NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』が2021年5月17日月曜日から始まりました。
記事作成現在、第1週が終わったところです。
作品のあらすじや登場人物の紹介、一週間視聴した感想を書いています。
目次
朝ドラ『おかえりモネ』
朝の連続テレビ小説は2021年5月17日から『おかえりモネ』が始まっています。
公式webサイトとTwitterの公式アカウントがありました。
あらすじ
本作のあらすじです。
宮城県気仙沼湾沖の自然豊かな島で、両親・祖父・妹と暮らしていた永浦百音。
2014年春、高校卒業と同時に気仙沼を離れ、ひとり内陸の登米市へ移り住むことに。
大学受験にことごとく失敗、祖父の知り合いで登米の山主である、
名物おばあさんの元に身を寄せたのだ。
将来を模索する百音は新天地で、林業や山林ガイドの見習いの仕事をはじめる。そんな百音に、ある日転機が訪れる。
東京から、お天気キャスターとして人気の気象予報士がやって来たのだ。
彼と一緒に山を歩く中で、「天気予報は未来を予測できる世界」と教えられ、
深く感銘を受ける百音。
公式webサイト内「番組紹介」にある紹介内容の一部を抜粋しました。
紹介内容テキストはなかなかのネタバレ感がありますので、バレが嫌な方は読まない方が良いかもしれません。
第1週「天気予報って未来がわかる？」
2021年5月17日月曜日からの『おかえりモネ』は第1週「天気予報って未来がわかる？」が放送されています。
2014年春、宮城県気仙沼市の離島・亀島で育った永浦百音(清原果耶)は、高校卒業を機に、内陸の登米市の大山主・新田サヤカ(夏木マリ)の家に下宿して、森林組合の見習い職員として働き始める。娘が心配な父・耕治(内野聖陽)は、頻繁に百音に電話をするが、百音は仕事が忙しく中々連絡が取れない。そんなある日、東京から人気の気象キャスター・朝岡(西島秀俊)が、登米にやって来て町は大騒ぎ。実は朝岡はサヤカと、ある縁があった…。
webサイトの「あらすじ」ページには上記引用部のように書かれています。
感想
朝ドラ『おかえりモネ』の第1週を視聴しての感想です。
一言「面白くなかった」です。
「つまらない」と言うほどではないにしても「面白い！ 」とはならなかったのは事実ですね。
豪華キャストすぎる
キャストが豪華です。
ヒロインは永浦百音、「清原果耶」さんが演じています
『あさが来た』以来の朝ドラ出演でしょうか。
いや、『なつぞら』に出演していたでしょうか、妹役で終盤登場していたような。
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百音の父・耕治を「内野聖陽」さんが、母・永浦亜哉子を「鈴木京香」さんが、祖父・龍己を「藤竜也」さんが演じています。
この時点で相当豪華です。
百音は高校卒業後に地元の亀島でしたっけ、そこから離れ「登米」の山林地域へと移り、登米市の森林組合に見習い職員として就職しています。
登米の人たちは、百音が居候している家の主で大山主の「新田サヤカ」を「夏木マリ」さんが、診療所の医師「菅波光太朗」を「坂口健太郎」さんが演じています。
東京からやって来た人気の気象キャスター「朝岡覚」を「西島秀俊」さんが演じています。
「浜野謙太」さんや「でんでん」さんたちも出演しています。
ナレーションは百音の祖母・雅代で、「竹下景子」さん。
とにかく豪華です。
しかし、第1週からこれだけ多くの出演者が登場してしまうと、情報量が少々多すぎて視聴者はついて行くのが大変だったと思います。
再放送もありますし私はギリギリ何とかなりましたが、ご年配の方々はどうだったでしょうか。
登場人物はもう少し小出しにしてもよかった気はします。
物語は動いていない
キャストは多いとは言っても、物語はそこまで大きく動いていないです。
さすがに1週目から動かすのはどうなのかということがあったのでしょう。
第1週は百音が今どういう状況にあるのかを、私たち視聴者が理解するために費やされていました。
そして百音が気象予報士に、というより気象現象に、とりわけ「彩雲」に興味を抱くシーンが印象的に描写されていました。
人物が暗い
本作を観ていて特に感じることは、登場人物のキャラクターが「暗い人」が多いことです。
「蒔田彩珠」さんが演じる、百音の妹・未知が暗いです。
医師の菅波も暗いですね。
気象予報士の朝岡も、何かありそうな雰囲気を漂わせています。
誰より百音が暗いです。
