ディスディスブログ

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F1に衝撃的ニュース!レッドブルのガスリーがトロロッソに降格し、かわりにトロロッソのアルボンがレッドブルに昇格しました

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日本時間の2019年8月12日夜、F1関連の大きなニュースがありました。

 

「アストンマーチン・レッドブル・レーシング」のドライバー「ピエール・ガスリー」が、姉妹チームである「トロロッソ・ホンダ」に降格しトロロッソのドライバー「アレクサンダー・アルボン」がレッドブルに昇格するというものです。

 

目次

 

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ガスリーとアルボンの入れ替え

2019年8月4日、「F1 (Formula 1、エフワン) 」の2019年シーズン第12戦「ハンガリーGP」がハンガロリンクで開催されました。

決勝レースではメルセデスの「ルイス・ハミルトン」が優勝しています。

 

ハンガリーGP後、F1はサマーブレイク、要するに夏休みに入っています。

 

再開は8月末のスパ・フランコルシャンでのベルギーGPです。

 

そんな夏休みの最中、日本時間2019年8月12日の夜に大きなニュースが舞い込んできました。

 

jp.motorsport.com

 

「アストンマーチン・レッドブル・レーシング」に所属する「ピエール・ガスリー」が、姉妹チームである「トロロッソ・ホンダ」へ降格

シーズン後半戦は「ダニール・クビアト」のチームメイトになります。

 

それと同時にトロロッソに所属する「アレクサンダー・アルボン」がレッドブルへ昇格することが発表されました。

アルボンは「マックス・フェルスタッペン」のチームメイトになりました。

 

レッドブルの昇格降格劇は、2016年にダニール・クビアトとマックス・フェルスタッペンの間で起こって以来2度目と思います。

つまりベルギーGPから、レッドブルはトロロッソから昇格した2人、トロロッソはレッドブルから降格した2人のラインナップになるということ。

 

 

両チームの公式Twitterアカウントからも告知されています。

 

twitter.com

 

ホンダ・レーシングF1の公式Twitterアカウントからはリツイートがあるだけみたいです。

 

 

アルボンの公式Twitterアカウントからも。

 

twitter.com

 

ガスリーのTwitterは沈黙……そりゃそうですよね。

 

ガスリーの降格

ガスリーは1996年2月7日生まれの記事作成時点で23歳のフランス国籍です。

トロロッソ・ホンダで2018年からF1に本格参戦したドライバーで、2019年からレッドブルに昇格していました。

 

dysdis.hatenablog.com

 

ところが2019年2月に開催されたウィンターテストの、第1回2日目にガスリーはスピンからクラッシュしていました。

第1回2日目は、ガスリーにとって初めてレッドブル・ホンダのドライブを担当する日でした。

 

dysdis.hatenablog.com

 

さらにウィンターテスト第2回の3日目でもガスリーはクラッシュしていたのですね。

上にリンクを貼ったのが当時の当ブログの記事です。

記事内で私は「シーズン中にガスリーと交代という可能性が無きにしもあらずな展開に思えます」と書いていました。

それが今回的中してしまったという……的中しなくていい予言が。

 

シーズンに入ってもガスリーに関する良い情報は聞かれませんでした。

私はF1中継を観られる環境にありません。

ネットでのテキスト情報がメインの情報になります。

 

テキスト情報を見る限りに置いては、ガスリーはほとんど全ての予選・決勝でフェルスタッペンに大きく水を開けられていました。

トップチームの1つであるレッドブルに所属しているにもかかわらず、中団に埋もれることもままあったようです。

 

第11戦ドイツGPでも、やはりガスリーは中団グループを走っていて、前を走るアルボンを抜こうとして後ろから追突してクラッシュ、未完走に終わっていました。

 

このアルボンへのクラッシュ→リタイアがガスリーの降格を決定的にさせたのではないか、と私は考えています。

同士討ちは心証を悪くしますよね。

そもそもレッドブルに乗っていて中団を走っている時点で駄目なのですが……。

 

dysdis.hatenablog.com

 

第12戦ハンガリーGPでは、ガスリーのチームメイトであるマックス・フェルスタッペンは惜しくも2位に終わっていました。

フェルスタッペンが優勝できなかったことというか、メルセデスの「ルイス・ハミルトン」が優勝したことに、ガスリーが関係していると考える向きもあります。

私も上にリンクを貼った記事に書いています。

 

