『スクエア・エニックス』社のタクティクスロールプレイングゲーム『トライアングルストラテジー』を購入しました。
Nintendo Switchのゲームです。
先日、1周目の最終話(第20話)をクリアしました。
1周目は攻略を見ずにプレイして、いわゆる「ベネディクトルート」でした。
本作をクリアをした「感想」を書きました。
以降、ネタバレ要素がありますのでバレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。
目次
『トライアングルストラテジー (TRIANGLE STRATEGY) 』
2022年3月4日、発売日に『トライアングルストラテジー』を買いました。
トラストを。
私はダウンロード版を購入しました。
攻略サイトは見ずにプレイ
私は1周目を攻略サイトなど情報を見ずにプレイしています。
なので見当違いなことを書いていることも多いかと思います。
1周目クリア
先日、本作の1周目をクリアしました。
いわゆる「ベネディクトルート」です。
主人公セレノアが覇道を目指すルートとなるでしょうか。
1周目を終えた感想
『トライアングルストラテジー』の1周目をクリアしての感想です。
冒頭に書いたとおり、ネタバレ要素がありますのでお気をつけください。
期待以上の出来
期待以上のゲームでした。
私は昨年2021年の9月頃に本作の存在を知りました。
そのときのトレイラーなど本作の大まかな内容を見て、これは新しい『タクティクスオウガ』になるのではないかと感じました。
上にリンクを貼った記事にそのことを書いています。
タクティクスオウガは、私が人生で1,2を争うほど好きなゲームです。
本作にタクティクスオウガと似た匂いを感じたのですね。
そして1周目をプレイし終えて、あのとき感じた予感は確かなものでした。
予感以上の内容でした。
価格は8,000円ほどだったかと思いますけど、1周をしただけでも十分価格に見合う価値があります。
まだ全てのルートを見ていませんので、これから2周目3周目と続けていくことになりますから、8,000円はむしろ安いと感じられるくらい。
タクティクスオウガと同じくらい面白いか。
タクティクスオウガを超えるくらい面白いか。
そう問われると、正直申し上げてそこまでではありません。
思い出補正もあって、あの傑作を超えるシミュレーションRPGは今後も出ないと私は思っています。
ですが本作は良作だと私は思っています。
1周目のプレイ時間
1周目のプレイ時間です。
クリアデータを確認したところ「88時間24分」でした。
レベリングやクラスアップの素材集めのために「想定バトル」に時間を割いていたことと、が大きな理由と思います。
ゲーム画面を見ながらこのブログを書いていたことも理由でしょう。
想定バトルはそこそこに、レベリングをストーリーメインで行うなどすれば、早い方なら私の半分以下の時間でクリアできるのではないでしょうか。
ベネディクトルート
先ほどから申しているとおり、私は1周目を「ベネディクトルート」を選びました。
ベネディクトルートの結末は、簡単に言いますと主人公が覇道を目指すルートです。
世界の大きな転換点に大きく関わることになり、人々から「開放王」と呼ばれる存在になるようです。
記憶が確かなら「解放王」ではなく「開放王」表記だったと思います。
一方で、世の中の貧富の差が広がってしまいます。
能力のある人間は豊かに、そうでない人間はという。
言うなればリアルの資本主義社会のような世界ですね。
現状に不満を抱えている人たちも少なからずいるようでした。
彼らが水面下で力をつけつつ、または勢力を伸ばしつつある様子が、エピローグで描かれています。
そう遠くない未来に、また大きな戦乱が起こりそうな気配を強く感じさせました。
他のルートを選択するとどのような結末になるのでしょう。
その興味が強くなるエピローグでしたね。
2周目をせねばと思わせます。
真エンドがありそう
記事作成現在、攻略サイトはまだ拝見していません。
2周目からは見てもよいと思っています。
ベネディクトルートは全員がハッピーエンディングを迎えた訳ではなかったです。
嫌な余韻、不穏な気配を残していました。
大きく分けるとベネディクトルートの他に、ロランルートとフレデリカルートがあると思います。
ロランルートはローゼル族の人たちが差別を受け続けることになりそうでした。
