NHK連続テレビ小説『まんぷく』、2018年10月29日放送の第25話は終戦、それから……でした。
以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。
目次
『まんぷく』5週「信じるんです!」
朝ドラ『まんぷく』は、2018年10月29日月曜日から第5週「信じるんです!」が放送されています。
物語の舞台は昭和20年夏の大阪です。
ヒロインは「今井福子(いまい・ふくこ、演:安藤サクラ)」です。
福子は今井家の末娘です。貧しいながらも愛情をたくさん受けておおらかに育った楽天家で、食べることが大好きな人です。
「大阪東洋ホテル」のフロント係として働いていましたが、第3週のラストに萬平と結婚をし、同時にホテルを退職しました。
第4週では太平洋戦争に入って、夫と母の3人で兵庫の上郡に疎開しています。
福子の母は「今井鈴(いまい・すず、演:松坂慶子)」、福子の長姉は「咲(さき、演:内田有紀)」、次姉「克子(かつこ、演:松下奈緒)」です。
咲は年齢30歳前にして「小野塚真一(おのづか・しんいち、演:大谷亮平)」と結婚をし、名前も小野塚咲となりましたが、昭和17年春、結核を患い亡くなりました。
克子は名字が「香田」です。夫がいます。
夫は売れない芸術家・画家「香田忠彦(こうだ・ただひこ、演:要潤)」で、「タカ」と「吉乃」と「重之」と「学」の4人の子どもがいます。
家計は苦しく香田の実家から援助をしてもらっている様子。
太平洋戦争では真一と忠彦が召集されています。
福子の父は1話時点で既に他界しています。色々な物に手を出した挙げ句に亡くなったのだそう。鈴が言うには山師だったと。
福子の女学校時代からの友だちには、専門学校に通う「鹿野敏子(かの・としこ、演:松井玲奈)」とタイピストの学校に通う「池上ハナ(呉城久美)」がいて、大阪東洋ホテルの先輩でフロント係の「保科恵(ほしな・めぐみ、演:橋本マナミ)」とも仲がよくなっています。
太平洋戦争では疎開をして大阪を離れています。
福子と結婚したのは発明家「立花萬平(たちばな・まんぺい、演:長谷川博己)」です。
「たちばな工房」という店を経営していましたが、後述する加地谷が共同経営者となったことをきっかけに会社が大きくなり社名も「理創工作社(りそう・こうさくしゃ)」が変わっています。
しかし加地谷に騙され、憲兵に捕まり拷問を受けていました。その拷問の影響か、身体の不調がなかなか治らず、太平洋戦争時に二度、軍から召集を受けましたがいずれも適性検査に引っかかり家に帰されています。
萬平の周りは、萬平を裏切った会社の共同経営者「加地谷圭介(かじたに・けいすけ、演:片岡愛之助)」、萬平を評価したり捨てたりする世良商事の社長「世良勝夫(せら・かつお、演:桐谷健太)」がいます。
「たちばな工房」から萬平たちの下で働いている「竹ノ原大作(演:宮田佳典)」も。
加地谷は萬平を騙した際に憲兵の一人と結託をしていたことがバレて逃亡生活をしていて、世良と大作は太平洋戦争時に軍から召集を受け入隊していました。
咲に惚れていた歯科医「牧善之介(まき・ぜんのすけ、演:浜野謙太)」は、恵と結婚をしています。同じく福子に惚れていたホテルの調理室係「野呂幸吉(のろ・こうちき、演:藤山扇治郎)」は、牧と同様に恵に鞍替えしていましたが、軍に入隊をしている間に牧に恵を奪われてしまっています。
終戦
25話冒頭で太平洋戦争が終結していました。日本の敗戦です。
昭和20年(1945年)10月、福子と萬平と鈴、それに克子と4人の子どもたちも疎開先から大阪に戻ってきました。
福子と萬平の家、鈴の家、「理創工作社」の建物は全壊。克子たち香田の家だけは建物が無事だったので福子たちは香田の家に居候しています。
その克子の夫・忠彦と、咲の夫・真一は、終戦から2ヶ月経ってもその消息がわかっていません。
牧や恵、敏子とハナも、世良も、大作も消息がわからず。このうち何人かは亡くなっていることでしょう……。
克子の子どもたちの成長
終戦してから、克子の子どもたちを演じる俳優さんが変更されました。
疎開をしている間に成長をしたということですね。
長女の「タカ」が「岸井ゆきの」さん。岸井さんは上記Instagram参照のこと。
次女「吉乃(よしの)」が「濱田優音」さん、長男「重之(しげゆき)」が「栗田倫太郎」くん、次男「学(まなぶ)」が「西村竜直」くんです。
岸井さんは先週木曜日にNHK総合で放送されたバラエティ番組『ネーミングバラエティー 日本人のおなまえっ! 』にVTR出演していました。
そのときの日本人のおなまえっ!は『まんぷく』のスペシャルだったのです。番宣目的?
お金が必要
生きていくためにはお金が必要ということで、福子と萬平は上郡に行っていました。
萬平の「はとこ」の「井坂八重(いさか・やえ、演:竹内都子)」と、その夫「井坂権三(いさか・ごんぞう、演:石井洋祐)」ら上郡の人たちに、空襲を受けても奇跡的に残っていた「根菜切断機」や、福子と克子の着物類をお米に交換したり買ってもらったりするためです。
根菜切断機はお米に替えられましたが、着物は売ることができなかったみたいです。あまりに上等な着物だったので村では着る用事がないとか何とか八重は言っていたでしょうか。
克子と鈴は闇市へ行き、こちらでも着物を売ってお金を作っていました。
鈴は自分の着物は絶対に売らないと言っていて、今回は売られなかったかもしれません。売らないなど言っていても切羽詰ったときには生きるために売らざるを得ないでしょう。
再会
上郡に行った帰り、大阪でラーメン屋を見つけます。
そのラーメン屋には行列が出来ています。
お金は大して持っていないはずですが、戦争が激しさを増してからというものラーメンなど食べられる状況にありませんでしたから、あまりに懐かしかったのでしょう、2人で1杯のラーメンを食べることに。
2人の初デート(?)、始めて一緒に食べた食事もラーメンでしたね。
2人で交互にラーメンをすすっていると、隣りに男女の客が来て長椅子に座ります。
福子が何となしに隣りの客を見ると……その客は何と恵と牧の夫婦でした。思いがけない再会を果たしてお互いの無事を喜び合う4人です。
おわりに
第4週もそうでしたが、週明け1回目の放送は大きな場面転換が起こって、新しい環境の状況説明が多くなる流れが続いています。
今回も第5週に入った瞬間、呆気なく太平洋戦争が終わっていました。
萬平が兵士になった訳でもありませんし、比較的安全な場所に疎開をしていたこともあって、引っ張る必要もなかったのでしょう。引っ張るだけのネタがないとも言えるかも。