ディスディスブログ

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馬場さんの句好き!『プレバト!!』2022年「春光戦」予選A・Bブロックの結果と感想です

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『MBS(毎日放送)』で放送されている『プレバト!!』では、2022年3月10日の放送に俳句コーナーがありました。

 

今回から2022年「春光戦」が開催されます。

まずは予選A&Bブロックが行われました。

 

A&Bブロック共通のお題は「ライスorパン」。

視聴した感想を書いています。

 

目次

 

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MBS『プレバト!!』

テレビ番組『プレバト!!』についてです。

 

www.mbs.jp

 

人気芸能人にはそもそも才能があるのか?あらゆるジャンルで抜き打ちテストを実施、その結果をランキング形式で発表する。

 

公式webサイトのディスクリプションには上記引用部のように書かれています。

あらゆるジャンルとは、今回紹介する俳句だったり、水彩画だったり、消しゴムはんこだったり、絵手紙、生花、スプレーアート、色鉛筆などです。

中でも俳句がメインコンテンツと思われます。

 

放送時間

放送時間について。

放送は毎週木曜日の19時から20時までです。

 

出演者

出演者です。

メインの司会は「浜田雅功」さんです。

ダウンタウンの浜ちゃんですね。

 

アシスタントが毎日放送の「玉巻映美」アナウンサー。

ナレーションが「銀河万丈」さん。

 

俳句の査定員は「夏井いつき」さん。

俳句カテゴリの出演者は「梅沢富美男」さんを始め、「東国原英夫」さんや「中田喜子」さん、「立川志らく」さん、「千原ジュニア」さん、「藤本敏史」さん、「村上健志」さん、「横尾渉」さん、「千賀健永」さんなどがいます。

 

俳句2022年春光戦

『プレバト!!』の俳句カテゴリが2022年3月10日の放送でも扱われました。

今回から2022年の「春光戦」が開催されます。

 

2022年3月10日の放送は予選A&Bブロックが行われました。

A&Bブロック共通のお題は「ライスorパン」です。

 

「ライスorパン」は季語ではないでしょう。

今回は作り手が自分で俳句に合った季語を探す必要があります。

 

2022年『春光戦』予選組み合わせ

前回行われた2022年の『春光戦』の「予選組み合わせ抽選会」の結果です。

 

dysdis.hatenablog.com

 

詳しいことは前回の感想記事からご覧になってください。

上にリンクを貼った記事がそれ。

 

Aブロック

Aブロックに組み込まれた方々です。

 

  • 千原ジュニア(名人9段)
  • 馬場典子(特待生2級)
  • パックン(特待生2級)
  • 松岡充(特待生2級)

 

敬称略で失礼いたします。

 

Bブロック

Bブロックです。

 

  • FUJIWARA藤本(名人10段)
  • 中田喜子(名人6段)
  • パンサー向井(特待生3級)
  • 筒井真理子(特待生3級)

 

段位や級数だけを見ればAブロックの方がハッキリしています。

Bも1位は堅いかなと感じます。

 

結果

2022年「春光戦」予選A&Bブロックの結果です。

各ブロックの1位が決勝進出で、2位が補欠だそうです。

 

Aブロックの結果

Aブロックの結果です。

 

  1. 馬場典子(特待生2級)
  2. 千原ジュニア(名人9段)
  3. パックン(特待生2級)
  4. 松岡充(特待生2級)

 

フォントカラー青が決勝進出、オレンジが補欠の方です。

 

Bブロックの結果

Bブロックの結果です。

 

  1. FUJIWARA藤本(名人10段)
  2. 筒井真理子(特待生3級)
  3. パンサー向井(特待生3級)
  4. 中田喜子(名人6段)

 

フォントカラー青が決勝進出、オレンジが補欠の方です。

 

感想

2022年「春光戦」予選A&Bブロックの放送を視聴しての感想です。

 

その前に全体の感想です。

通常回と比べてハイレベルでしたね。

さすがはタイトル戦。

 

どちらかというとAブロックの方がよりハイレベルでしたか。

でもいずれにしてもよい句ばかりでした。

とても楽しい1時間。

 

Aブロックの感想

Aブロックの感想です。

 

ジュニアさんが2位、これだけでも大波乱と思います。

段位・級数からすればジュニアさんが頭一つ二つどころではなく抜けています。

それ以上に、個人的にはジュニアさんは出演者の中でトップクラスの実力を持っていらっしゃると感じていますので、優勝候補とすら考えていたものですから驚きました。

 

ジュニアさんの句は、春休みにお祖父さんの膝の上に乗って一緒にトラクターを動かしている様子が詠まれていました。

こちらはスタジオではフジモンさんたちが情景が見える句と絶賛されていました。

夏井先生からも、季語「春休み」の向こうに、大きな春の季語である「耕し」を見せていると評価されていました。

それなのに2位。

 

