ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

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安子は身勝手?朝ドラ『カムカムエヴリバディ』の第8週途中から深津絵里さんが登場。透明感半端ないです

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NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』の、2021年12月25日放送された第9週の予告が流れました。

第8週の感想と第9週のことをあれこれ考えています。

 

ネタバレ要素がありますので大丈夫な方のみ下方スクロールをお願いします。

 

目次

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朝ドラ『カムカムエヴリバディ』

朝の連続テレビ小説は2021年11月1日から『カムカムエヴリバディ』が始まっています。

 

連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」オリジナル・サウンドトラック 劇伴コレクション Vol.1

 

www.nhk.or.jp

 

twitter.com

 

公式webサイトとTwitterの公式アカウントがありました。

 

あらすじ

本作のあらすじです。

 

1925年(大正14)年、日本でラジオ放送が始まった日、岡山市内の商店街にある和菓子屋で、女の子が生まれた。
名前を安子(上白石萌音)という。あんこの甘い香りに包まれたあたたかい家庭に育った安子は、ずっと家族との幸せが続くことを願った。やがて戦争の足音が近づくなか、さまざまな試練が安子に舞い降りる。
けれど、ラジオ放送開始からまもなく始まるラジオ英語講座との出会いが、安子の未来を切り開いていく。

 

公式webサイト内「番組紹介」にある紹介内容の一部を抜粋しました。

紹介内容テキストはなかなかのネタバレ感がありますので、バレが嫌な方は読まない方が良いかもしれません。

 

第8週「1951-1962」

2021年12月20日月曜日から『カムカムエヴリバディ』は第8週「1951-1962」が放送されています。

 

安子(上白石萌音)は、勇(村上虹郎)に思いを伝えられたものの、すぐにはその返事ができずにいた。兄の算太(濱田岳)と一緒に生まれ育った「たちばな」のような和菓子屋さんを作ろうと、おはぎを売りながら少しずつお金をためてきた安子。
娘のるいの幸せを一番に考えた安子の決断は…。そして時がたち、成長したるい(深津絵里)の物語が大きく動き出していく。

 

録画データの番組概要には上記引用部のように書かれています。

 

(37)「1951-1962」

 

算太が

安子が和菓子屋を開店すべく貯めていた開業資金を、兄の算太は持ち逃げしました。

算太は「岡田結実」さん演じる雉真家の女中「雪衣」に惚れていました。

が、ある日の早朝に勇の部屋から出てくる雪衣を見てしまい、すべてを理解して居候をしていた雉真の家を出ていったということです、たぶん。

 

安子の選択

安子は「村雨辰剛」さん演じるアメリカ人「ロバート」と一緒にアメリカへ行く決断をしています。

 

理由はいくつかありました。

1つは算太が開業資金を持って失踪したこと。

1つは「段田安則」さん演じる雉真家の当主「千吉」へ、家を出ていこうと思っていると伝えたところ、「るい」は雉真の人間だから置いていくように言われたこと。

1つは「るい」の裂傷痕を消すには多額の金がかかり、雉真家の力がないとできないであろうこと。

1つは勇に結婚を申し込まれ、答えずにいた間にロバートと2人でいるところを勇に見られたこと。

1つはロバートからもプロポーズされたこと、アメリカへ一緒に行こうと言われたこと。

1つは娘の「るい」に「I hate you(大嫌い)」と言われたこと。

 

最後の1つが決定打になりましたが、他のことも大きかったでしょうね。

ショックを受けた安子は、ロバートにすがる選択肢しか残っておらず、と言いますか1つの選択肢しかないと思い込んでしまったのかもしれませんが、逃げるようにアメリカに行ってしまったようです。

ようですと書いたのは、アメリカに行ったシーンが映像にはなかったことと、1962年時点でアメリカにいるかは第8週終了時点は明らかになっていないことで、もしかしたら日本にとどまっていたり、あるいは日本に戻っているかもしれないからです。

 

安子は身勝手

私は安子のこの一連の行動は「身勝手」だと感じています。

アメリカへ逃げるように旅立ったことは、自分で全てを背負い込んだ結果だったからです。

 

算太の失踪のことを、すぐに雉真の家に相談をしていれば、事態は深刻にならなかったかもしれません。

雉真が金を使って捜索をさせれば、安子が一人で探すより見つけられた可能性は高いです。

そうであればロバートに頼ることも、ロバートに抱きしめられているところをるいに見られることもなかった可能性が高まります。

勇も千吉も安子を責めないでしょう、雪衣はわかりませんが。

失踪などと他人に言うことは恥かもしれませんけど、この時点で安子は大きな選択ミスをしていると私には感じられます。

 

るいのことにしてもそう。

傷そのものこととお金がかかることを、るいにきちんと説明してあげていれば、あるいは話し合っていれば、一時期離れ離れになろうともるいは我慢してくれたかもしれません。

ロバートに抱きしめられたところを見られたことも、るいから大嫌いと言われようとも恐れず踏み込んで話し合っていれば、一時期は嫌われてもその後距離を埋められたかもしれません。

 

娘に怪我を負わせたことに対して心から責任を感じているのなら、るいからどんなに嫌われようが貫けたはずでしょう。

あれだけ大切にしてきた一人娘なのですから。

なのに彼女はたった一度嫌いと言われただけで、逃げるように自ら娘から離れていってしまった。

安子の覚悟はその程度のものだったのかと、私は観ていて小さくない憤りを覚えました。

 

安子は他人に頼らず自分だけで何とかしようとする傾向にあります。

その理由は、安子が根っこのところで「他人を信用しない人間」だからかなと感じています。

 

るいに対してももしかしたらそうだったのかもしれません。

たった一度大嫌いと言われたことで見捨てるように外国へ行ってしまうのですから。

 

