Eテレ『趣味どきっ!』枠では、2021年8月からだったでしょうか、水曜日に『人と暮らしと、台所〜夏』の放送が始まっています。
私はこのシリーズが好きです。
2021年9月15日の放送ではシリーズの第6回として、建築家「阿部勤」さんの台所が紹介されていました。
シリーズ屈指の好きな台所でした。
目次
Eテレ『趣味どきっ!』
Eテレ『趣味どきっ!』についてです。
番組説明
番組の説明です。
現代人の趣味は幅広く、ジャンルも多種多様。様々な趣味をその道の第一人者を講師に起用し、深くて濃密なレッスンをする一方で、初心者の方でも楽しみ見られるようにわかりやすく紹介します。
番組の内容については公式webサイトに上記引用部のように書かれています。
放送時間
放送時間です。
毎週月曜日から水曜日の21時30分から21時55分までですか。
放送局は『Eテレ』です。
再放送も、確かお昼前にあったはずです。
今回ご紹介している『人と暮らしと、台所〜夏』は水曜日のみ放送されています。
月曜日は『暮らしにいかす にっぽんの布』のアンコール、火曜日は『いまこそスマホ』のアンコールです。
アンコールが多い理由は新型コロナウィルス感染拡大の影響でしょうか。
出演者
出演者です。
出演者は番組それぞれに異なります。
Eテレ『人と暮らしと、台所〜夏』
Eテレ『趣味どきっ! 人と暮らしと、台所〜夏』についてです。
台所。それは人の胃袋を満たす、食が生まれる大切な場所。暮らしの達人たちの知恵と工夫を美しい映像と珠玉の言葉で紡ぐ。待望の新シリーズ!あなたにとって台所とは?
録画データの番組説明は上記引用部のように書かれています。
大好き
私はこの『人と暮らしと、台所』のシリーズが好きです。
今回で第2シーズンになるのでしょうか。
以前のシリーズはアンコール放送もありましたから、それぞれの再放送を含めて都合4回ずつ視聴した記憶があります。
第1シーズンでは建築家「中村好文」さんの回と、料理家「高山なおみ」さんの回が特に好きでした。
中村さんはさすが建築家さんなだけあって、使い勝手の極めてよさそうなキッチンになっていました。
引き出しにスパイスがズラッと並んでいる様子が目に浮かびます。
また、事務所のスタッフさんたちと楽しそうに料理を作って食べる様子が、観ていて心地よかった思い出です。
使われていたケトルが、確かドイツ製だったと思いますけど、それが格好良かったです。
高山さんは、以前はパートナーと暮らしていたそうですけど、神戸に一人暮らしをするようになったばかりの状況だったでしょうか。
神戸の海が一望できる素晴らしい立地にお住まいで、それが一番印象的です。
確か、電子レンジを持っていらっしゃらなかったような、トーストもフライパンで焼いていて、あのトーストが何だかとても美味しいそうでした。
鍋などの調理器具の多くが長年使い込まれていて、その道具を大切にする高山さんの心が好きでした。
高山さんのお宅で使われているケトルも素敵だったような。
書くまで気づきませんでしたけど、私はケトル好きなのでしょうかね。
皆さんからすれば知らんがなという話ですが。
第6回「阿部勤(建築家)」
2021年9月15日の放送は第6回「阿部勤(建築家)」でした。
木々に囲まれた、コンクリート打ち放しの建築家の自邸。「中心のある家」と呼ばれる名建築は、正方形のリビングを中心に、周囲に寛ぎのコーナー、ダイニング、そして台所が回廊のように配置されたユニークな設計。台所には半島のように突き出た第2のシンクと調理台、風変りな道具が並ぶ。妻に先立たれて以来、パスタの生地、ドレッシングも手作りする。便利なだけじゃ、面白くない!面倒なことをとことん楽しむ、男の台所とは?
録画データの第6回の説明は上記引用部のように書かれています。
感想
阿部勤さん回を視聴した感想です。
めっちゃ面白かったです。
前回第5回の放送を観終えて次回予告が流れたときに、阿部さんの台所が画面に映し出された瞬間、この台所は絶対に面白いと直感しました。
もろ私の好みだったからです。
実際に放送を観て、私の直感が正しかったことは観始めてすぐにわかりました。
道具にあふれた台所
阿部さんの台所はまさに「ザ・男の台所」の佇まいでした。
道具に溢れて、ごちゃごちゃしています。
今回の放送だけでも「○○○を作るための道具」がいくつも出てきました。
例えば、イクラをばらすためのテニスでしょうかラケットとか、古そうなデザインの手動の野菜のスライサーとか、ジェノベーゼソースを作るための大理石の乳鉢とか、ビゴリを作るための押出成形機「トルッキオ」とか。
番組で紹介された道具は氷山の一角で、もっともっと色々な道具があることは間違いないでしょう。
それはまるで「効率」の概念が存在しないかのよう。
阿部さんは、奥さまに先立たれ一人で生きていくにあたって、台所を改装したとおっしゃっていたでしょうか。
まぁ実際問題、一人でないとあれほど道具に溢れた生活は難しいでしょうね。
二人以上で暮らしていたら、相手に掃除をする身にもなってよと苦情が飛んでくること必至です。
こういうのを観たかった
第2シーズンは整然としている綺麗な台所ばかりでした。
それぞれがとてもオシャレで使い勝手も良さそうだったことは間違いないでしょう。
オシャレではあるのだけれど、しかし、私にとってはそれらは整然としすぎていました。
それだけが理由ではないのですが、いずれにしても個人的にはいまいちピンと来なかったのです。
第1シーズンの方が面白かったなと思いながら、この第2シーズンを観ていたので、安倍さんの登場が嬉しかったです。
「そうそう、こういうのが観たかったんだよ!」と心が弾みましたね。
建築家さんの家は最強
「欲しい物だけで自分の家を満たす」こと。
これが理想です。
私はお金がないこともあって、ずいぶんと妥協をしてしまっています。
安倍さんのお宅はその妥協が一切ないのですよね。
なので色々な道具があっても、それぞれが絶妙に台所に、家に馴染んでいました。
すべてが格好良かったです。
家からして自分で設計できるのですから最強ですよね。
「良い関係を結んだ物に囲まれていると心が安らぐし楽しいしハッピー」
「これからは面倒くさいとか遠回りすることに価値がある時代が来るんじゃないかな」
阿部さんが番組でおっしゃった言葉です。
いいなぁ。
お金と時間の余裕がないと大変でしょうけど。
おわりに
ということでEテレ『趣味どきっ!人と暮らしと、台所〜夏」第6回「阿部勤(建築家)」の放送がとても面白かったことを書いた記事でした。