院議員通常選挙にあわせて、ネット上で句会をしようということみたいです。
簡単に言うと「投票を『吟行』する」のですね。
参加したい
「傍点 第二回傍議院議員選挙句会」の存在を知って、参加したいと思いました。
参加することのご報告と、句会のルールについての説明は、上にリンクを貼った記事に書いています。
参加してみた
「傍点 第二回傍議院議員選挙句会」に参加しました。
怖気づいて、直前で投句を取り消そうか迷いましたが、何とか逃げずに。
投句一覧
公開された投句一覧です。
【傍点 傍議院議員選挙句会】第2回 選句用紙 https://t.co/3wO53qOPt5 #傍点 #voten_kukai pic.twitter.com/cUNPEmsO1p
— 傍点 (@bouten_haiku) 2022年7月10日
公開された時点で、誰がどの俳句を詠んだかはわからない仕様でした。
結果
句会の結果です。
【傍点 傍議院議員選挙句会 】💮当選💮2票
— 傍点 (@bouten_haiku) 2022年7月10日
山折の投票紙見え誘蛾灯
「D」 @dysdis #傍点 #voten_kukai
【傍点 傍議院議員】
— 傍点 (@bouten_haiku) 2022年7月10日
2022年7月10日より第2期傍議院議員となるみなさま、今後の活躍を期待しております。
ちーかま @chika158cm
屁 @ringelnatz2
友定洸太 @tadanoomosa
徳山雅記 @tofumeshi
D @dysdis #傍点 #voten_kukai pic.twitter.com/oBAcOZ69NW
何と私、傍議院議員に当選いたしました!
お二人から票というか選をいただいています。
ありがとうございます。
貴重なことにお一人から選評もいただけました。
本当にありがとうございます。
「選」をいただくの表現で合っていますか?
俳句のと言いますか、句会のルールがよくわかっていません。
俳句や句会ならではの用語や言葉遣いがいまいちどころか、わかっていない。
解説
私の詠んだ俳句の解説、というか説明をさせていただきます。
山折の投票紙見え誘蛾灯
私の投句はこちらですね。
読みは「やまおりのとうひょうしみえゆうがとう」です。
季語は「誘蛾灯」、晩夏です。
夏によく見られる、青い光で虫を誘って電気で○す電灯のこと。
「山折り」と書いていることから、投票用紙の「候補者名や政党名を書いた面が見える」ように折られています。
それが私に「見えた」状況です。
意識的に「見た」のではなく、思いがけず「見え」てしまった。
書かれた内容から、名前も何も知らないその人の、内面を知ったようでちょっとした恐ろしさを覚えている。
とその瞬間、バチッと誘蛾灯が虫を捕らえた音が場に響いて、ハッと我に返ったこと。
そういうことを詠みました。
誘蛾灯でジメッとした夏の夜の質感が出ればなと。
この句の肝は「山折」と「見え」と思っています。
山折りですから、先ほど書いたように、その内容が他者に見える状況であること。
「見えた」のだから、投票用紙は自分のものではなく他人のものであること。
それが読者にわかるよう誘導しているのがこの二語です。
最初は「山折の投票用紙誘蛾灯」でした。
「見え」がなかった。
ところが、これでは投票用紙が自分のものか他人のものか、読者の解釈がブレる可能性があると感じました。
なので「見え」を加え、 さらに音数調整をしています。
そういう俳句でした。
ただ句会では私の狙いどおりには伝わっていない感がありました。
私の伝える力が足りていない、工夫が足りていない感。
いや必ずしも狙いどおりに読まれなくてよいのですが。
もう少し、誰が読んでもわかりやすい句を詠みたい。
感想
感想です。
いやいや緊張しました。
ネットの句会でこれだけ緊張するかというくらい緊張しました。
リアル句会は無理だなと思えるほど。
自分の俳句の力がどれほどのものか、わからないまま参加しました。
結果を受けて、そこそこのレベルには居そうだなと思えました。
ただ残念ながら、突き抜けた実力はなさそうなこともわかりました。
まだまだ鍛錬が足りない。
それがわかっただけでも大きな収穫です。
ありがとうございました。
実はこのブログに私の詠んだ俳句を紹介するのは、今回が初かもしれまんせん。
自分で覚えていないだけで紹介しているかも。
おわりに
ということで、俳句同人「傍点」の「第二回傍議院議員選挙句会」に参加、結果が発表されたのでご報告した記事でした。