2019年12月9日に「マリー・フレデリクソン」さんが亡くなりました。
マリー・フレデリクソンさんはスウェーデンのポップ・ロックのデュオ「ロクセット (Roxette) 」のヴォーカルです。
目次
マリー・フレデリクソン死去
マリー・フレデリクソンさんが2019年12月9日に亡くなったそうです。
日本では2019年12月11日か12日にニュースで報道されていました。
「マリー・フレデリクソン (Marie Fredriksson) 」さんはスウェーデン国籍、 1958年5月30日生まれの61歳でした。
「ペール・ゲッスル (Per Håkan Gessle) 」さんと組んで、ポップロック・デュオ「ロクセット (Roxette) 」のヴォーカルを担当していました。
ペールさんも歌を歌います。
上に貼ったリンクは「ロクセット」の公式と思われるwebサイトです。
MARIE
FREDRIKSSON
1958 - 2019
Regular roxette se. will return shortly...
トップページには上記引用部のようにしか書かれていません。
死因は?
私が読んだニュースでは、マリーさんの死因は書かれていませんでした。
マリーさんは2002年に「脳腫瘍」を患っています。
手術は成功したようでしたが、このことが亡くなったことと何か関係があるのかもしれません。
ロクセットの思い出
私が「ロクセット」を知ったのは1995年か1996年くらいと思います。
流行っていた最中ではなく、それからしばらく経った段階でしょうね。
当時、私は学生でアルバイトをしていました。
人生で初めてのアルバイトで、飲食系のお店で厨房の補助と言えば良いでしょうか、そういうことをしていました。
週3〜4日シフトに入っていて、ときには学校も行かずに早朝から働いていた記憶です。
ある日、仲の良かったバイト仲間の女の子から、私の誕生日のお祝いとして贈られたプレゼントが「ロクセット」のCDでした。
画像がプレゼントで頂いたCDです。
『don't bore us get to the chorus! roxette's greatest hits』
グレイテスト・ヒッツと書かれていることから本作はベスト盤でしょう。
それまでロクセットのことは全くと言って良いほど知らない存在でした。
なのでCDを頂いたことは嬉しかったのですが、私の好みの音でなかったらその子にも申し訳ないなと思いながら受け取ったことを覚えています。
バイトを終えて家に帰ってすぐにコンポ(!)にCDをセットして再生してみました。
流れてきた曲は「june afternoon」。
一気に持っていかれましたね。
モロに好みの曲でした。
他の曲の一部はもっと良かった。
キャッチーなメロディが心に素直に届きます。
爽やかなポップロックではあるのだけれど、乾ききっておらず湿気もあって、全体に漂うセンチメンタルさも相まって、私の心をギュッとつかみました。
それからというもの家で何度も何度も繰り返し聴きました。
CDウォークマン(!)にも入れて通学時にも聴いていました。
そんなにドハマリしたにも関わらず、他のロクセット作品は購入しませんでした。
理由を自己分析をすると、他の作品を買って、プレゼントされたベスト盤より好きになってしまったら嫌だという気持ちが働いたのかもしれません。
あの子から頂いたCDが私にとっての一番の作品であり続けて欲しかったのかも。
当時はまだ純粋でしたね。
本作は今でも大のお気に入りです。
さすがに聴き始めた当時のような頻度では聴かなくなりました。
でも定期的に無性に聴きたくなっては棚から引っ張り出して聴いています。
今はiTunesに取り込んでいて、写真を撮りに外出したときなどに聴いています。
ちなみにその女の子とは付き合うことはありませんでした。
店の店長や他のバイト仲間も、私たち2人は付き合うものとばかり思っていたようです。
デートらしきものは何度かしましたけど、そこで手をつなぐことすらせず、そう遠くないタイミングでお互い別の相手と付き合っています。
お互いに恋人ができた後も仲は良かったです。
その子の彼の誕生日プレゼントで洋服を買うから、サイズ合わせとか男の意見を聞くとかするために付き合って欲しいと頼まれて買い物に付き添ったり、連絡も取り合ったりもしました。
でもいつしか疎遠になってしまいましたね。
今も元気でいてくれたらいいなぁ。
ロクセットで好きな曲
ロクセット『don't bore us get to the chorus! roxette's greatest hits』で好きな曲を選ぶは何か?
全て好きです。
……と書いてしまうと身も蓋もないですね。
本当のことですけど。
あえて1曲を選ぶとするならば、9曲目の「fading like a flower (every time you leave) 」です。
2曲目の「you don't understand me」も4曲目の「listen to your heart」も14曲目の「sleeping in my car」も15曲目の「Crash! Boom! Bang!」もとても好きなのです。
他にも良い曲があるのに、どうして「fading like a flower (every time you leave)」を選んだか。
タイトルの「fading like a flower」は「消えゆく花のように」などと訳されることが多いでしょうか。
そのまま萎(しお)れると訳すよりも消えゆくと訳した方が儚さや切なさが出て良いと感じられます。
歌詞を読むと失恋ソングと受け取れます。
けれども、マリーさんが亡くなった今回の悲しい出来事と、「消えゆく花のように」の言葉がマッチしているようで、今回はこの曲をベストに選びました。
ご冥福をお祈りします。
おわりに
ということで、ポップロック・デュオ「ロクセット」の「マリー・フレデリクソン」さんが亡くなったので哀悼の意を表す意味でも、手持ちのアルバム『don't bore us get to the chorus! roxette's greatest hits』を紹介した記事でした。
ロクセットを聴いたことがない方、聴いたことがある方も、この機会にぜひ聴いてみてください。