そのため作品全体が暗く感じられます。
朝ドラなのに暗い。
ただこれは仕方ない部分も大きいのかなと感じています。
物語の舞台は登米や気仙沼ですから宮城県ですよね。
あらすじから、作品の時代は2014年とわかります。
作中のカレンダーにも2014年とありました。
つまり「東日本大震災」やそれに伴う津波の被害に遭った地域が物語の舞台です。
登場人物の多くは東日本大震災に被災した可能性が高いはず。
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2014年春ということは震災から3年しか経っていません。
彼らにとってあのときの記憶はまだ生々しく、身体にも心にも傷を負ったままの登場人物は少なからずいることでしょう。
百音が気仙沼の離島から山間部に移り住んだことも。
4話でしたか、北上川へ出かけたときに見た「移流霧」の風景を目の当たりにしたときに流した涙も。
子どもの頃に好きだった地元の光景と、大震災と津波の光景とが入り混じっている。
そういうことが暗さの背景にあるようです。
百音だけでなく、他の登場人物にもそれぞれに陰を抱えて見えるのは、そういう事情があるのではと推察されます。
なので日本の朝を彩る、皆を元気づけるはずの朝ドラなのに、しかも最序盤なのに暗いことは、演出上仕方がないかなと感じています。
これから百音たちが過去や現在、未来の困難を乗り越えていく、ホップステップジャンプをするホップの段階が第1週なのでしょう。
ホップどころではなく、その前に力を溜めているところかもしれないですね。
宮城の方々だけでなく、東京から定期的に診療所へ訪れている菅波にも陰があるように見えることにも、何か大きな理由があるのでしょうし。
朝岡のなぜ
西島秀俊さん演じる気象キャスター「朝岡」は、3話でしたか、突然に登米を訪れ百音と出会いました。
どうやら百音が居候している夏木マリさん演じる「サヤカ」さんとは縁があるようで、滞在中はサヤカさんの家に寝泊まりしていました。
しばしの百音と3人暮らし。
朝岡は百音が気象に興味を持つ、あるいは気象予報士への夢を抱くきっかけになる存在と思われます。
が、しかし朝岡がどうして登米に来たのかは現状明らかになっていないことがあって、結構な唐突感があり、私の目には違和感として映りました。
朝岡の登場が唐突なことで、百音が夢を持つきっかけも唐突なものになってしまい、無理矢理な感じが出ていると思えたのですね。
朝岡がやって来た理由は今後明らかになるのでしょう。
誰と誰がくっつくか
誰と誰がくっつくか。
恋愛・結婚のことですね。
これは朝の情報番組『NHKあさイチ』のオープニングの「朝ドラ受け」トークにて、司会の「鈴木奈穂子」アナウンサーが話していたことです。
誰と誰がとは具体的に仰らなかったと思います。
実際どうなのでしょうね。
百音は誰と付き合うのか、誰と結婚をするのか。
坂口健太郎さん演じる「菅波」でしょうか、それとも第2週から登場しそうな同級生の誰かでしょうか。
アイドルグループ「King & Prince」の「永瀬廉」さんが百音の同級生役の1人を演じるそうなので、彼の可能性は高そう。
妹の未知は誰とくっつくのでしょうか。
朝岡は誰か結婚しているのでしたっけ、未婚なら誰とくっつくのでしょうか。
鈴木アナたちの興味は尽きなさそうです。
子役時代がない
『おかえりモネ』は1話の冒頭から「清原果耶」さんが出演していました。
朝ドラというと最序盤はヒロインの幼少期が描かれることがお決まりです。
しかし本作は違った。
これは『あさイチ』で、お笑いコンビ「博多華丸大吉」の「華丸」さんが言っていたことです。
子役がない朝ドラは他にも存在した記憶はあります。
具体的に思い出せませんけど。
『あまちゃん』は幼少期がなかった気がしますね。
スマホあり
また、こちらも華丸さんの発言だったと思いますが、スマホが登場した朝ドラはもしかしたら本作が初ではないかということ。
確かにそうかもしれませんね。
ここ10年くらいを振り返っても、現代劇の朝ドラはありました。
しかし現代劇といっても、2010年代を描いた作品は同じく大震災を描いた『あまちゃん』と、『半分、青い。』の終盤くらいではないでしょうか。
他にもあったかもしれないので記憶違いでなければ。
『純と愛』はまともに観ていないためわかりません。
今のところ感想はこのくらいでしょうか。
おわりに
ということで、朝ドラ『おかえりモネ』を一週間視聴した感想を書いた記事でした。
