私は「ドリップ」で「コーヒー」を毎日1杯飲んでいます。2杯のときもたまにあります。
目下の悩みはハンドドリップ時に豆が膨らまないことです。
目次
ハンドドリップ流行り
今年2018年の夏辺りから突如、私の中にドリップコーヒーを始めたいという欲求が生まれました。ハンドドリップですね。
きっかけはリサイクルショップで『富士ホーロー』の「月兎印」 のスリムポットを衝動買したことでした。画像は白、私のは赤。
せっかくだから粉ではなく豆を始めようと、『業務スーパー』で「ラグジュアリッチ」というコーヒー豆を買い、『ニトリ』で手動のコーヒーミルを買い、100円ショップ『Seria(セリア)』でドリッパーとドリップペーパー、コーヒースプーン(計量スプーン)を買いました。
当初コーヒーサーバーはなく、手持ちのマグカップの上にドリッパーを乗せ、直接ドリップしたコーヒーを落としていましたね。今はサーバーがあります。
ドリップで豆が膨らまない
ところが、始めた当時から今もずっとですけど、ドリップ時にお湯を落としてもコーヒー豆が膨らまずにへこんでしまうのです。
画像のように、お湯を投入しても豆は全く膨らまず……
……お湯がサーバーに落ちると、豆は中心がへこんでしまっています。見るからに美味しくなさそう。
それでも抽出されたコーヒーがサーバーに落ちていく様子を見ているとほっこりできますし……
……飲むと美味しく感じられます。馬鹿舌なだけかもしれませんが。
以前当ブログに書いたのですが、画像のマグは『モスバーガー』で何十年も前、私が子供の頃に親がポイントを貯めて交換したもの。上記記事リンクを参照のこと。
私の長年の相棒で、ある意味『Fire King(ファイヤーキング)』『Pyrex(パイレックス)』のマグやティーカップよりも大事にしています。毎日ガンガン使って。
動画は『南蛮屋』さんのペーパードリップでのおいしいコーヒーの淹れ方動画です。
悲しいかな、私が淹れたコーヒーとは全く別物なくらい違います。お湯を投入したときのふっくらとした豆……見るからに美味しそう。
豆がドリップで膨らまない原因
ペーパードリップで淹れている時にコーヒー豆が膨らまない原因・理由は何か? それをインターネットで検索をかけたり本を読んだりして調べてみました。
コーヒー豆の鮮度の問題
調べた結果、コーヒー豆の鮮度の問題について言及されていることが最も多い印象でした。
焙煎してから時間が経ったものだとどんなに上手に淹れても膨らまないと。
先ほど書いたように、私が購入しているコーヒー豆は『業務スーパー』の「ラグジュアリッチ」というコーヒー豆です。内容量400グラムで価格360円ほど。
貧乏ですからコーヒー屋へ行って豆を購入するなど……ハードルが高い。
コーヒー豆の問題であるならば、私がラグジュアリッチを使っている限り、あのふっくら膨らんだペーパードリップを淹れることは出来ないのでしょうか。諦めるしかないのか。
私の淹れ方の問題
ペーパードリップでお湯を淹れているときにコーヒー豆が膨らまない原因が一つであると決まった訳ではありません。
私自身が原因である可能性も少なからずあるはず。
要するに淹れ方が下手。
ほんの数ヶ月前にハンドドリップを自己流で始めたばかりの人間ですから、道具や豆のせいにするより前に、自分の淹れ方に問題があると考えた方がよほど自然ですね。
ただ、淹れ方としては動画を見たり本で読んだりした方法をそのまま実践しているつもりです。つもりなだけで自分では正しい方法で淹れているかはわからず、この辺りは一朝一夕でどうこうなるものではないかもしれません。
コーヒー豆の挽き方の問題
コーヒーミルでコーヒー豆を挽いている、その豆の挽き方に問題がある可能性もあるでしょうか。
ネットを見たり本を読んだりすると、ペーパードリップの場合、挽く豆の粒度(りゅうど)は「中挽き」や「中細挽き」が良いそうです。
画像を撮り忘れていてあれですけど、私が挽くときも基本的にはその辺りの粒度を目指して挽いているつもりです。
粒度については画像や映像との比較で、このくらいかな? と見た目で判断しています。合っているかはわからず。
挽く豆の量の問題
私は1日1杯のコーヒーを飲みますから、豆も1杯分の10-12グラムを使用しています。
コーヒースプーンは『Seria』で購入。108円。
その10グラムほどの豆では豆の量が少ないのかな? とも思っています。
どんなに細く優しくお湯を淹れても、1杯分のコーヒー豆の量では豆が膨らみにくくなる可能性ですね。
これは調べたときに特に言及されていませんでしたが、個人的に気になるポイントです。実際のところどうなのでしょう?
