ディスディスブログ

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蝶が測る!『プレバト!!』2022年2月24日放送の俳句「フードコート」回を観た感想です

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『MBS(毎日放送)』で放送されている『プレバト!!』では、2022年2月24日の放送に俳句コーナーがありました。

お題は「フードコート」。

視聴した感想を書いています。

 

目次

 

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MBS『プレバト!!』

テレビ番組『プレバト!!』についてです。

 

www.mbs.jp

 

人気芸能人にはそもそも才能があるのか?あらゆるジャンルで抜き打ちテストを実施、その結果をランキング形式で発表する。

 

公式webサイトのディスクリプションには上記引用部のように書かれています。

あらゆるジャンルとは、今回紹介する俳句だったり、水彩画だったり、消しゴムはんこだったり、絵手紙、生花、スプレーアート、色鉛筆などです。

中でも俳句がメインコンテンツと思われます。

 

放送時間

放送時間について。

放送は毎週木曜日の19時から20時までです。

 

出演者

出演者です。

メインの司会は「浜田雅功」さんです。

ダウンタウンの浜ちゃんですね。

 

アシスタントが毎日放送の「玉巻映美」アナウンサー。

ナレーションが「銀河万丈」さん。

 

俳句の査定員は「夏井いつき」さん。

俳句カテゴリの出演者は「梅沢富美男」さんを始め、「東国原英夫」さんや「中田喜子」さん、「立川志らく」さん、「千原ジュニア」さん、「藤本敏史」さん、「村上健志」さん、「横尾渉」さん、「千賀健永」さんなどがいます。

 

俳句

『プレバト!!』の俳句カテゴリが2022年2月24日の放送でも扱われました。

 

今回のお題は「フードコート」です。

 

「フードコート」は季語ではないでしょう。

今回は作り手が自分で俳句に合った季語を探す必要があります。

 

この回は「和田アキ子」さん、「ミキ」の「亜生」さん、「ハリー杉山」さん、「HKT48」の「矢吹奈子」さんが出演していました。

レギュラー陣では永世名人の「東国原英夫」さん、名人10段の「藤本敏史」さんと、特待生3級の「Kis-My-Ft2」の「北山宏光」さんが出演していました。

 

順位戦

まずは今回行われた俳句カテゴリの、順位戦の結果です。

4位がハリーさん(才能なし、35点)、3位が矢吹さん(凡人、60点)、2位が和田さん(才能あり、70点)、1位が亜生さん(才能あり、71点)でした。

 

1位 亜生さん

順位戦で個人的に気になった句は1位の亜生さんです。

 

句は、春の夕焼けの日にラーメンが1つで箸が2つあることを詠まれていました。

 

子どもの頃にお母様と1杯のラーメンを分け合っている様子だそうです。

親子だけでなく恋人同士や友人同士とも、受け取れるように書いたと仰っていたでしょうか。

 

季語は「春夕焼」。

 

亜生さんご本人が仰ったように、いろいろな関係の2人を読者が想像できる俳句になっていました。

夏井先生もその点を褒めていらっしゃいましたね、想像させる余白があるとか何とか。

 

私もこの句は好きです。

亜生さんは10秒20秒で書けたと言っていましたが、確かにすっと頭に出てきたと思える俳句ですね。

変にこねくり回さず、素直に詠んだよい句と感じられます。

後述する北山さんがこねくり回していたので、私の目には対照的に映りました。

 

特待生昇格試験

今回は北山宏光さんの特待生昇格試験がありました。

 

北山さんは試験を迎えて「特待生3級」でした。

1ランク昇格なさったら特待生2級になるようです。

 

句は、牡丹の芽の色とジェラートとがどちらも赤色であることが詠まれていました。

 

冬にもジェラートを食べたいなという「あるある」を詠まれたそうです。

 

季語は何でしょう。

北山さんは「ジェラート」が季語とはまだ認識されていないけどと仰っていたので、ご本人的にはジェラートを季語としたかったようですけど。

通常は「牡丹」が季語と判断されると思います。

牡丹は初夏の季語だそう。

 