では1位馬場さんの俳句はどのようなものだったか。

選ばなかった道がふと頭をよぎった、ちょうど食べていた「独活(うど)」がほろ苦かったことを詠まれていました。

 

人生は選択の連続で、選ばなかった道があった。

馬場さんは47歳で独身、お子さんがいらっしゃらないそう。

結婚をして子どもがいる人生も選択によってはあったであろう。

それを思うとほろ苦さがある。

しかし同時にまた、これは選んできた人生もまた苦い思いばかりではなく、喜びもあった。

独活は確かにほろ苦い、でもそれと同時に清々しさとみずみずしさも感じられる食べ物だと。

そういうことを仰っていたかと思います。

 

これには梅沢富美男さんも絶賛していましたね。

夏井先生も当然褒めていました。

お題の二択問題についても書けていると。

何よりこの句の季語に独活を選んだことを褒めていました。

独活の季語の本意をつかんでいるとのご判断と思います。

 

私も素晴らしいと思いました。

ジュニアさんが勝てなかったことにも納得です。

 

私が馬場さんのように独活を季語に俳句を詠んだとしても、独活そのものの描写をしようとするでしょう。

そして失敗すると思います。

こういうタイプ季語は個人的には扱いがとても難しく感じられ、苦手です。

おそらく私に独活を扱う経験が少ないから、想いを投影しづらいのだと思います。

馬場さんの句を拝見して、こういう風に詠むのかと大いに勉強になった気分でした。

 

dysdis.hatenablog.com

 

馬場さんは季語の上っ面を捉えがちだとか何とか、以前、私は生意気にも書いていたかと思います。

この句はそんなことを微塵も感じさせない良句でした。

季語をつかめていると感じられる句は美しい。

 

また、先生は決勝で戦うためのアドバイスとして、句に手を加えられていました。

でも私は手が加えられた句より原句の方がよかったように思います。

 

Bブロックの感想

Bブロックの感想です。

 

名人の中田さんがブロックの最下位、大波乱が起こりました。

 

2位の筒井真理子さんがよい句を詠まれていました。

句は、新しい恋人か再婚相手か、その人はパンが好きだということを詠まれています。

季語は「春昼(しゅんちゅう)」。

 

中七「こんどの人は」と下五「パンが好き」が効いていましたね。

スタジオも夏井先生も絶賛していました。

フレーズが面白いし、これができれば俳句で何でもできると先生は言っていましたか。

 

しかしこれでも2位です。

どうして1位になれなかったかというと季語でした。

季語が漠然としている点で損をしたようです。

「こんどの人」がどのような人物かを、季語で少しだけでも表せたらもっと良かったのだそう。

どの季語がよいかは自分で考えてみてほしいと。

 

なるほど。

私はぱっと「春日向(はるひなた)」が浮かびました。

それが「こんどの人」の描写をしているか一切考えず、ふと浮かんだ言葉が春日向だったというだけですけど。

というのも、上五「春昼や」と比べると中七下五がやや散文的で、季語の古さと切れ字「や」の古さとがミスマッチしていると感じたので、春日向とした方が中七下五との散文感と合致するかなと考えたのでした。

 

そして、1位はフジモンさんでした。

句は、公開収録が当たったことと浅蜊が開いたことの取り合わせでした。

季語は「浅蜊(あさり)」、貝のアサリですね。

 

好きな番組の公開録画に応募してそれが当たった、その瞬間に料理をしていたアサリの口が開いたと。

日常にあるちょっとした幸せを切り取っていらっしゃいます。

 

先生も「取り合わせ」を褒めていました。

直接は関係のない言葉同士が火花を散らして、そして詩が生まれると。

お題の二択についても、抽選が当たった当たらない、貝が開いた開かないと二択の結果、蓄積が人生を構成しているということまで詠めている。

そういうご判断でした。

 

私は、抽選が当たる当たらないと、貝が開いたことと開かなかったことの二択云々の部分はこじつけだなと思いながら観ていました。

抽選に当たったか外れたかは、応募した人が選んだものではないですよね。

抽選結果は番組制作側、あるいは機械・プログラムが選んでいるのでしょうから。

二枚貝が開いたかどうかについても、煮ている人間が直接貝を開けた訳ではなく、加熱と生死と上に物があったかどうかなど、外的要因で開くか開かないかが決まるのですよね。

どちらも厳密には「登場人物の二択」の行為にはあたりません。

 

「た」で韻を踏んでいることも、あまり上手くはいっていないように受け取れました。

季語云々の話を加味しても、筒井さんが1位でよかったと私は見ています。

 

おわりに

ということで、MBS『プレバト!!』の2022年3月10日放送の俳句コーナー2022年「春光戦」予選A&Bブロックを視聴しての感想を書いた記事でした。

 

私の俳句の読解や解釈が正しいとは限りません。

むしろ間違えていることの方が多いでしょう。

おかしなことを書いていたら申し訳ありません。

 

 

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