となるとロバートを頼ったことだって怪しいものです。

彼に逃げ込めば、刹那的に自分が楽になるから利用しただけじゃないかと。

 

「小野花梨」さん演じる幼なじみの「水田きぬ」に対してもそうですよね。

きぬちゃんは安子の都合のよいときだけ使われている存在になっています。

きぬちゃんだけでなく一家全員、小さい頃からずっと安子のために色々としてくれています。

稔との恋のために気を利かせたり、安子が受け取った手切れ金を稔に返したり、戦後おはぎを売るためのスペースを提供してあげたり。

利用するだけ利用して、現状作中で安子は水田家に何も恩返しをしていません。

 

一言でいえば安子は強いようで「弱い」人間なのでしょう。

その点でやはり「安子は算太の妹」なのだと思います。

私も弱い人間ですのであまり強く言えないですが。

 

深津絵里さん登場

安子がアメリカへ旅立った(と思われる)あと、ドラマでは年月が1962年に飛び、深津絵里さんが登場しました。

るい役です。

 

深津絵里さんは記事作成現在48歳でいらっしゃるはずです。

1月生まれでいらっしゃるのでもうすぐ49歳ですか。

1962年現在のるいの年齢は18歳か19歳か、そのくらいでしょう。

つまり深津さんは実年齢より30ほど若い人を演じていることになります。

 

正直申し上げると「きつい」です。

このブログで何度か書いているように、私は深津さんがデビューした頃のテレビCMやドラマでお見かけしたときから認知しているので、彼女の数十年を部分的ながら見ています。

それもあって、年齢などの情報はどうあがいても脳から拭えません。

深津・るいは初見で「無理がある」と思ってしまいました。

さすがに18,19歳には見えないです。

 

しかしそれと同時に、さすが力のある俳優さんだなと感心もしています。

深津さんの持つ「透明感」がとんでもないです。

あの透明感を出せる俳優さんは、彼女の他にはいらっしゃらないのではと思えるほど。

彼女の持つ美しさは外見だけではなく、内面や所作だけでもなく、演技力の為せる技でもあるのでしょうね。

深津さんの俳優としての力を感じる数日間でもありました。

 

額の傷痕

その「るい」は18歳となり、雉真の家を出て岡山も出て、一人で暮らす決意をしました。

古書店でしたっけ、アルバイトをしてお金を貯めていたようで、独り暮らしをするにあたり、雉真からのお金の世話も断っています。

この辺の頑なさは安子の血を引いていると感じさせます。

 

 

岡山を出たるいは大阪へ。

大阪で就職活動をしようとしたところ、竹村クリーニング店の「竹村平助」と「和子」夫妻と出会い、あれこれあった後に住み込みで働かせてもらえることになります。

 

 

クリーニング店で仕事を始めたその日に、さっそく謎の男「宇宙人」と出会うことに。

という第8週でした。

 

るいは傷痕を消す手術を受けなかったようです。

安子から捨てられ、あえて捨てられと書きましたが、その瞬間からるいは高校を卒業した後は、雉真にも誰にも頼らず独りで生きていくことを決めていたのでしょう。

そのためには傷跡を消す施術費用を雉真から受けてしまうと、雉真との柵(しがらみ)がその後もついて回るから、受けなかったというようなことが作中で言われていたと思います。

 

 

しかし、傷痕がはっきり残っているが故に就職活動も上手くいかないのですね。

るいは傷跡を隠すために、前髪を眉毛の辺りまで伸ばし揃えています。

傷痕を残したことで、かえってそれが呪縛となって彼女を蝕んでいるようでした。

 

平助さんと和子さんの竹村クリーニング店の2人はとても良い人です。

るいを大事にしてくれそう。

8週は辛すぎでしたので、2人の存在はオアシスでした。

 

土曜日は総集編

朝ドラ『カムカムエヴリバディ』の2021年12月25日土曜日は第9週「1962」の総集編が放送されました。

 

予告編

総集編が終わり、放送枠の最後の最後には翌週の予告編が少しだけ放送されます。

これは毎週のことですね。

2021年12月25日の放送では第9週の予告編が流れていました。

 

 

Twitterの公式アカウントにも予告編がアップロードされていました。

 

2021年内の放送は12月28日火曜日まで

2021年内の放送は12月28日火曜日までとのこと。

第9週が2日間放送されるということでしょうか。

それとも来年まで第9週が続くのかわかりません。

 

宇宙人

宇宙人は「オダギリジョー」さんが演じています。

るいにとって素性が全く読めない人物だったため、仮に宇宙人と名付けたのですね。

 

宇宙人の正体は、「世良公則」さん演じる「定一」さんが営む喫茶店に来ていた少年の可能性が高そうですけどどうでしょうか。

 

その宇宙人を巡って、るいとかかわってきそう女性も映っていました。

るいに興味を懐くであろう男性の姿も。

 

大きな展開はない?

おそらくですけど、第9週は物語の大きな展開はないのではないでしょうか。

年末年始ですし、時代が大きく進んだことで視聴者がついていけなくなるでしょうし。

いえ、『カムカムエヴリバディ』は展開の早さに特徴のあるドラマですからわかりませんけど。

 

しかし予告である程度るいの今後がわかる気もしました。

当たっているかわからないものの、るいは音楽の道を進むものと想像されます。

ジャズ歌手でしょうか。

カムカム英語で培った英語力を武器に。

当たっているなら、るいは憎んでいる母との柵から抜け出せないどころか、母のおかげで人生の活路を見出すことになります。

 

おわりに

ということで、朝ドラ『カムカムエヴリバディ』の2021年12月25日放送の第8週の感想と第9週予告編についてを書いた記事でした。

 

 

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