ディスディスブログ

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辛い!NHK朝ドラ『スカーレット』を観るのに覚悟が必要です。息子の武志はどうなってしまうのでしょうか?

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NHK連続テレビ小説『スカーレット』が、私が観た朝ドラにないレベルに深刻な内容で、観ることに覚悟が必要です。

 

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

目次

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朝ドラ『スカーレット』

朝の連続テレビ小説は2019年10月から『スカーレット』が始まっています。

 

www.nhk.or.jp

 

戦後まもなく、大阪から滋賀・信楽にやってきた、絵が得意な女の子。名前は川原喜美子。両親と二人の妹との暮らしは貧しく、頑張り屋の喜美子は、幼いながらも一家の働き手だった。15歳になった喜美子は、大阪の下宿屋で女中として働きはじめる。大都会での暮らしと、個性豊かな下宿の人々との出会いは、喜美子をさらに成長させる。3年後に信楽に戻った喜美子は、地元の信楽焼にひかれ、男性ばかりの陶芸の世界に飛び込む。やがて愛する男性と結婚し、息子を授かり、仕事にも家庭にもまい進する日々が始まる。相変わらずの貧乏だが、夫や息子のかたわらで、大好きな陶芸にいそしむ喜美子。だが、幸せなはずの生活は思惑どおりにはいかず、大きな波乱が彼女を待ち受けている。どんなにつらいことがあっても、陶芸への情熱は消えることがない。喜美子は自らの窯を開き、独自の信楽焼を見出していく。

 

公式webサイトの番組説明には上記引用部のように書かれています。

 

第23週「揺るぎない強さ」

2020年3月9日月曜日からの『スカーレット』は第23週「揺るぎない強さ」が放送されています。

 

喜美子(戸田恵梨香)が八郎(松下洸平)に「新しい関係を築こう」と言ってから数か月が過ぎ、時折、武志(伊藤健太郎)と3人で食卓を囲むように。穏やかな日々を過ごす喜美子は信作(林遣都)からの頼みで観光客向けの陶芸体験教室を開く。参加者からうれしい手紙をもらった喜美子は、誰もが陶芸に親しむことができる陶芸教室を開くことにする。一方、武志は亜鉛結晶を用いた作品に挑戦し、作品を完成させる。体調不良が続く武志は近くの病院で血液検査をした結果、県立病院を紹介される。県立病院を訪れた喜美子と武志は、風変わりな担当医師・大崎(稲垣吾郎)と出会い、武志は精密検査を受ける。後日、喜美子は大崎から武志が慢性骨髄性白血病で、余命は3年から5年と告げられる。ひとり悩みながらもいつもどおりに振る舞おうとする喜美子。しかし、照子(大島優子)の前では秘めていた悲しみがあふれ出し、大泣きしてしまう。

 

webサイトの「あらすじ」ページにあった先週第22週「いとおしい時間」の説明は上記引用部のように書かれています。

 

武志(伊藤健太郎)の部屋で喜美子(戸田恵梨香)は家庭医学書を発見。白血病のページに付せんがあり、武志が自らの病気に気づいていることを知る。喜美子は平静を装い、武志と話を続ける。人生を陶芸にかけようとしている武志に、喜美子は切ない思いに。同時に母として向き合う覚悟を固める。武志に余命を尋ねられ、喜美子の中で病と戦う気持ちがこみあげる。入院が1週間後に決まり、何も知らない八郎(松下洸平)がきて…

 

録画データの番組説明には上記引用部のように書かれています

2020年3月11日放送分の135話の内容です。

 

観ることに覚悟が必要

観ていて辛い。

ここまで観ていて辛い朝ドラは、私が観てきた中で初めてです。

何となくは観られない、観ることに覚悟が必要なドラマです。

 

10月スタートの朝ドラは翌年3月いっぱいで終了です。

記事作成日が2020年3月11日ですから、放送期間は残り半月ほどしかありません。

通常の朝ドラならこの頃は物語の最終盤を迎えていて、物語のピークは過ぎ、大団円に向かってほのぼのとした展開が増えている頃です。

ドラマによっては「出がらし」感すら漂っていることでしょう。

 

