スマホゲーム『ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト』(以降DQMSL表記)にて、2021年10月29日から期間限定イベント「DQMオールスターズ」が開催されています。
イベントの感想を書きました。
以降ネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。
目次
DQMSL×DQMコラボクエスト「DQMオールスターズ」
この11月に開催される予定の新イベントはDQMSL×DQMコラボクエスト「DQMオールスターズ」というそうです。
『DQMオールスターズ』第1弾は、「ドラゴンクエストモンスターズ2」の世界を舞台にしたオリジナルのストーリーが展開されます。
— DQMSL運営 (@DQMSL_OFFICIAL) 2021年10月25日
詳しいストーリーや登場キャラクターについては特設サイトをご覧ください。
詳細は ⇒ https://t.co/JHJJll53Yp#DQMSL #DQMAS pic.twitter.com/8j418UVL7f
DQMSL運営Twitterアカウント (@DQMSL_OFFICIAL) による告知ツイートです。
ティザーサイトもオープンオープンされています。
感想
感想です。
一言
率直に申し上げて「面白くなかった」ですね。
あれだけ大々的に、ティザーサイトやティザー動画を作っていたのだから、さぞ面白いイベントなのだろうと思っていましたが。
新規ユーザーは定着する?
本イベントは人気作品であろう『DQM2』とのコラボイベントです。
ですから新規ユーザーの参入も見込んでのものだったと想像していました。
が、新規のユーザーさんが定着するとは到底思えない内容でした。
新規ユーザーさんは周回が必要なイベントクエストを周回できたのでしょうか。
新規の方が周回するには難易度が高すぎたように感じます。
難易度の問題の他にも、イベントだけでなくストーリークエストも周らないといけないでしょうし、転生のために「究極転生への道」なども周る必要があるでしょうし。
新規の多くの方が「すべきこと」の多さに萎えてしまうのではないかなと心配になります。
そういう意味でも「冒険者の証」は要らない仕様だよなぁと思います。
今回のイベントで始めた方のうち一体どれだけの人数がイベント終了後も続けようと思われたでしょうか。
そもそも新規ユーザーの参入など考えていなかったのかもしれませんけど。
無課金ユーザーには厳しい
新規ユーザー定着しなかっただろうと感じられた理由は、今回のイベントが課金者向けのものと思えるからです。
新規の方でも課金できる方、それも結構な額を投入できる方は比較的すぐに対応できたのでしょうか。
しかし基本、新規の方は「無課金でお試し」をすると想像されます。
そういう方々はどれだけ定着できたでしょう。
私が面白くないと感じられた理由も根っこは同じです。
おそらく私が「無課金」ユーザーだからでしょう。
今回のイベントは課金ユーザー、それも結構な金額を投入できる方にとっては、戦力の強化につながったと思います。
「スライダーヒーロー」と「レゾム・レザーム」と「マジェス・ドレアム」の3体だけを見ても、持っているのと持っていないのとではしばらくは大きな差がつきそうです。
マスターズGPをがっつり戦いたい方は特に。
マジェス・ドレアムは☆3以上に星を重ねれば当分ポイントを積めることでしょうし。
私のような何年かプレイを続けている無課金ユーザーにとっては、ジェムを使わされる、逆を言えば使うことをいかに我慢できるかのイベントになっていたと考えられます。
少なくとも私にとっては「我慢大会」でした。
例年どおりのスケジュールであれば年末イベント、1月末には周年アニバーサリーが開催されるはずです。
なので無課金ユーザーにとって11月は、所持ジェムを投入することが躊躇されるタイミングなのです。
おいそれと使えない。
2022年のアニバーサリーでは、ハーフアニバーサリーのときのように運営さんからジェムが大量に配布されるかもしれません。
かもしれませんけど現時点でその保証はありません。
確定していないことに対して期待をし、所持ジェムを全投入とまでいかないでも、大量投入してしまうことはあまりに危険と感じます。
無課金にとっては。
なのでふくびきを引きたいけど我慢せざるを得なくなっています。
でもそれこそが運営さんの狙いなのでしょうね。
我慢が嫌なら課金せよ、他の課金ユーザーとの差を今以上開かせたくなかったら課金せよと。
高難易度すぎる
本イベントの終盤に追加されたイベント「究極魔神襲来」が難しすぎます。
無課金にはクリアさせたくないのかと言いたくなるくらい。
このクエストは「冒険者の証」が強化されていることが前提になっている難易度でした。
いえ、上手な方なら証のレベルが低くてもクリアできるかもしれません。
けれども基本的にはレベルが低いと攻略できる確率は下がるでしょう。
その上6ラウンド目の終了までに敵に一定以上のダメージを敵に与えていないと、バトルが強制終了します。
つまり耐久戦法を採らせてくれません。
これらは必要なモンスターが揃っていることと鍛えられていることが前提、必要な装備が揃っていることと鍛えられていることが前提になっていると言えるでしょう。
