ディスディスブログ

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「今宵」と「あとは」。MBS『プレバト!!』の俳句コーナーで夏井いつき先生の添削が素晴らしかったです

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『MBS(毎日放送)』の『プレバト!!』では、2021年2月11日木曜日にも俳句コーナーがありました。

俳句査定ランキングの兼題は「焼肉」。

番組を観た感想を書いています。

 

目次

 

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MBS『プレバト!!』

テレビ番組『プレバト!!』についてです。

 

www.mbs.jp

 

人気芸能人にはそもそも才能があるのか?あらゆるジャンルで抜き打ちテストを実施、その結果をランキング形式で発表する。

 

公式webサイトのディスクリプションには上記引用部のように書かれています。

あらゆるジャンルとは、今回紹介する俳句だったり、水彩画だったり、消しゴムはんこだったり、絵手紙、生花、スプレーアート、色鉛筆、などです。

中でも俳句がメインコンテンツと思われます。

 

放送時間

放送時間について。

放送は毎週木曜日の19時から20時までです。

 

出演者

出演者です。

メインの司会は「浜田雅功」さんです。

ダウンタウンの浜ちゃんですね。

 

アシスタントが毎日放送の「玉巻映美」アナウンサー。

ナレーションが「銀河万丈」さん。

 

俳句の査定員は「夏井いつき」さん。

俳句カテゴリの出演者は「梅沢富美男」さんを始め、「東国原英夫」さんや「立川志らく」さん、「中田喜子」さん、「千原ジュニア」さん、「藤本敏史」さん、「村上健志」さん、「横尾渉」さん、「千賀健永」さんなどがいます。

 

最近見始めた

実は私は『プレバト!!』を最近見始めています。

継続して観ているのは1年ほど前、2019年末くらいからでしょうか。

 

番組の存在は何年も前から知っていました。

しかし当時はどうも夏井先生の言葉の強さと荒さが受け付けないと感じてしまい、少し観ただけでそれから全く観ていませんでした。

その後、夏井先生が『NHK俳句』の選者に就任されてから、あああれはやはりエンターテインメントとして、役として演じている部分も大きいのかと思い至りました。

 

それからは夏井先生の印象が大きく変わって、ずいぶんと間が空きましたが、2019年末くらいからようやく継続して観るようになっています。

元から民放のバラエティ番組を好んでいないことも理由としては大きいでしょう。

 

俳句

『プレバト!!』の俳句カテゴリが、2021年2月11日の放送でも扱われました

今回のお題は「焼肉」です。

 

 

この回ではタレントの「森公美子」さんを始め、漫才コンビ「ミキ」の「亜生」さん、アイドルグループ「日向坂46」の「佐々木久美」さん、タレント「井手上漠」さん、モデルさんでしょうか俳優さんでしょうか「木瀬哲弥」さんが出演していました。

 

レギュラー陣では「梅沢富美男」さんとKis-My-Ft2の「北山宏光」さんが出演していました。

 

1位は佐々木さん

俳句カテゴリで今回1位を獲得したのは「佐々木久美」さんでした。

得点は「72」点でしたか。

2021年に入ってからの最高得点だとか。

 

句は、上京した春の深夜に独りでユッケジャンを食べた様子を詠まれていました。

 

先生からの添削なし。

1位、しかも今年に入ってからの最高得点。

優秀な方が参加されましたね。

今後何回か出場されて特待生にでもなったら大会にも出場されるのでしょう。

楽しみです。

 

2位は亜生さん

2位はミキの「亜生」さんでした。

70点。

こちらも優秀な点数でした。

 

句は、春まだ寒い日に独りでカウンターに座って焼肉を食べていた様子を詠まれていました。

 

梅沢さんは、「カウンター」とするなら座るのが当たり前、だから「座る」と詠まなくていいなどと言われていましたね。

俳句はご存知のとおり17音で詠みます。

17音「しか」ありません。

焼肉は季語ではなかったと思いますので季語と、今回なら焼肉要素を入れると、他の情報を入れる余裕はほとんどなくなります。

そんな音数に余裕がない中に、書かなくても伝わる言葉を入れる必要はないですね。

 

先生は添削で「座る」を消して「今宵」と入れていらっしゃいました。

「今晩だけ(は独りである)」と強調したことで、寂しさがより湧いてきます。

観ていて「なるほど」と唸った添削でした。

 

永世名人のお手本

亜生さんの句と同様に、番組唯一の永世名人である「梅沢富美男」さんの句に対しても、今回夏井先生の添削の素晴らしさが発揮されていました。

 

句は焼肉をたらふく食べ、お酒も存分に飲んだ後、締めにお店の女将さん「オモニ」が毎度出してくれる「干鱈汁」が美味しいことを詠まれていました。

 

何せ「オモニ」ですから韓国料理や韓国焼肉屋で食事をしていることもうかがえ、効率の良い言葉選びと思います。

そこはさすがの永世名人。

 

しかし夏井先生の判定は「ボツ」。

梅沢さんは最高位にいますので、現在は段位どうこうではなく、句集に載せるか否かの判断を先生はなさいます。

今回の句は句集に掲載されず、ボツとなったということですね。

 

先生が句をボツにした理由は「説明はうんざり」です。

梅沢さんは説明をする悪癖があるらしく、今回はその悪癖が出てしまったようでした。

 

先生の添削は、酒が足りたから、あとはオモニの干鱈汁だけを待つばかりだ。

そういうニュアンスの句に変えていました。

こちらも観ていて「なるほど」と唸りました。

 

「あとは」と入れることで、焼き肉もお酒も満足できている様子がわかりますし、干鱈汁が締めの品だともわかります。

さらに作り手は普段からオモニに干鱈汁を出されていることもわかりますね。

すごいです、この添削は。

 

2021年「春光戦」予選ブロック分け抽選会

今回の放送では2021年「春光戦」予選ブロック分け抽選会が行われました。

先日大会が行われたばかりだと思うのですが、もう次の大会がやって来ました。

 

dysdis.hatenablog.com

 

しかしそちらの様子は別途記事にする予定です。

書きました。

上に貼ったリンク先の記事がそれです。

 

おわりに

ということで、MBS『プレバト!!』の俳句コーナーで夏井いつき先生の添削が素晴らしかったことを書いた記事でした。

 

2021年版 夏井いつきの365日季語手帖

2021年版 夏井いつきの365日季語手帖

 

 

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