結果は「現状維持!」。

理由は「まさに凡人ワード」。

 

東国原さんも指摘していらっしゃいましたが、要素を盛り込みすぎていました。

先生もその点と、中七「木漏れ日と」が凡人の発想だと指摘していらっしゃいましたね。

 

私にもこの句はよいものとは思えませんでした。

やはり要素が多すぎます。

要素は2つまで、ですが原句は牡丹と木漏れ日とジェラートがあり、さらに色の赤もありますので、さすがに17音ではまとまらないです。

 

それと季語と認定されていない言葉を、季語として使おうとは極力なさらない方がよいのではないかと感じます。

『プレバト!』で言えば、名人10段や永世名人の方々がするならまだわかるのですが。

まだ早いのではと。

 

現状維持で済んでよかったと思える出来でした。

 

「永世名人」への道

藤本敏史さんの「永世名人」への道です。

 

フジモンさんは試験を迎えて「名人10段☆☆」でした。

1つ前進なさったら名人10段☆☆☆になるようです。

 

句は、イーゼルにメニューがもたれていることを詠まれていました。

 

意味はそのままだそうです。

普通のことを素直に俳句にしたみたいですね。

 

季語は「春浅し」です。

春になって日が浅い、春なのにまだ寒い日の意味になるでしょうか。

 

判定は「1つ後退!」。

先生からの一言は「そのお店繁盛してなさそう」です。

 

原句はメニューがイーゼルに「凭るる」とありました。

読みは「もたるる」。

現代でいう「もたれる」ですね。

 

このもたれるの擬人化の是非、と東さんは指摘していました。

先生もその点を指摘なさっていました。

フジモンさんがご自身で「立てかける」と説明していたようで、それを素直に詠めばよかったみたいです。

普通のことを詠もうとしているのなら、変にもたれるなどとせず普通に立てかけるでよかったと。

他にも季語の「春浅し」にも手直しが入っていて、「春のメニュー」とされていました。

春浅しが付け足しているように受け取られたようですね。

 

私はこの句はよいか悪いか判断ができませんでした。

悪くはないかなくらいで。

私の力ではまだこういう細かい判断ができないですね。

力が足りていません。

 

俳句史に残る句集作り

永世名人である東国原さんの句です。

句集に入れる50の俳句を、掲載決定かボツかを先生が判定します。

 

東さんは50句まで残り18句です。

 

句は、蝶がフードコートの奥行を測っていることが詠まれていました。

 

蝶など昆虫がフードコートなどの大きな空間に迷い込んだときに、まるで計測をしているようだと感じられたことをそのまま句にしたと仰っていたでしょうか。

 

季語は「蝶」。

春の季語ですね。

 

判定は「掲載決定!」。

先生からの一言は「永世名人の新たな作風!」です。

 

いやいやこれはもう文句なしですね。

フジモンさんや北山さんもすごいとべた褒めでした。

先生もそのように感じ取れることがステキだと褒めていましたね。

観た瞬間にうっとり、私の血が綺麗になっていくと。

 

上五「帳は測る」と6音で1音余っていますけど、こちらは必要な助詞だそうです。

「は」を入れることにより「他にも生き物はいるけど蝶は」と強調されるから。

下五「奥行を」と助詞で終わっています。

こちらも余韻が広がるため効果的と判断されていました。

 

いやいや、これは素晴らしい俳句でした。

この発想は私には永遠に持てないだろうなと思います。

永世名人の永世名人たる所以をしりました。

 

おわりに

ということで、MBS『プレバト!!』の2022年2月24日放送の俳句コーナーのお題「フードコート」回を視聴しての感想を書いた記事でした。

 

私の俳句の読解や解釈が正しいとは限りません。

むしろ間違えていることの方が多いでしょう。

おかしなことを書いていたら申し訳ありません。

 

 

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