ところが『スカーレット』は違います。

本作ヒロインの「喜美子」自身の物語は大きな山を超えたものの、彼女の息子「武志」が大きな病にかかってしまいました。

 

ある意味自分自身が病にかかるよりも、自らお腹を痛めて産んだ子が大病を患うことの方が辛いかもしれません。

いや、私には子どもがいませんし、男なので産むことができないのであれですが。

 

先ほどは自身の物語は大きな山を超えたと書きましたが、今こそが劇中一番の山場を迎えていると言った方が適切かもしれません。

息子が大病を患っていることを知ってからは、息子に病名を告知できず一人で抱え込んだり、息子に病名を告知したり、息子と一緒に病気に立ち向かうことを決意したり、この1,2週間で大きな山がいくつも喜美子を襲っています。

 

『ひよっこ』

現在NHK総合の夕方から再放送されている、同じく朝ドラの『ひよっこ』が最近では比較的重い話だったと記憶しています。

東京に出稼ぎに行っている父親が失踪して代わりにヒロインの女の子が東京へ行って一家の家計を支え、同時に父親を捜すというあらすじを書いていくと結構な深刻さを覚えます。

しかし『ひよっこ』はコミカルな演出で描かれていて、ハッピーエンディングを迎えるであろうことが、何となく想像・期待できるドラマでした。

翻って『スカーレット』は……ハッピーエンディングを迎えそうにない雰囲気が強く漂っていますね。

 

武志の病名は?

喜美子の一人息子である武志の病名は「慢性骨髄性白血病(まんせい・こつずいせい・はっけつびょう)」です。

 

ganjoho.jp

 

『国立がん研究センター』のwebサイトの慢性骨髄性白血病のページです。

 

慢性骨髄性白血病(CML:Chronic Myelogenous Leukemia)は、造血幹細胞に異常が起こり、がん化した血液細胞が無制限に増殖することで発症します。検査値の異常として最も目立つのは白血球の増加ですが、同時に貧血や血小板数の増加などを認めることもあります。慢性骨髄性白血病は血液のがんの中でも比較的ゆっくり進行する種類の1つです。

 

ページには上記引用部のように書かれています。

 

武志も白血球の数値が高いことがわかっていましたし、劇中にも貧血を起こすシーンが何度か見られました。

 

武志の余命は?

血液のがんの中でも比較的ゆっくり進行するとあります。

担当の「大崎」医師から伝えられた武志の余命は「3年から5年」です。

 

大崎医師から初めに余命を伝えられたのは喜美子です。

病名の告知は喜美子から伝えると本人が決めていましたが、なかなか伝えることができずにいました。

135話でついに喜美子の口から武志に伝えられました。

 

病名と余命を伝えた後、喜美子は両手で武志の両頬を挟むようにし、お母ちゃんが絶対にあんたを死なせないと言っていました。

武志も母親の決意を受けて、病気と戦っていくことを決意できた様子です。

 

モデルは神山清子さん

喜美子のモデルは「神山清子(こうやま・きよこ)」さんだそうです。

 

神山 清子(こうやま きよこ、1936年8月2日[1] - )は、日本の陶芸家。滋賀県信楽を拠点にする日本の女性陶芸家の草分けで、日本国内の骨髄バンクの立ち上げにも尽力した[2][3]。

 

神山清子 - Wikipedia

 

神山清子さんのWikipediaには上記引用部のように書かれています。

 

「日本国内の骨髄バンクの立ち上げにも尽力した」

この部分がドラマの終盤を占う上で重要なテキストになりますね。

 

神山さんの息子さんも、武志と同様に慢性骨髄性白血病を患ったそうです。

神山さんの息子さんは病気にかかった後どうなったか?

それは当ブログでは書かないです。

私はWikipediaを読んでしまったので知ってしまいましたが、ネタバレを望んでいない方もいらっしゃるでしょうから書かない方が良いでしょう。

ドラマがモデルどおりに進むかどうかはわからないですですけど。

 

おわりに

ということで、朝ドラ『スカーレット』が終盤にきて深刻さを増していて、観ることに覚悟が必要になっていることを書いた記事でした。

観ていて怖いです。 

 

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