『MBS(毎日放送)』で放送されている『プレバト!!』では、2021年3月18日木曜日の放送に俳句コーナーがありました。
春のタイトル戦「春光戦」は今回もお休み、通常の俳句コーナーでした。
視聴した感想を書いています。
目次
MBS『プレバト!!』
テレビ番組『プレバト!!』についてです。
人気芸能人にはそもそも才能があるのか?あらゆるジャンルで抜き打ちテストを実施、その結果をランキング形式で発表する。
公式webサイトのディスクリプションには上記引用部のように書かれています。
あらゆるジャンルとは、今回紹介する俳句だったり、水彩画だったり、消しゴムはんこだったり、絵手紙、生花、スプレーアート、色鉛筆などです。
中でも俳句がメインコンテンツと思われます。
放送時間
放送時間について。
放送は毎週木曜日の19時から20時までです。
出演者
出演者です。
メインの司会は「浜田雅功」さんです。
ダウンタウンの浜ちゃんですね。
アシスタントが毎日放送の「玉巻映美」アナウンサー。
ナレーションが「銀河万丈」さん。
俳句の査定員は「夏井いつき」さん。
俳句カテゴリの出演者は「梅沢富美男」さんを始め、「東国原英夫」さんや「立川志らく」さん、「中田喜子」さん、「千原ジュニア」さん、「藤本敏史」さん、「村上健志」さん、「横尾渉」さん、「千賀健永」さんなどがいます。
最近見始めた
実は私は『プレバト!!』を最近見始めています。
継続して観ているのは1年ほど前、2019年末くらいからでしょうか。
番組の存在は何年も前から知っていました。
しかし当時はどうも夏井先生の言葉の強さと荒さが受け付けないと感じてしまい、少し観ただけでそれから全く観ていませんでした。
その後、夏井先生が『NHK俳句』の選者に就任されてから、あああれはやはりエンターテインメントとして、役として演じている部分も大きいのかと思い至りました。
それからは夏井先生の印象が大きく変わって、ずいぶんと間が空きましたが、2019年末くらいからようやく継続して観るようになっています。
元から民放のバラエティ番組を好んでいないことも理由としては大きいでしょう。
俳句
『プレバト!!』の俳句カテゴリが、2021年3月18日の放送でも扱われました。
今回のお題は「家電量販店」です。
この回ではアナウンサー・タレントの「徳光和夫」さん、Kis-My-Ft2の「宮田俊哉」さん、放送作家の「野々村友紀子」さん、お笑いコンビ「ミルクボーイ」の「駒場孝」さん、タレントの「朝日奈央」さん。
レギュラー陣では「梅沢富美男」さんと「東国原英夫」さんが出演していました。
全体的にレベルが
今回は全体的にレベルが高くなかったように観ていて思いました。
梅沢さんや東さんの句を含め。
それがあって少々盛り上がりに欠ける回と感じています。
放送が1週お休みだったため、私の中で期待値が上がりすぎていたのかもしれません。
1位は宮田さん
俳句カテゴリで今回1位を獲得したのは「宮田俊哉」さんでした。
得点は「71」点。
句は、子供の頃でしたっけ自宅がアパートで表に設置されていた洗濯機の裏に、猫が入ってきてしまったことを詠まれていました。
夏井先生からは目の付けどころが良いと褒められていましたね。
確かにシンプルでのどか、春らしい良い句でした。
「猫の恋」が季語なのですね、初めて知りました。
先生からは大きな添削はありませんでしたが、
「洗濯機裏の秘かな」と「の」で繋げない方が良いとして、句またがりにして「洗濯機裏」で切る添削がありました。
2位は徳光さん
2位は徳光さんでした。
70点。
句は、徳光さんが出演している路線バスの旅で知「○○家電前駅」というバスの停留所で降り、家電量販店でたくさんの家電を見させられ、次のロケ地に向かうべくバス停に向かうと、バス停のかたわらに「風信子(ヒヤシンス)」の鉢ですか、それが置かれていて、それを見てホッとした様子を詠まれたものです。
番組では70点でしたが、私の評価では70点までいかなかったです。
50点くらいでしょうか。
理由は原句が「三段切れ」になっていてリズムが良くないかなと感じたから。
三段切れとは五七五それぞれに「切れ」があることですか。
切れがその都度入ったことで、何が主役かがわかりにくくなっていました。
添削はバス停の名前を具体的に表示させるようにしていました。
原句は「家電前駅」とだけ詠まれていました。
先生の添削では「○〇〇○」と具体的な名前を書いていなかったですが、徳光さんがそのとき利用したバス停名を具体的に入れてくださいと投げかけています。
結果的に添削によって三段切れは解消されて、原句よりリズムが良くなったように感じられます。
5位は野々村さん
3位朝日さん、4位駒場さんときて、5位、つまり最下位は野々村さんでした。
点数は5点。
かなり低いです。
句は、ドライヤーでしたっけ家電量販店で家電を選んでいるとき、ライラック色など鮮やかな色の品に目が行っているけど、結局は無難なら白色を選んでしまうことを詠まれています。
野々村さんが詠まれた句は、前回放送の「片瀬那奈」さんが詠まれた句と同じ問題を抱えていました。
季語に関することです
2回連続で詳しく書いてしまうと、ただの悪口になりそうなので書きません。
詳しく知りたい方は上のリンクを貼った記事をご覧になってください。
昇格試験
今回は東さんの名人10段昇格試験がありました。
東さんは試験を迎えて「名人☆4」のため、次昇格なさったら永世名人のようです。
句は、家電量販店に行ったら、たくさんの大画面テレビが並び、その全ての画面にスミレ(菫)が映っていて圧倒されている様子を詠まれています。
結果は現状維持。
添削はなしでした。
なしというより手をつけなかった感じです。
伝えたいことが全員に伝わるか、未消化な部分があるのではないか、そういうことを先生は仰っていました。
添削なんかしたくない、東さんが自分でやってくださいと投げ出して。
個人的にも今回の東さんの手法なりテクニックなり、やりたいことへの意欲は感じられましたが、それが成功しているかというと成功していないように感じます。
失敗しているとも明言できない感じ。
現状維持が無難な落としどころかなと思います。
梅沢さんの俳句史に残る句集作り
永世名人である梅沢さんの句です。
梅沢さんの句集に入れる俳句を、掲載決定かボツかを先生が判定します。
今年に入ってから調子の良い梅沢さん、しかし今回は「ボツ」でした。
句は、仔猫がルンバに乗っている様子、それがまるで仔猫がルンバを操っているように感じられた、そんな様子を詠まれていました。
梅沢さんがYou Tubeで仔猫がルンバに乗っている映像を観た、その様子だったかと思います。
先生がボツとした理由は「擬人化がクサい」だそう。
「操る」として仔猫を擬人化した様子が臭いと。
まぁ、子どもたちや女性たちにウケようとする、あざとさや下心のようなものが透けて見えてしまいますよね。
添削は操るのところを「乗りたがる」としていました。
状況をそのまま素直に描写して。
2021年「春光戦」決勝はいつ放送される?
2021年「春光戦」決勝はいつ放送されるのでしょうか。
次回予告を観る限り、春光戦は次週、2021年3月26日の放送になりそうでした。
3時間スペシャルとのこと。
いよいよですね、楽しみです。
おわりに
ということで、MBS『プレバト!!』の俳句コーナーのお題「家電量販店」はいまいち盛り上がりに欠けることを書いた記事でした。