『ドトールコーヒーショップ (DOUTOR) 』のコーヒー豆「マイルドブレンド」を購入しました。
飲み方や淹れて飲んだ感想などを書いています。
目次
ドトールコーヒーショップ
コーヒー豆は、これまでに私は3つのメーカーの品を試しています。
1つは『業務スーパー』の「ラグジュアリッチ」というコーヒー豆です。
「モカブレンド」と「グアテマラブレンド」と「ブラジル&コロンビア」の3種。
『南蛮屋』さんの「特上ブレンド」も、100グラムだけ購入しています。
『カルディコーヒーファーム』さんのコーヒー豆も買いました。
たまたま半額セールをしていたときにお店の前を通りかかったので、「マンデリン」と「ブラジル」と「コロンビア」をそれぞれ、ブレンドではないストレートで購入しました。
3つのブランドさんでは、『南蛮屋』さんの「特上ブレンド」が一番美味しかったです。
香りが高く、酸味が少なめ、苦味やコクといったものを強めに感じられる、私の好みの味でした。
ただ、価格に応じた味という点、いわゆるコスパでいえば、『業務スーパー』の「ラグジュアリッチ」が一番かもしれません。
1グラム1円ほどの安価なコーヒー豆にしては美味しいと感じています。
中では「ブラジル&コロンビア」が好みです。
ドトールコーヒーショップ
今回購入したお店は『ドトールコーヒーショップ (DOUTOR) 』です。
言わずもがな、全国に展開しているコーヒーショップのチェーン店です。
先週のある日、写真の撮影のために散歩をしていたところ、ドトールさんの前を通りかかりました。
その日は、ラグジュアリッチの「ブラジル&コロンビア」を使い切りそうなタイミングで、散歩がてら『業務スーパー』に寄ってラグジュアリッチを買う予定でした。
ところが、とあるドトールのお店の前を通ったときに、そういえばドトールさんでもコーヒー豆を販売しているだろうか思い、人と接することが苦手なのでドキドキでしたが、思い切ってお店に入ってみました。
すると、レジの脇にコーヒー豆が何種類も陳列されていたので、一番ベーシックな豆と思われる「マイルドブレンド」を1袋だけ手に持ち、レジへ持っていき購入しました。
購入時、豆は挽きますかと尋ねられられました。
「そっか、店で挽いてくれるサービスがあるのか」
と、思いました。
業務スーパーでばかり購入しているため、お店側で豆を挽いてくれるサービスがあること、接客の手順として尋ねられる可能性をすっかり忘れていたのです。
思い返せば、『南蛮屋』さんでも『カルディ』さんでも聞かれたかもしれない。
コーヒー屋さんでは当たり前の手順なのでしょうけど、業務スーパーばかり行っている私にとっては新鮮なやり取りでした……。
店員さんからの声かけには「そのままで結構です」と答えたつもりです。
が、自分が思っていた以上に声が出ずに、店員さんにとってはめっちゃ小声で聞こえづらかったことでしょう……申し訳ありません。
引きこもっていて、日頃人と話すことががほぼないので、いざというときにどのくらいの大きさの声を出せば良いかの感覚がつかめないです。
それでも店員さんは察して、笑顔で応対してくださいました。
感謝と申し訳無さがごちゃ混ぜです。
ありがとうございます。
ドトール「マイルドブレンド」
ドトールさんで購入したコーヒー豆「マイルドブレンド」を見てみましょう。
その前に、商品は紙袋に入れてもらいました。
「ドトール、のち、はれやか」
というキャッチコピーがいつ頃から付けられているのでしょう?