フレデリカルートはセレノアがそれまでの立場を捨てて自領民も捨てて、フレデリカたちと一緒にローゼル族の故郷を求める流れでした。
いずれのルートもハッピーエンディングになりそうにありません。
どれも喉の奥に異物が引っかかったまま物語が終わりそうです。
それだけに真エンドが別に存在するだろうとも思えます。
第4のルートの存在ですね。
真エンドがあるかどうか。
あったとして、どのような選択肢で行けるのか。
それは攻略サイトを参照させていただこうかと思います。
絶妙な戦闘バランス
バトルのバランスが絶妙でした。
本作は様々な仲間キャラクターがいます。
選ぶルートによって仲間になるキャラクターが異なります。
データを引き継いでプレイすれば、1周目に仲間になったキャラは2周目の頭から仲間に入った状態になるようです。
このゲームのよいところの一つは、仲間になるキャラに「使えないキャラ」が少ないことです。
現状では「いない」と言い切ってよいかもしれません。
どのキャラも独自の特徴があり、それを活かす戦いができます。
一つのバトルでも使うキャラによって、またはプレイヤーのアイデア次第で、戦術が広がります。
どのキャラを使ってもバトルが成立する。
そのバランス調整がこのゲームの際立ってよい部分と感じています。
UIは改善して欲しい
ユーザーインターフェイス (UI) は改善の余地ありと感じました。
戦闘時のUIが特に。
ある行動選択をキャンセルするためにBボタンを押して、もう一度Bボタンを押すと、そのまま待機でターンが終了してしまいます。
操作に慣れない序盤は、それで何度もターンを無駄にしました。
また、慣れると感覚的にスティックで行動選択の操作をしますが、
無意識にスティックを右に倒してしまうことがあるようで、気づかないうちにメニューが攻撃種類を選択するタブから道具選択のタブに移行していて、通常攻撃を選んだつもりが道具を使ってしまったことが何度かありました。
通常攻撃をする際はいちいちメニューを見ないですから、道具を使って初めてタブが勝手に切り替わっていたことに気づきます。
これが嫌でしたね。
道具は限りがありますし、貴重な回復アイテムもあるので。
死者の宮殿がない
一方で物足りない部分もありました。
それは装備を集めるタイプのゲームではないことです。
タクティクスオウガは装備を武器屋で購入したり、バトルで手に入れたりして、手持ちのキャラクターに装備させることができました。
本作はそういう武器収集の要素がありません。
武器が決まったものを持っている・装備している設定です。
武器ランクアップをすることによって、手持ちの武器が強化されていきます。
タクティクスオウガには、ストーリーがクライマックスを迎えた辺りでしたか、「死者の宮殿」という地下100階まで潜るダンジョンがありました。
死者の宮殿は敵が強力です。
ゾンビやドラゴンの上位種だけでなく、ガーディアン、異世界の存在まで襲ってきます。
その一方で強力な武器や防具、アクセサリー、魔法、必殺技が多数手に入ります。
ストーリークリア前に死者の宮殿に熱中してしまうと、ストーリーが簡単すぎると感じられるくらい自軍を強化できました。
先述したように、本作は装備を集めるタイプのゲームではありません。
そのため死者の宮殿のようなコンテンツを用意する意味がないのでしょうね。
そして、だからこそ絶妙な戦闘バランスが成立していると言えるのかもしれません。
今後、本作にダウンロードコンテンツが追加されるかはわかりません。
もし追加されるなら死者の宮殿のようなものが欲しいような。
でも挑む意味や目的がないのに用意されてもという気もします。
オススメできる!
そんなこんなでこの『トライアングルストラテジー』は皆様にオススメできます。
タクティクスオウガが好きな方、シミュレーションRPGが好きな方には特にオススメです。
難易度選択があるので、シミュレーションRPGに興味があるけどプレイしたことがない方にもオススメです。
ここで勧められたから買ってみたけど好みに合わなかった、どうしてくれるんだ! と言われても何もできませんし何もしませんが。
でもオススメです。
おわりに
ということで、Nintendo Switch用ソフト『トライアングルストラテジー』の1周目が終わったので感想を書いた記事でした。