ハミルトンとフェルスタッペンのマッチレースになり、3位以下を大きく引き離したことで、それまで2位を走っていたハミルトンにギャンブルとも受け取れる2ストップ作戦を採る状況が生まれてしまいました。

結果的に2ストップ作戦が当たって、ハミルトンがフェルスタッペンを逆転し優勝しています。

 

ガスリーがフェルスタッペンについて行く速さを持っていれば、ハミルトンに2ストップ作戦を採用させられなかったかもしれない。

フェルスタッペンは優勝していたかもしれない、ということです。

 

フェルスタッペンに比べて遅すぎること、スピンやクラッシュが多いこと、バトルが下手(らしい)こと、これらがガスリーの降格の理由になるでしょう。

 

自信喪失状態か

実は昨年2018年のハンガリーGPでは、ガスリーはトロロッソ・ホンダに乗ってレッドブル・タグホイヤー(ルノーPU)のフェルスタッペンより速い予選タイムを出せていました。

ガスリー予選6位、フェルスタッペン予選7位。

なのでハンガロリンクに苦手意識があるとは思えません。

 

にもかかわらず、大差がつくほど遅れてしまった原因は何か?

考えるに、プレシーズンテストでのスピンクラッシュによって自信喪失状態に陥ってしまい、悪い流れを引きずったままシーズン折返し地点まで来てしまった。

そういう「メンタルの問題」が可能性として浮かんできます。

 

サマーブレイクのタイミングでガスリーをトロロッソに降格させることは、レッドブルに居ることで批判を浴び続ける状況を避けられることから、ある意味で「温情」と受け取れます。

シーズン後半を盛り返すことができるなら、失いつつある自信を取り戻せるかもしれません。

もちろん不振の原因が純粋に速さ不足の可能性もあるため、遅いままかもしれないのですが……。

降格は一つの処方箋として意味のある方法かなと私は思っています。

 

アルボンの昇格

この度レッドブル・ホンダへの昇格が決まったアレクサンダー・アルボンは、 1996年3月23日生まれの記事作成時点で23歳、出身地はイギリス(イングランド)ですがタイ国籍です。

 

アルボンは2018年まで、一つ下のカテゴリである「F2」選手権を戦っていました。

2018年シーズンは「ジョージ・ラッセル」と「ランド・ノリス」に次ぐランキング3位に入っています。

2019年は『フォーミュラE』に「ニッサン」から参戦予定だったそうです。

しかしレッドブルから声がかかって、ニッサンとの契約を解除する形でレッドブルに加入、トロロッソ・ホンダから参戦することになったと。

 

F1の2019年シーズンは、第11戦ドイツGPの6位が最高位です。

同レースではチームメイトのクビアトが3位表彰台に上がっているなど、最高成績や取得ポイントではアルボンが下回っていますけど、今回アルボンが昇格することになりました。

 

クビアトもガスリーと同じく降格組ですから、アルボンの将来性が評価されたのでしょうか。

F1ルーキーにもかかわらず、速さに定評のあるチームメイトに対して予選・決勝でよい勝負をしているようです。

リタイアしたレースがカナダGPの1回のみという安定感も、評価の対象かもしれませんね。

バトルもでき、バトルでマシンを壊さないと。

単独スピンは少し多い気もしますが……。

 

アルボンは、F2ではラッセルやノリスと戦っていて、更に下のカテゴリのGP3では現フェラーリ・ドライバー「シャルル・ルクレール」と戦っていた人です。

3人に対して遅れを取ってきたドライバーとも言えるのですが。

F2やGP3での戦いの続きがフォーミュラの最高峰であるF1で展開される、何ともロマンがあるじゃないですか。

 

おわりに

ということで、レッドブルのガスリーがトロロッソに降格し、トロロッソのアルボンがレッドブルに昇格した!! の記事でした。

 

いやぁ驚きましたね。

予感はあったものの、実際に交代劇を目の当たりにすると驚きますよ。

チーム代表の「クリチャン・ホーナー」でしたっけ、彼はつい最近までシーズン中のドライバー交代を否定していましたし。

 

ホンダ F1 優勝への軌跡 (F1速報 2019 8月 増刊)

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