このとき気が付きました。
画像が紙袋から取り出した「マイルドブレンド」のパッケージ。
価格は870円でした。
税込みの価格です。
内容量が200グラム。
1グラムあたりの値段は4.35円ですか。
ラグジュアリッチと比べるとさすがにあれですけど、一般的には良心的なお値段かと思います。
焙煎は「中深煎り」とのこと。
ハイロースト。
焙煎の度合いは、浅煎りになるほど苦味が抑えられ酸味が強く、深煎りになるほど酸味が抑えられ苦味が強くなる傾向にあります。
標高が高く高品質の豆であれば焙煎を深くしても酸味を得られることもあるようです。
多くの豆を試した訳ではない私にとっては、まだわからない領域。
- 甘み:●●●○○
- 酸味:●●●○○
- 苦味:●●●○○
甘みと酸味と苦味は、それぞれ5段階中「3」です。
バランスの良い、万人受けを狙ったブレンドということになるでしょうか。
パッケージ背面です。
コーヒーの自然な甘み、酸味、苦味がバランスよく調和したドトールの代表的なブレンドです。
まろやかな味わいと、豊かなコク、香りがお楽しみいただけます。
パッケージには引用部のように書かれています。
味のバランスが取れていて、コクや香りもあると。
パッケージ背面で面白いと感じられる点が「挽き方」欄です。
- 極細挽:エスプレッソ
- 中細挽:メリタ
- 中挽:カリタ、サイフォン、コーヒーメーカー
- 粗挽:ハリオ
上記のように、挽き方に合わせた器具名のところに、『メリタ』と『カリタ』と『ハリオ』と書かれている点、これが面白いです。
3メーカーは「ペーパードリップ」のことを指していると受け取りました。
ドリップと抽出方法は書かずにメーカー名が書かれている点が興味深い。
豆の生産国名は「ブラジル」と「コロンビア」などです。
「など」部分が気になるぅ。
世界厳選、
日本焙煎。
豆と焙煎にこだわりがあるようです。
公式Webサイトの「マイルドブレンド」ページから、「ドトールこだわりの焙煎」を見ていくと、ドトールさんは「直火焙煎」をしていらっしゃることがわかります。
ス○タバさんのような「熱風焙煎」ではないと。
パッケージを開けて豆を取り出し、いつものように私の乾燥した手のひらに乗せてみました。
豆の大きさが一定で焙煎のムラも少ない、綺麗な豆のように感じられます。
ラグジュアリッチは豆の大きさが結構なレベルでバラバラ。
パッケージを開封したときに香りが強めに漂ってきました。
香ばしさの中に甘みも含まれているような。
淹れてみた
ドトールさんの「マイルドブレンド」を淹れてみました。
今回はペーパードリップで淹れました。
100円ショップ『Seria(セリア)』で購入した、「円すい形」のペーパーフィルターとワイヤードリッパーを使っています。
上記の記事リンクを参照してください。
方法は「4:6式」あるいは「4:6メソッド」です。
こちらも過去に記事にしています。
画像のような道具ですね。
豆は20グラムを使ったと思います。
はっきり覚えていません……。
20グラムなら、お湯は300ミリリットルです。
豆の挽き方はもっと粗くしたかったですね。
画像だと中挽きほどでしょうか。
マグは『ファイヤーキング (Fire-King) 』のヴィンテージ。
1投目後の蒸らし時の画像です。
画像を見ると豆の量は20グラムより少ない気がしますね。
10グラムかも。
お湯を投入しても豆の膨らみが少ないです。
膨らまないわけではないものの、という。
膨らまない=ガスの発生が少ない、鮮度が良くない……のでしょうか?
