「F1 (Formula 1、エフワン) 」の2019年シーズンも中盤戦を迎えています。
2019年8月2日から第12戦「ハンガリーGP」が開催されています。
日本時間の2019年8月3日、公式予選が行われ、レッドブル・ホンダの「マックス・フェルスタッペン」がF1キャリア初のポールポジションを獲得しました。
ホンダF1にとってもPU時代の初ポール獲得です。
目次
2019年のF1はつまらなかった
実は、今年のF1は特につまらないという意見が散見されていました。
今年の序盤、メルセデスが圧倒的な速さ・強さを示していたからです。
昨年から10連勝を続けていました。
確かに、走る前から結果が見えているレースほどつまらないものはないですよね。
ああやっぱりかと。
今年これほどまでに差がついた原因は、もちろんメルセデスが素晴らしいマシンを造り上げたことが1番にあるでしょう。
他チームで言えば、2018年シーズンにメルセデスに迫っていたフェラーリが昨年ほどは戦闘力を持っていなかったことが大きいでしょう。
レッドブルもPUを昨年までのルノーから、今年からホンダに変更した変更初年であることもあるでしょうか。
一部では、何故かメルセデスだけが今年版のピレリタイヤにフィットしている、という意見も聞かれましたが……この点についていくつかの憶測が飛び交っていました。
私にはよくわからないです。
レッドブル・ホンダが好調
しかし、です。
近ごろレッドブル・ホンダこと「アストン・マーチン・レッドブル・レーシング」が好調です。
ときに絶対王者を上回る速さを見せています。
始まりはオーストリア
レッドブルの好調は第9戦「オーストリアGP」から始まったと思います。
オーストリアGPで「マックス・フェルスタッペン」が今季初優勝を飾り、ホンダF1としても復帰以来初めての優勝でした。
第10戦「イギリスGP」では「ピエール・ガスリー」が4位、フェルスタッペンが5位。
第11戦「ドイツGP」ではフェルスタッペンが優勝し、今季2勝目を挙げています。
直近の3戦でレッドブルが2勝、いずれもフェルスタッペンが挙げていることになります。
好調の理由
好調の理由はレッドブルのフロントウィングなどの空力アップデートがハマったとか、ホンダが導入したPUのスペック3のゲインとか、レッドブルの地元とか、様々な要素があったのだと思います。
絶対王者のアキレス腱
レッドブルがメルセデスに肉薄し、あるいは凌駕する速さを持つようになった理由は、レッドブルの頑張りだけではないようです。
絶対王者メルセデスにも弱点がありました。
弱点とはメルセデスの「熱」対策です。
マネージング・ディレクターの「トト・ヴォルフ」が言っていたことには、そもそも今年のメルセデスのマシンには熱処理に問題を抱えていたそうです。
加えて、オーストリアGPでは比較的高所なことと、ヨーロッパに熱波が襲っていたことで、弱点がレースで明るみになったと。
オーストリアGPでは、ボッタスが3位、ハミルトンが5位に入ることがやっとでした。
レースではオーバーヒート対策のための温度管理で手一杯になり、攻撃も防御もできなかったとヴォルフは語っています。
第12戦ハンガリーGP
そうして迎えた2019年シーズンのF1第12戦「ハンガリーGP」は、第11戦ドイツGPの1週間後の2019年8月2日から開催されています。
「連戦」ですね。
ハンガリーGPはサマーブレイク前の1戦であり、ここで好結果を残して気持ちよく夏休みに入りたいと各チームが思っていることでしょう。
開催サーキットは「ハンガロリンク」です。
低速サーキットに分類され、マシンの性能差が出にくいと言われていたはず。
抜きにくいコースとしても知られ、予選の結果がより重要になります。
レッドブルにかかる期待
ドイツで今季2勝目を挙げたレッドブルのフェルスタッペンは、ドイツの勢いをそのままハンガリーに持ってくることができ、連勝に期待がかかります。
前戦ドイツGPが開催されたホッケンハイムリンクは中高速コースです。
レッドブルは高速のシルバーストーンでは優勝できなかったこともあり、ホッケンハイムでもライバルより若干劣ると見られていたと思います。
しかし、雨という不確定要素があったとは言え、事前の予想に反してドイツで勝利することができました。
レッドブルのマシンによりフィットするであろう低速なハンガロリンクでは、彼らが勝てる確率はホッケンハイムよりも高いでしょう。
ところが今年のメルセデスは特に低速コーナーで速さを発揮しているため、簡単にはいきません。
レッドブルが低速サーキットでもメルセデスを上回るパフォーマンスを発揮することができるならば、レッドブルの車体性能がメルセデスに追いつきつつあると言っても決して言い過ぎではないでしょう。
フェルスタッペンのF1キャリア初ポール
2019年8月3日、第12戦ハンガリーGPの予選が行われました。
結果は皆さんご存知のとおりです。
フェルスタッペンがコースレコードを樹立してのF1キャリア初のポールポジションを獲得しました。
動画のハイライトもありました。
F1を見られない
タイムアタック合戦で大いに盛り上がったそうですね。
「そうですね」と書いた理由は、私はF1を観戦できる環境にないからです。
貧乏なので。
ですからYahoo!のテキスト速報を見ながら、海外のwebサイトやTwitterに流れるタイムラインを見ながら、観戦(?)していました。
私など、テキストを見ているだけでワクワクドキドキでしたから、中継を観ていた方々の興奮はとんでもなかったでしょうね……羨ましいです。
これまでの苦労を思うとカタルシスが爆発しそう。
ガスリー頑張れ
フェルスタッペンの躍進の傍らで、チームメイトのガスリーは予選6番手でした。
ラップタイムもフェルスタッペンから0.8秒ほど遅れているでしょうか。
同じマシンに乗って0.8秒遅れはさすがに遅いかな……。
これまでのところイギリスGPの4位が最高で、トップ3の6人の中で唯一表彰台に上がれていないドライバーです。
ドイツでは姉妹チームの「トロロッソ・ホンダ」の「ダニール・クビアト」が表彰台に上がっているのに。
今回の予選のタイムを見ても、他の5人(フェルスタッペン、ハミルトン、ボッタス、ベッテル、ルクレール)より速さで一段も二段も劣っているように感じられます。
これだけライバルたちから遅れてしまうと、セカンドドライバーとしてフェルスタッペンの優勝をアシストするために、ライバルたちにフタをする役割すらできないでしょう。
コンストラクターズランキングでフェラーリに追いつけるかどうかも厳しい。
シーズン中のメンバー変更はないという発言を、チーム代表の「クリスチャン・ホーナー」などはしているようです。
それならば、ガスリーが頑張って速く走って、せめてセカンドドライバーとしての役割は務めていただくしかありません。
おわりに
ということで、2019年F1の第12戦ハンガリーGPで、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが初ポールポジションを獲得して興奮したの記事でした。
レースでも優勝して欲しいです。
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