お湯を落とす高さ・位置の問題
コーヒーポットやコーヒーケトルから豆にお湯を落とすときの高さや位置の問題もあります。
ポット(ケトル)の注ぎ口の位置、高さがドリッパーから高い位置にあると、お湯が落ちる勢いが強すぎて、お湯を受ける豆が衝撃からへこんでしまいそうです。
ネットや本では、なるべく低い位置から淹れるようにすると言っているところが幾つもありました。
豆にお湯を落とす位置は中央ですよね。ひらがなの「の」の字を描くように回し淹れていくと。
最初の蒸らし時は中心から10円玉くらいの小さめの「の」の字で周りにまでお湯を落とさず、2度目からは500円玉ほどの大きめの「の」の字を描くようにしています。これも様々な情報にあるとおりに。
ペーパーの壁に残った豆を落とすようにお湯をかけては駄目だと書かれてもいました。
そして、淹れるときの全体にかける時間は「3-4分」が目安です。案外時間が短い。
お湯の温度の問題
淹れるお湯の温度の問題もあります。
ペーパードリップにお湯を淹れる際の水温は82-83℃と書かれているところがあったり、90℃ほどと書かれているところがあったりで、これと決まっている訳ではないみたいです。
具体的な温度よりも、お湯がグツグツと煮立った状態から落ち着いたら淹れる、と捉えて良いかもしれません。
私は温度を計っていませんから、一定した水温で淹れられていないです。膨らまない原因が温度である可能性は否定できないものがあります。
温度というと、コーヒーサーバーやマグを事前に温めておくと良いと言われていて、こちらは私も毎回しています。
淹れるお湯の量の問題
抽出時に淹れるお湯の量の問題もあるでしょう。
「ドリップスケール」を私は持っていないので、お湯の量に関して私は完全に勘で淹れています。これが駄目なのかも。
ただ、お湯の量については、詳しく書かれていないところが多い印象があります。
『UCC上島珈琲』さんのWebページによれば、「蒸らしは20cc程度」「お湯を80cc→40cc→20ccと3回に分けて優しく注ぎます」とあります。具体的な体積が表示されていました。
私の手持ちには『珈琲のすべて』という本があります。この本ではお湯の量に関して「お湯を注ぐ時は最大で8分目ぐらいを目安に」と書かれていて、具体的な体積の数値はありません。
また『別冊Lightning コーヒースタイルブック』では、「勢いよく淹れずに数回に分けてゆっくり注ぐのが理想的」とだけ書かれていて、1回淹れるときのお湯の量について書かれていません。
ドリッパーの大きさやコーヒー豆の量の違いも人それぞれ違いますから、明確に何度目のお湯投入時は何cc(何ml)とは書けないのでしょう。
道具を変える選択肢
他に考えられることは道具を変える選択肢です。
注ぎ口がより細いポットやケトルにする
コーヒーポットやコーヒーケトルの注ぎ口がより細いタイプを選ぶ。
『竹井器物製作所』さんの「フィーノ コーヒードリップポット」などは、月兎印のスリムポットよりも注ぎ口が細くてより繊細なお湯を注げそうです。
他社のものを見ても、価格はだいたい2,000円前後します。
急須スキッターを取り付ける
ポットやケトルを変えるのはもったいないですしお金もかかります。
画像のような「急須スキッター」というアイテムを注ぎ口に取り付けて、お湯の線を細くすることも一つのアイデアとして持っておきたいところです。
私の手持ちのスリムポットの場合、取り付けたり外したりするときに、ホーローを傷つけてしまう危険はありそうですが……これは止めた方がよさそう。
ドリッパーをステンレスに替える
そもそもペーパードリップではなくすれば、カップ1杯分と豆の量が少なくとも膨らむのではないか? という疑問も私の中では浮上しています。ドリッパーのせいにする。
『和平フレイズ』さんの「コーヒーフィルター ステンレス」のように、ペーパーフィルターではなくステンレスフィルターでコーヒーを抽出すると、お湯が紙に吸収されないですから、豆の膨らみもより出やすくなるかもしれません(想像)。
やっぱり豆を変える
やはり豆を変えることを考慮すべきかなとも思います。
コーヒーショップに行ってその日に焙煎された新鮮なコーヒー豆を買う、あるいはコーヒーの生豆を買うことが一番良さそうですよね。
コーヒーショップに行くにしてもスーパーで豆を買うより難易度は高め。近所のスーパーマーケットなどに生豆が売られていることは多くない気がしますので、探すとなると入手難易度は若干高くなります。
私のような、人との接触が苦手な人間にとってはより高くなりますが……いや、ネットで買えば良いですか。
例えば『松屋珈琲』さんでは生豆が1,327円/kgで売られていますから、値段は決して高くないです。
当然ラグジュアリッチよりは高価ではあるものの、飲む直前に焙煎できるメリットを考えれば値段のデメリットはかき消されそう。
そういえば、2018年11月4日に放送されたテレビ東京の『モヤモヤさまぁ~ず2』では、柴又にあるエチオピアの方が経営しているカフェが紹介されていて、そのお店ではお客さん自らがフライパンで豆を煎っていました。
焙煎はフライパンでもイケるのでしょうか? 自作焙煎の情報を見ると、ザルのような編み目のあるもので焙煎しているものばかりなので、見ていて意外でした。
フライパンによる焙煎についてネットで調べると結構な数の結果がヒットしました。
おわりに
ということでコーヒーをドリップするときに豆が膨らまない問題についての記事でした。
何が原因かは全く絞ることが出来ていません。原因が一つとは限らないですしね。
新鮮な豆を入手することが一番手っ取り早い解決策のように思いますが……どうでしょう。
考えられることは今回書き出せたと思います。足りなかったら思いついたときに追記していきましょう。
思いついた改善策を片っ端から試してみます。