2投目。
ちなみに、お湯を投入するのに使っているものは、いつもの『月兎印』の「スリムポット」ではなく「ヤカン」です。
白色で、こちらもホーロー製。
2投目が終わったところ。
相変わらずあまり膨らんでいません。
3投目と4投目は省いて、5投目です。
これが最後の抽出になります。
淹れ終わり、抽出したコーヒーがサーバーに落ち、サーバーに落ちたコーヒーをマグに注いでいるところです。
キャメロットマグのステンドグラス感、たまらんです。
飲んだ感想
ドトールさんの「マイルドブレンド」を飲んだ感想です。
最初なので砂糖もミルク入れない「ブラック」で飲みました。
ペーパードリップで淹れ終わった直後のコーヒーを嗅いでみました。
香りはパッケージを開けたときほどの強さを感じません。
香りがないわけではありません。
ありますけど強くはないです。
香りの中には、香ばしさと酸味が漂います。
口に入れると、甘味も苦味も強く感じられませんでした。
酸味は感じられます。
酸味もそれほど強く感じられないですけど、甘みや苦味に比べればやや強めに感じられました。
飲み込んだ後の味の持続力、後味は少ないです。
言い換えると、サッパリしたキレの良い味と言えるでしょうか。
甘味や苦味があまりないことから、ガツンとはきません。
味のインパクトが欲しい方には物足りない味かもしれないですね。
パッケージには甘みも酸味も苦味も、5段階で「3」と表示されていました。
私の感覚では甘みが「1」、酸味が「3」、苦味が「2」ほどです。
味が全体的に弱い感じがします。
コクはあまり感じられませんでした。
私は甘味や苦味にコクを見出す傾向があるので、そういう意味でコクがあまり感じられないということ。
皆さんにはコクがあると感じられる可能性はありますので、あくまでも「私には」です。
コクは本当に難しい概念ですね。
主観・好みが入るために一様に「これがコクだ」となりませんから。
先ほど書いたように、味のインパクトには物足りなさがあります。
しかし味のバランスはよく取れていて、多くの人に飲みやすいブレンドに仕上がっていると感じました。
そういう意味で良いコーヒー豆と思います。
立ち位置
ドトールさんの「マイルドブレンド」は、ネット情報によると、お店で「ブレンドコーヒー」を注文すると出されるコーヒーと同じ豆だそうです。
お店でコーヒーを出されたとき、ブラックでそのまま飲む客もいれば、砂糖だけ入れる客も、ミルクだけ入る客も、砂糖とミルクの両方を入れる客もいるでしょう。
また、ブラックを一口飲んでから味を自分好みに整えるために砂糖やミルクを使う客もいれば、味を見ることなく砂糖やミルクを入れてしまう客も、半分ほど飲んでから味を変えるために砂糖やミルクを入れる客もいるでしょう。
入れる分量もまちまち。
客層も、ライト層からそこそな層まで考えていると思われます。
ヘビーな層はそもそもという。
そんな様々な客層や客の好みに幅広く対応しうるブレンドは何かということを考え、試行錯誤の末に出来上がったコーヒーチェーンならではのブレンド、それが「マイルドブレンド」と想像します。
素の状態、つまりブラックで飲んだときのインパクトが強すぎて、砂糖やミルクを加えたときに味が濃すぎたりクドかったりすることは避けたいから、ブラックで飲むときのインパクトは意図的に抑え気味にしているのではないでしょうか。
あえて尖らせない。
「ミラノサンド」や「ホットドッグ」、「トースト」などの軽食、「ミルフィーユ」などのデザート、それらメニューとの味のバランスも当然考えているはずです。
コーヒーの主張が強すぎると、食事に手が伸びにくくなるかもしれませんから。
そういう豆を意図して選んでいることが本当であるなら……あるならですよ?
であるなら、そういう豆に対して、例えば私の好みである「甘味や苦味や濃さ」といった意味でのコクがない、だから豆として駄目だと断ずるのは……少しばかりあれです。
チェーン店のコーヒーというドトールコーヒーショップの立ち位置を考えれば、ドトールさんの「マイルドブレンド」はむしろ、守備範囲の広い良いコーヒー豆である、と私には思えます。
マキネッタでも淹れてみた
実はこの記事を書いている途中で、『マキネッタ』でも淹れてみようと思いたち、淹れてみました。
画像がなくて恐縮です。
マイルドブレンドを「モカエキスプレス」で淹れたモカコーヒーは、ブラックで飲むと酸味よりも苦味が強めに出て、かといってコクは感じず苦いだけ、美味しいエスプレッソには感じられませんでした。
モカコーヒーは厳密にはエスプレッソとは異なるそうです。
ところが、砂糖をスプーン1杯入れて混ぜて飲んだところ、苦味と甘味が上手い具合に調和され、さらに「まろやかさ」も加わって美味しく感じられるようになりました。
アリです。
おわりに
ということで、DOUTORさんで購入したコーヒー豆「マイルドブレンド」を購入して淹れて飲んでみた感想記事でした。
私にとって高価な部類に入るので、継続購入はしにくいです。
たまになら買って味わいたいブレンドでした。
ドトールさんは、首都圏の(全国の?)そこそこの規模の駅なら、駅のそばに店舗がある印象ですから、 手に入れやすい点も大きな利点ですね。
飲みたいと思った日に手に入れやすい。