何年かプレイしている方であっても、立ち回りが上手な方であっても、マジェスドレアムを獲得できた方であっても、例えば「ケトス」を持っていなければこの「究極魔神襲来」をクリアできなかったのではないでしょうか。
敵の強さ云々以前のハードルが高すぎます。
マジェス・ドレアムのつるぎ
いや無理にクリアしなければいいじゃん。
そう思われる方もいらっしゃるでしょう。
ところが今回の「究極魔神襲来」はクリアできなくても大丈夫、と簡単には言えないのですよね。
と言いますのも新装備の「マジェス・ドレアムのつるぎ」がクリア報酬になっているからです。
このマジェス・ドレアムのつるぎは+7に強化することで「超魔王と超伝説へのダメージを15%アップ」の固有効果がつきます。
優秀な効果です。
この装備はイベント内に実装されました。
ということはイベント期間内に確保しておかないと、次にいつ手に入れられるかわからないでしょう。
となるとできるだけ今回のイベント期間内に確保しておきたい。
そう考えるのがユーザーの心理と思います。
なのにクエストが高難易度すぎる、あるいは冒険するためのハードルが高すぎる。
後々常設されるのだとしても。
今回のイベント内にマジェス・ドレアムのつるぎを手に入れられないユーザーさんは、結構な確率でいらっしゃると想像されます。
これは本当に可愛そうです。
最高難易度クエストの報酬なんて簡単な報酬にしてよいと思うのですけど。
それこそ課金者さんや古参ユーザーさんのチャレンジの場にするだけでよかったのではないでしょうか。
どうしてこんなに貴重な装備品をクリア報酬にしてしまったのか。
その理由もやはり課金ですかね。
より容易にクリアしたいならマジェスドレアムを手に入れなさい、確定枠まで回しなさい、ジェムがないなら課金しなさいと。
確定までは6万ジェムでしたっけ。
6万ですよ。
同じイベント内のオリジナル魔王「レゾム・レザーム」は1.5万で確定だったはず。
6万という数字がいかに異常かがおわかりいただけるかと思います。
確定枠があるだけまともとも言えるかもしれませんけど、確定枠があったとしてもやはりガチャの感覚は異常と思います。
どうして法的に規制しないのか不思議です。
「作業=やりこみ」ではない
「究極魔神襲来」を含め、昨今、敵の防御力を上げたりHPを上げたりすることで、敵を強くすることが多くなっていると感じます。
それは「冒険者の証」実装による弊害と個人的には感じています。
つくづく要らないなぁと。
そもそも、ゲームの「作業=やりこみ」ではないと私は思います。
敵の防御力を上げたりHPを上げたり、それはユーザーからすれば「作業が増えるだけ」になりがちです。
作業が増えることは必ずしも「やりがい」や「面白さ」につながりにくいでしょう。
面白くなるより、ただただ面倒になるだけ、そう感じられることが圧倒的に多い私の体感です。
トロフィーのシステムもそうですよね。
このゲームで言えばミッションですか。
ああいうやりこみプレイは元来、コアなユーザーさんが自発的に行うものであって、ゲーム側からユーザーに求めるものではないはずです。
ミッションはゲーム側から求めている上に、レアな報酬とリンクさせている。
これはたちが悪いです。
RPGは特にそうですけど、ゲームは基本「お遣い」です。
ユーザーにお遣いと感じさせないよう、製作サイドがシステムなりシナリオなりを工夫されているのが良ゲームと評価されるのだろうと思います。
ところがトロフィー制はユーザーに対して露骨にお遣いを要求しています。
それではもはやゲームではなく「作業」です。
作業がしたい訳ではないのですよね、少なくとも私は。
下手だから
何だかんだ書いてきましたが、ほとんどが卑屈な言い訳です。
私が「下手」なこと、これが全ての可能性が大いにあります。
先ほど無課金がどうのこうのと言っていますけど、無課金の方でも皆が皆面白くなかったかと言えばそれは違うでしょう。
楽しめた方もたくさんいらしたはずです、いや知らないですが。
ただ、そういう方々は長年プレイしている方、プレイの上手な方、ふくびきの当たり運の強い方、ジェムの使い方の判断力に優れている方のどれかが、または複数該当する方ではないかなと思います。
言い換えれば、私はこの辺りのことが下手だから、今回のイベントを楽しめていないのだとは感じています。
今後を考える
こういうイベントや仕様追加が続くようなら、個人的には今後を考えなければならないなと感じています。
今回のような傾向は今後も続くでしょうし、より以上に露骨になる可能性だって十分あるでしょうから。
DQMSLとは別に、本当にスーパーライトなDQMSLを作っていただけないですかね。
過去のモンスターが偽物かのような同じ名前のモンスターを実装しないDQMSL、勇者と魔王にタッグを組ませるようなドラクエ愛の欠片も感じさせないモンスターを実装しないDQMSLを。
モンスターズは好きなタイトルなので、作られるのならプレイしたいです。
おわりに
ということでDQMSL「DQMオールスターズ」のイベントの感想を書いた記事でした。
思いついたまま書きました。
見返してみると「究極魔神襲来」の感想になっているような。
まぁいいでしょう。